ホワイトニングにLEDはなぜ必要?歯の黄ばむ原因と歯が白くなる仕組みを解説

ホワイトニングで歯を白くする際に歯に青い光を当てているのを見たことはあるでしょうか?ホワイトニングで歯を白くする場合、歯にホワイトニング剤を塗ってLEDを照射して化学反応を利用して歯を白くすることが一般的です。

ホワイトニングを受ける際にLEDについて疑問がある方は参考にしてみてください。

歯が黄ばむ原因

私たちの歯はどうして黄ばんでしまうのでしょうか。ここでは歯が黄ばむ原因を簡単に解説します。

歯の色はエナメル質や象牙質によって決まる

歯の色はエナメル質や象牙質と呼ばれる部分で決まります。歯の表面はエナメル質を呼ばれる硬いもので覆われています。エナメル質は加齢や毎日の強い力の歯磨きなどによる摩耗によって薄くなる場合が一般的です。エナメル質は再生する機能を持たないため、一度薄くなってしまったエナメル質は元には戻りません

一方で象牙質はエナメル質の内側にあるもので、黄色っぽい色をしている場合が一般的です。ただし髪の毛や目の色、肌の色が生まれつき異なるように、エナメル質や象牙質も人によって異なります。

生まれつきエナメル質の厚みや象牙質の色も異なるため、人によっては生まれつき歯が白い人も存在します。

歯の黄ばみは加齢や生活習慣によって影響を受ける

歯の黄ばみは加齢や生活習慣によっても大きな影響を受けます。どちらも私たちには避けるのが難しいものです。歯が黄ばむ原因を理解して、白い歯を手にいれる一歩を踏み出しましょう。

年齢を重ねることで、歯磨きや食事などのさまざまな要因が重なり、エナメル質が薄くなる傾向にあります。年齢を重ねエナメル質が薄くなることで、象牙質の色が透けて見えてしまい、結果的に歯が黄ばんでいるように見えることも理由の一つです。

加齢による歯の黄ばみにはホワイトニングが有効です。ホワイトニングは大きく分けて、歯科医院のオフィスホワイトニング、自宅で行うホームホワイトニング、そして自分で行うセルフホワイトニングの3つが代表的なホワイトニングになります。

加齢による歯の黄ばみにお悩みの人は、ホワイトニングを検討してみることをおすすめします

ホワイトニングで歯を白くなる仕組み

ホワイトニング剤を歯に塗って、LEDなどの光を照射することで化学反応を起こして、歯の色に影響のあるエナメル質や象牙質を白くすることで、歯が白くなる仕組みです。

そのため、自宅での歯磨きなどでは歯の内側まで白くすることが難しいことから、歯科医院やホワイトニングサロンにて専用の機械で白くする必要があります。

歯科医院では過酸化水素と呼ばれる薬剤を使用する

歯科医院では歯を漂白する過酸化水素と呼ばれる薬剤を使用することが一般的です。過酸化水素は海外のホワイトニング用の歯磨き粉にも含まれますが、日本では厳しい規則があり、歯科医師などの免許のある専門家のみが使用できます。

海外製のホワイトニングの使用には注意が必要です。海外製のホワイトニングの歯磨き粉の注意点については下記の記事を参考にしてみてください


過酸化水素は歯を白くするために効果的な薬剤です。一方で、過酸化水素は歯に与える影響が強く、長期間の継続で歯に知覚過敏を引き起こす可能性があります。過酸化水素を使ったホワイトニングを希望する場合は、歯科医院の利用をおすすめします

最近はホワイトニング専門サロンが増えている!

以前は、ホワイトニングと言えば歯科医院だけでしたが、最近ではホワイトニング専門サロンが増えてきています。

中でもセルフホワイトニングは、自分で施術を行うためホワイトニングと比較しても、料金を抑えることが可能です。歯科医院などでホワイトニングを行う際には、自費扱いとなるため、料金が高くなる傾向にあります

ホワイトニングは継続することが何よりも大切です。そのためホワイトニングを継続がしやすく、料金を抑えられるセルフホワイトニングがおすすめです

自分できちんと施術を行えるか不安な人が多いですが、スタッフが在籍しているサロンを選ぶと手順を教えてもらえます。一人で施術を行うことが不安な人はスタッフが在籍しているホワイトニングサロンを選びましょう

ホワイトニングのLEDに関するよくある質問

ホワイトニングに使用するLEDに関する質問をまとめました。ホワイトニングを検討する際に疑問がある人は参考にしてみてください。

なぜホワイトニングにLEDを使うの?

