ホワイトニング中でもコーヒーを楽しみたい!コーヒーの影響とケア方法を紹介
コーヒーが好きな人にとっては、毎日のコーヒーが欠かせません。しかし、ホワイトニングを始めることで「コーヒーを飲んだらまた歯が黄ばむかもしれない」と不安になる方も多いことでしょう。
本記事では、ホワイトニング中にコーヒーを飲む際の注意点や、着色を最小限に抑える方法について詳しく解説します。さらに、コーヒー好きにおすすめのホワイトニングケアや便利なアイテムも紹介します。
コーヒーを諦めずに歯を美しく保ちましょう。
目 次
コーヒーが歯に与える影響とは?
コーヒーを飲む習慣があると歯が黄ばみやすいと知っている方も多いと思いますが、実際にはコーヒーが歯にどのような影響を与えるのでしょうか。コーヒーが歯に与える影響を見ていきましょう。
コーヒーによる着色のメカニズム
コーヒーには『ポリフェノール』や『タンニン』と呼ばれる成分が含まれており、この成分が歯に付着することで歯が黄ばむ原因となります。ポリフェノールとタンニンは、歯に付着しやすい特徴があり、エナメル質には細かい溝があるため、コーヒーの成分がエナメル質に入り込むことで歯の黄ばみにつながります。
そのため、コーヒーをよく飲む習慣がある人は歯が黄ばみやすいと言えるでしょう。
ホワイトニング中の歯の状態
ホワイトニングの中でも、漂白効果のあるホワイトニング薬剤を使用するオフィスホワイトニングなどは、一時的に歯の表面のペリクルがない状態を作り出すことで、歯を白くするため、直後に色の濃い飲み物や食べ物は避けるべきとされています。
また、オフィスホワイトニング以外の場合も、施術直後は食事や飲み物を避けるように伝えている場合が多い傾向にあります。特に施術後の24〜48時間はエナメル質が影響を受けやすい状態のため、口にするものに配慮することが求められるでしょう。
着色しやすい飲み物や食べ物について詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
ホワイトニング中にコーヒーを飲む際の注意点
ホワイトニング直後(24時間〜48時間)はなるべくコーヒーを飲むのは避けていただきたいですが、ある程度時間が経った後にコーヒーを楽しむには、以下の方法がおすすめです。
コーヒーの種類を見直す
コーヒーの中でもブラックコーヒーが最も色が濃く、多くの成分を含むため着色しやすい傾向にあります。歯の黄ばみを防ぎながらコーヒーを楽しむなら、ミルクが入ったカフェラテなどがおすすめです。ただし、カフェラテでもコーヒーの成分が含まれているため、黄ばみを完全に防げるわけではありません。
そのため『コーヒーを飲む=歯が色が着色しやすい』ことを理解し、コーヒーを飲むときは、可能であれば口をゆすぐ、または水を飲んで歯になるべくコーヒーの成分が付着するのを防ぐことを心がけてみましょう。
あまり神経質にならずに、定期的なホワイトニングを継続することで、コーヒーと上手に付き合っていきましょう。
飲むタイミングに配慮する
ホワイトニング直後の歯は、薬剤などの影響によって通常よりも歯が過敏になっている状態です。そのため、ホワイトニング直後に色の濃い飲み物や食べ物を口にすると、歯の黄ばみにつながります。ホワイトニング直後は、なるべく色の濃い食べ物は避けるようにしましょう。
どうしてもコーヒーを飲みたい場合は食事中に口にすることで、他の食べ物などによって歯にコーヒーの成分が付着するのを軽減できます。
飲み方の工夫
コーヒーを飲む際にはストローを使って飲むのがおすすめです。ストローを使うことで、歯の表面にコーヒーが付着するのを防ぐことが可能です。ただし、ホットコーヒーの場合はさすがにストローを使用するのは難しいため、ホットコーヒーの場合は飲んだ後に口を水でゆすぐか水を飲むようにしてみてください。
また、ストローでコーヒーを飲んだとしても、完全に防げるわけではないため、飲んだ後はなるべく口を水でゆすぐようにしましょう。
ホワイトニング中でもコーヒーを楽しむためのケア方法
ホワイトニング中にコーヒーを楽しむには適切なケアが大切です。
歯磨きの見直し
