歯の黄ばみの原因はなに?黄ばみを予防する4つの習慣
第一印象は3秒で決まると言われています。
第一印象は視覚で認識され、「笑顔」「清潔感」が見られることで相手に良い印象を与えることができます。
その後、会話が始まると目線は口元に集まります。
どちらも黄ばみのない白い歯は、相手に好印象を与えられ、その後の人間関係をスムーズにしてくれます。
歯の黄ばみは「不潔」「不衛生」「老けて見える」などマイナスの印象を与えてしまいます。
歯の黄ばみだけで悪い印象を持たれては残念ですね。
黄ばみの原因と予防する習慣を知って、初対面の方に好印象を持ってもらいましょう。
黄ばみの原因は?
加齢による歯の黄ばみ
歯は表面を半透明のエナメル質が覆っており、その下にある象牙質の色が歯の本来の色に影響を与えています。
象牙質の色は、肌や髪の毛の色と同じように個人差があって、白い人もいれば少し黄みがかった色の人もいます。
加齢とともにエナメル質は徐々に薄くなり、象牙質の色が濃く見えるようになってきます。
また、象牙質の色も徐々に黄色みが強くなることも原因のひとつです。
食習慣、喫煙による歯の黄ばみ
朝や仕事の合間にコーヒーを飲んだり、食事の時はお茶を飲む方が多いと思います。
しかし、コーヒーやお茶に含まれる色素の成分は、唾液中のたんぱく質と結合して歯の表面に付着してしまいます。
この着色汚れを「ステイン」と言い、ステインが多くなると歯が黄ばんで見えるようになります。
また、喫煙によるたばこのヤニも歯を黄ばませる大きな原因のひとつです。
では、歯の黄ばみの原因となる飲食物を見てみましょう。
- コーヒーや栄養ドリンクなどのカフェインが含まれた物
- 紅茶やチョコレートなどのポリフェノールが含まれた物
- カレーやキムチなどの色の濃い物
- 玉ねぎやニンニクなどの硫黄が含まれた物
こういった飲食物が黄ばみの原因になります。とはいえすべてを避けることは難しいですね。
のちにあげる予防策で飲食物による黄ばみを防ぐことができます。
歯垢、歯石による歯の黄ばみ
どんなに毎朝毎晩きれいに歯みがきをしたつもりでも歯垢や歯石を完全に除去することはできません。
歯はとても複雑な形をしているので、どうしても磨きにくいところに歯垢や歯石が残ってしまいます。
歯垢も歯石も黄色味がかった色をしているので、溜まってくると歯が黄ばんで見えるようになります。
黄ばみを予防する4つの習慣
①飲食後早めに歯磨きする
歯の黄ばみを予防するには「ステイン」を歯に付着させないことが重要です。
飲食後にはなるべく早めに歯磨きをしましょう。
②歯磨きができないときはうがいする
外出中などですぐに歯磨きできない場合はうがいをしましょう。
着色しやすいものを飲食してもすぐにステインができるわけではありません。
飲食後にうがいをすることで口内の色素を洗い流して歯の黄ばみを予防することができます。
③ガムを噛む
ガムを噛むことで唾液の分泌が促されます。唾液は、口の中の汚れ雑菌を洗い流す働きがあります。
また、口内を潤すことで汚れが付きにくい状況を作ってくれます。
こまめにガムを噛む習慣をつけてお口の中の潤いを保ちましょう。
④歯医者さんに定期的に通う
定期的に歯医者さんへ通うことでお口の中の健康が保たれ、歯磨きで落としきれなかった歯垢や歯石を取り除くことができます。
まとめ
歯の黄ばみは加齢、食習慣や喫煙、歯垢や歯石の堆積によっておこります。
黄ばみを予防するには、飲食後の早めの歯磨き、うがい、ガム、歯医者への定期受診が有効です。
第一印象が良い方が初対面でも会話等がスムーズにすすみやすく、その後の人間関係にも良い影響を与えられます。
歯の黄ばみを防いで第一印象で好印象を与えましょう!
石川県歯科衛生士専門学校卒業
フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。
また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。
2022年2月〜Kiratt広報としてオーラルケア知識などのYoutube配信と広報活動。
2022年5月〜Kiratt 金沢鞍月店にて独立。