ホワイトニング剤とLEDを併用することで、化学反応を起こし、歯の着色汚れを落とし白い歯になります。

ホワイトニング剤とLEDのどちらか一方が欠けても白い歯が手に入りません。両者を一緒に組み合わせることで、歯の内側から白い歯を目指します。

また、LEDを当てる際には直接目で光を見ないようにするためにサングラスが用意されていることが多いです。しっかり目を保護することで、目を痛める心配もありません。

ホワイトニング LED 何分?

ホワイトニングでLEDを照射する時間はサロンによって異なります。平均的な時間は8〜10分間程度が多いです。口にマウスオープナーを装着し、歯の表面にホワイトニング剤を塗り、LEDを照射する工程を2〜3回繰り返します。

ちなみにホワイトニング全体にかかる時間はホワイトニングの種類によって異なります。セルフホワイトニングの場合は、30〜40分程度の場合が多いです。

忙しい人でもあまり時間のかからないセルフホワイトニングがおすすめです。

LEDは紫外線は大丈夫?

ホワイトニングに使用するLEDの体への影響を気にする人も少なくありません。ホワイトニングに使用されるLEDは紫外線の心配はありません。

またホワイトニングに使用されるLEDの光は380nm〜500nm程度の紫外線ではない光を使用しています。ホワイトニングで使用されるLEDは人体に安心なものを使用しています。

ただし、光過敏症の体質の人はLEDを使ったホワイトニングは避けるべきです。光過敏症の人は、LEDを照射する光に対してのアレルギー反応を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。光過敏症の人は光を使用しないホワイトニングの方法を検討しましょう。

また、体質に不安がある人は事前に自分の体質に合うかどうか、医師に相談することをおすすめします。

家庭用のLEDの効果

最近ではホワイトニングのLEDも市販されています。ネットで簡単に購入できるため、ホワイトニングに行かなくても自宅でできるのは魅力的なアイテムです。

一方で、LEDの光の強さは強い方が効果が出やすいとされています。あまりに光が強いと知覚過敏が起きる可能性が高まるため注意が必要です。

自宅でできるLEDは安全面も考慮してLEDの光の強さは弱めな傾向にあります。そのため、歯科医院やホワイトニングサロンにある専門の機械と比べると、照射する光が弱めです。家庭用のLEDの場合は高い効果は期待することが難しい可能性があります。

しっかりとした効果を得たい場合には、歯科医院やホワイトニングサロンなど、ホワイトニング専門のLEDの機材がそろっている施設で行うことをおすすめします

まとめ

私たちの歯は生まれつきや生活習慣などさまざまな要因によって歯の色が異なります。

生まれつき歯が白い人も存在します。

自分の歯の黄ばみで悩む人は少なくありません。歯は自分の顔の印象を決めるものです。歯が白いことで多くのメリットがあり、顔が明るく見えたり、清潔感のある爽やかな印象を与えたりします。

また、歯が白くなることで、自分に自信がつき笑顔が増える傾向にあります。鏡を見るたびに自分の歯の黄ばみで悩んでいる人は、一度ホワイトニングを検討してみましょう。

歯について何か困りごとがありましたらKirattまでお気軽にお問合せください。

ブログ監修:山崎 明日海

小樽歯科衛生士専門学校卒業

フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。

また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。

2023年3月〜歯科衛生士常駐のセルフホワイトニングサロン開業。

2023年3月〜Kiratt 札幌店にて独立。

 

・ホワイトニングサロンKiratt札幌店オーナー
・歯科衛生士歴3年目
・ホワイトニングコーディネーター資格あり