ホワイトニングシートってどんなもの?効果や使い方について
こういった疑問にお答えしていきます。
手軽に歯を白くする効果が期待できる『ホワイトニングシート(テープ)』。
最近ではドラッグストアやネットショップなどでも販売されているのを見かけるようになりました。
コロナも収まりつつあり、マスクの自由化も進んだことで歯の黄ばみを意識する人が急増しています。
歯を白くする方法といえばホワイトニングを思い浮かべる人が多いかと思いますが、できればコストを抑えて歯を白くしたいところですよね。
SNSでもよく見かけるホワイトニングシートですが、使い方をまちがえると逆に歯へ負担をかけてしまう場合もあります。
そこで今回は、手軽に歯を白くする方法の1つでもあるホワイトニングシートについて解説していきます。
使い方やメリット・デメリットなど、一緒に確認していきましょう!
※記事は5分で読み終わります。
ホワイトニングシートとは
ホワイトニングシートとは、歯を白くするために使用される薄いシート状の製品です。
一般的にはプラスチックやセルロースなどの素材でできており、歯に貼りつけて使用します。
日本で販売されているホワイトニングシートには、歯の表面に付着した汚れを落とす成分や、歯の黄ばみを改善する成分などが含まれています。
ホワイトニングシートの種類
ホワイトニングシートには、いくつかの種類があります。
たとえば、薬局やドラッグストアで購入できる市販品から、オンラインで購入できる海外製品まであります。
市販品は比較的手軽に手に入れることができますが、海外製品は個人輸入となるため、輸入手続きが必要です。
また、海外製品は成分や使用方法が日本の基準と異なる場合があるため、注意が必要です。
海外の方の歯と日本人の歯は性質が異なるため、よく調べずに使用すると激痛におそわれたり、知覚過敏を引きおこしたりする場合があります。
ホワイトニングシートの使い方
ホワイトニングシートを使う前には歯磨きをし、口の中を十分にすすいで清潔にしてから使用します。
- まずシートを指で歯に押し付けて、密着させます。
- 貼り付けておく時間は各メーカーによって異なりますが、一般的には15分〜30分程度となっています。
- 使用後はシートを取りはずし、口の中をすすぎます。
一般的に1日に1回、1週間から2週間程度の使用で、ホワイトニング効果が現れることが期待されます。
ただし、製品によっては使用方法が異なる場合がありますので、必ず製品に記載されている使用方法を確認し、守ってください。
ホワイトニングシートの効果
海外製品のホワイトニングシートの場合は、漂白剤や除去剤などが含まれているため、ホワイトニングと同じような効果が期待できます。
しかし日本製のホワイトニングシートの場合は、歯の表面の汚れを効果的に取り除きやすくする成分しか含まれていないため、ホワイトニングのように真っ白い歯にすることはかなり難しいものであるといえます。
日本製のホワイトニングシートには、薬事法という法律によって漂白成分が含まれていません。
そのため、ホワイトニングをしたように真っ白くなるかと言われると、かなり難しいものであるといえます。
またホワイトニングシートの効果は一時的なものであり、長期的な効果は期待できません。
個人差が出やすいため、適切な使い方を守ることで、一時的に歯の白さを取り戻すことができます。
歯の色素沈着が強い場合や、歯の表面に傷がある場合には、トーンアップに限界があることがあります。
ホワイトニングシートのメリット
ホワイトニングシートの最大のメリットは、手軽に自宅で歯のホワイトニングができることです。
歯科医院でのホワイトニングに比べて費用が安く、時間もかかりません。
比較的歯に負担もかかりにくいため、歯の健康状態が良好な人であれば安心して使用することができます。
ホワイトニングシートのデメリット
ホワイトニングシートのデメリットとしては、まず、一時的な効果しかないことが挙げられます。
歯そのものを白くするホワイトニングとは違い、歯の表面上についた汚れのみを落としている状態になるため、一時的には効果を実感できるかもしれませんが、飲食や喫煙によって歯はまた黄ばんできます。
また、ホワイトニングシートの効果には個人差があるため、すべての人に効果があるわけではありません。
海外製品の場合は成分が強すぎる場合があるため、歯に悪影響を与えてしまう可能性があることが挙げられます
歯の色素沈着が強い場合や歯の表面が傷んでいる場合は、ホワイトニングシートでは効果が期待できないこともあります。
そして使用方法を誤ると歯茎や歯の神経にダメージを与えることがあります。
また過剰に使用したり長期間使用したりすると、歯の表面が削れたり、歯が敏感になって近く過敏を引き起こすこともあります。
さらに、すべての歯に均一に効果が現れるわけではないため、歯の色の差が生じることもあります。
また、ホワイトニングシートには、アレルギー反応を起こす可能性がある成分が含まれている場合があります。
使用前に成分表を確認し、自分がアレルギーを持っている成分が含まれていないかを確認することをおすすめします。
確実に歯を白くしたいなら
確実な効果を手に入れたい方は、歯医者さんのホワイトニングを受けることが一番おすすめです。
なるべく手軽に済ませたいからと市販品を試したとしても、日本で販売されているものは全て歯医者さんのホワイトニングのような効果は期待できません。
なかなか思ったように白くならないと色々と試しているうちに、かなりのお金をつぎ込んでしまっていたことにもなりかねません。
人からパッと見られて白いと気づかれる白さを手に入れたい方は、まずは歯医者さんに相談しましょう。
まとめ
以上のように、ホワイトニングシートは手軽に自宅で歯のホワイトニングができるため、多くの人に利用されています。
とはいえメリットばかりというわけではなく、一時的な効果しかないため長期的なホワイトニング効果を期待する場合は、歯科医院でのホワイトニング治療を検討することが必要です。
またホワイトニングシートの効果には個人差があるため、すべての人に効果があるわけではありません。
歯の色素沈着が強い場合や歯の表面が傷んでいる場合は、ホワイトニングシートでは効果が期待できないこともあります。
使用する際には適切な使い方を守り、歯の健康状態にも注意を払うようにしましょう。
万が一、歯に違和感や痛みが生じた場合は、直ちに使用を中止して歯科医院を受診することをおすすめします。
石川県歯科衛生士専門学校卒業
フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。
また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。
2022年2月〜Kiratt広報としてオーラルケア知識などのYoutube配信と広報活動。
2022年5月〜Kiratt 金沢鞍月店にて独立。