【歯が白くなるは嘘?】市販のホワイトのニング歯みがき粉の正体

Kirattブログタイトル 【歯が白くなるは嘘?】市販のホワイトニング歯磨き粉の正体
「市販で売られているホワイトニング歯みがき粉って、本当に歯が白くなるのかな…。磨くだけで歯が白くなるなら使ってみたい気もするけど、実際どれくらい効果があるんだろう?値段とか関係あるのかな。歯が白くなるオススメの歯みがき粉があったら教えてほしい!」

こういった疑問にお答えします。

ドラッグストアにいくと、「ホワイトニング」「美白」「歯を白くする」などの文言が書かれたパッケージの歯みがき粉を目にすることも少なくないのではないでしょうか。

最近では日本でも歯に対する意識が高まりつつあり、いろんな種類のホワイトニングを謳う歯みがき粉が出てきていますね。

実際に使ってみるとどれくらい歯が白くなるのかという効果の部分が、あなたの一番気になるポイントではないでしょうか?

歯医者さんや美容サロンでホワイトニングしなくても、自宅で毎日歯みがきをするだけで歯を白くすることができるなら、ぜひとも使ってみたいですよね。

そこで今回は、ホワイトニング歯みがき粉とはどういうものなのか、どれくらい効果があるのか、あなたが気になる疑問と合わせてお話ししていきます。

※記事は5分ほどで読み終わります。

日本には歯を白くする歯磨き粉は存在しない

歯を出して笑っている口元に歯磨き粉が乗った歯ブラシがある画像

いきなり衝撃的なタイトルからはじまりますが、結論からお伝えすると日本国内で生産されている歯みがき粉で、ホワイトニング効果のある歯みがき粉はひとつも存在しません

つまり、あなたが芸能人さんのように白くてキレイな歯をホワイトニング歯みがき粉で手にいれることは不可能であるということです。

どういうことかというと、日本では「薬事法」という法律によって、安全上の理由からホワイトニングに必須な「過酸化水素」や「過酸化尿素」を歯みがき粉のなかに入れてはならないという規制がかけられています。

この過酸化水素や過酸化尿素は、歯医者さんのホワイトニングで使われている歯そのものを白くするために必須な薬となっています。

これらの薬が歯の内側にまで浸透して歯の黄ばみの原因となる物質を破壊し、破壊された物質が無色・透明に生まれ変わることで歯が白くなる、というのがホワイトニングの原理です。

この過酸化水素や過酸化尿素が日本では歯科医師でないと取り扱ってはいけないと法律で決められているんです。

そのため、日本国内の歯みがき粉メーカーはホワイトニング効果のある歯みがき粉を販売したくてもすることができないというわけなんです。

とはいえ、ドラッグストアなどに売っている歯みがき粉をみると、パッケージに「歯を白くする」や「美白」など、磨くだけで歯が真っ白になるかのようなことが書かれていますよね。

「歯そのものを白くする効能がないのに期待だけもたせるなんて…私たち消費者を騙そうとしているの?違法ではないの?」

そんな声が聞こえてきそうですが、実は違法ではないんです。

次で詳しくお話ししますね。

効能について

歯ブラシの毛先に歯磨き粉が押し出されている画像

ホワイトニングを謳う歯みがき粉のパッケージには様々な効能が書かれていますが、それらは全て決められたルールを守っていれば記載しても良いということになっています。

日本国内においては、厚生労働省によって定められた「薬用歯みがき類製造販売承認基準」という歯みがき粉を製造する上でのルールが存在します。

この基準では、歯みがき粉に記載しても良い効果・効能が11個厳格に定められています。

項目は以下の通りです。

歯磨き粉に記載しても良い内容が書かれた画像

あなたが普段使っている歯みがき粉にも、この11個の中のどれかが必ず記載されているはずです。

本記事のテーマでもある「歯を白くする」もこの中にあることがわかりますね。

そして、この中の7個の項目に関しては国が定める薬用成分を配合していなければ、その効能を謳ってはならないとされています。

その7個は以下の通りです。

歯磨き粉の効果・効能が記載された画像

いかがでしょう?

この中に歯を白くするがありませんね。

つまり、歯を白くするという効能に関しては、薬用成分を配合していなくてもブラッシング用の歯磨き粉であればどの歯磨き粉でも謳うことができるというわけなんです。

とはいうものの「ホワイトニング」や「美白」といったキャッチフレーズを謳っている以上、全く効果が実感できないようでは購入者をガッカリさせてしまいますよね。

そのため各社メーカーは「タバコのヤニ除去」の効能に着目し、購入者に効果を実感させやすくしているわけなんです。

このタバコのヤニ除去を謳うために必要な薬用成分は主に2つあり、

  1. ポリリン酸ナトリウム
  2. ポリエチレングリコール

これらが配合されていることが多いです。

▶︎ポリリン酸ナトリウムの効能

→ステインを剥がす

→歯石沈着防止

▶︎ポリエチレングリコールの効能

→タバコのヤニを溶かす

これらは「ステイン除去剤」と呼ばれる成分であり、いずれにしても歯の表面についた汚れをキレイにするものであるため、歯そのものの色を白くするようなホワイトニング効果は一切ありません

いわゆるクリーニング効果しかないということです。

なので、いくらパッケージに魅力的な言葉が書かれていたとしても、値段が高い高級なホワイトニング歯みがき粉を買ったとしても、その正体は歯みがきの本来の目的

時代のニーズに合わせていろいろな効能を謳う歯みがき粉が次から次に登場してきますが、歯みがきの本質を見失ってはいけません。

そもそも歯みがきの本質はお口の中の細菌・プラークの除去です。

歯みがき粉自身に何でもかんでも効果や効能を期待するのは本質からズレてしまっています。

歯を白くしたいのであれば、歯を白くする方法を選択するべきです。

それは歯みがき粉の役割ではなくて、ホワイトニングの役割になります。

最短・最速で確実に効果が得られる方法が確立されているのに、どうして歯みがき粉にそれを求めてしまうのか?

「ホワイトニングはお金がかかるから、安い歯みがき粉で歯が白くなるんだったらその方がいいなぁと思って」

なんていう声もあるとは思いますが、今回の記事を読んだことでそれがいかに遠回りで、かえってお金を無駄にしかねないということに気付けたのではないでしょうか?

ただ、ホワイトニング歯みがき粉の特徴と効果を正しく理解したうえで使うようであれば、効果的にステインを除去することができますし、価値のある製品であることには間違いありません。

お茶やコーヒー、ワイン、チョコレートなど、あなたが普段口にするものに含まれているステインやタバコのヤニなどによる汚れをキレイに落とし、お口の中を清潔に保ちやすくしてくれます。

ホワイトニング歯みがき粉に過度な期待をもたず、毎日のホームケアとして利用する分には非常に有効な歯みがき粉となりますので、効能を十分に理解したうえで自分の目的にあわせて使用するようにしましょう!