コーヒーを飲む習慣がある方は、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を取り入れましょう。普通の歯磨きでは落としきれないステインの汚れや、表面を滑らかにする役割があります。
しかし、ホワイトニングの歯磨き粉は、本来の歯より白くする効果はありません。あくまで歯に汚れを付着しにくくする補助的な役割として使用することが大切です。
デンタルケアアイテムの活用
ホワイトニング用の歯磨き粉に加えて、ホワイトニング効果のあるマウスウォッシュを利用するのもおすすめです。マウスウォッシュにはアルコール入りとアルコールなしの2種類があります。アルコール入りのものは強い刺激で除菌効果が高いものの、使用回数が多いと口の中が乾燥しやすくなる場合があります。
一方で、ノンアルコールのマウスウォッシュは、強い刺激が苦手な方や車の運転をする方におすすめの商品です。またお子様が使用する場合もノンアルコールを選択しましょう。
マウスウォッシュには他にも口臭予防や歯周病予防などの商品がありますので、自分の好みに合わせたものを選んでみてください。
定期的なホワイトニングメンテナンス
コーヒーを楽しみながら、白く美しい歯を維持するためには、定期的なホワイトニングによるメンテナンスが欠かせません。個人差はありますが、コーヒーを飲まないようにした場合でも、毎日の飲食によって少しずつ効果が薄れてしまう傾向にあります。
歯の白さを維持するためには、定期的にホワイトニングの施術をすることが大切です。ホワイトニングには歯科医院で行うオフィスホワイトニング、自宅で行うホームホワイトニング、サロンで自分で行うセルフホワイトニングなどがあります。
自分のライフスタイルに合わせたものを選ぶことで継続しやすくなり、より効果を得られるでしょう。
コーヒーが好きな方におすすめのホワイトニング方法
コーヒーを飲む習慣がある方には以下の3つのホワイトニングがおすすめです。簡単に特徴を紹介します。
- オフィスホワイトニング
- ホームホワイトニング
- セルフホワイトニング
コーヒー愛好家向けのホワイトニング選び
歯科医院でプロによるホワイトニングを受けたい場合は、オフィスホワイトニングがおすすめです。高い効果のもつホワイトニング薬剤を使用し、歯に不安がある場合でも歯科医に診てもらえる点が最大の魅力です。
ただし、オフィスホワイトニングは即効性はあるものの色戻りが早いデメリットもあります。
ホームホワイトニングは、歯科医院でマウスピースの作成とホワイトニング用の薬剤を処方してもらい、自宅でマウスピースを装着する方法です。ホームホワイトニングは忙しくて時間がない方や、長期間効果を実感したい方におすすめです。
一方で、ホームホワイトニングは効果が出るまで時間がかかる点はデメリットと言えるでしょう。
セルフホワイトニングは、サロンに通い自分でホワイトニングの施術を行う方法です。セルフホワイトニングは、自分で行うため料金がリーズナブルな点が最大のメリットです。継続的に通う必要があるホワイトニングを選ぶ際には、料金を考慮することが大切です。ただし、セルフホワイトニングは定期的に通う必要があります。
どのホワイトニングにもメリットとデメリットがありますので、自分の予算や生活リズムに合わせて選ぶことをおすすめします。
まとめ
コーヒーがホワイトニングに与える影響と、コーヒーを楽しみながらケアする方法を解説しました。コーヒーを楽しむには飲み方や、毎日のケアが大切です。ホワイトニング用の歯磨き粉などの活用や、定期的なホワイトニングを行うことで美しい歯を維持できます。
小樽歯科衛生士専門学校卒業
フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。
また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。
2023年3月〜歯科衛生士常駐のセルフホワイトニングサロン開業。
2023年3月〜Kiratt 札幌店にて独立。
・ホワイトニングサロンKiratt札幌店オーナー
・歯科衛生士歴3年目
・ホワイトニングコーディネーター資格あり