歯の消しゴムで本当に歯が白くなるの?使用方法やメリット・デメリットを紹介

歯の消しゴムの効果
  • 歯の消しゴムで本当に歯が白くなるのか
  • どんな使い方をするのか
  • 使用する時の注意点が知りたい

歯を白くするアイテムの”歯の消しゴム”というものをご存知でしょうか?ドラッグストアなどで見かけることもあって歯の消しゴムについて知っている方もいらっしゃると思います。

当記事では、歯の消しゴムについてや、メリットとデメリット、注意点を分かりやすく解説します。歯の消しゴムを検討する際の参考にしてみてください。

歯の消しゴムってどんな物?

歯の消しゴムというのは名前の通り、消しゴムのようにして歯を擦りながら歯の表面についた着色汚れを落とすというアイテムで、見た目はペンのようになっていてペン先がシリコン製の消しゴムになっているものが多いのが特徴です。

シリコンゴムと研磨剤が含まれており、歯を擦ることにより簡単に汚れを落とすことができます。

ABS樹脂やポリスチレン、シリコンゴム、研磨剤が含まれています。商品によってはスッキリするためにハッカや虫歯の発生・予防する甘味料のキシリトールが配合した商品もあります。

歯の表面の汚れの除去するもの

コーヒーや紅茶など、普段私たちの生活で色の濃い食べ物や飲み物を口にすると知らず知らずのうちに歯が着色してしまいます。そんな着色汚れを落とす時に歯の消しゴムで歯の表面についた着色汚れを除去することができます。

歯の消しゴムの値段を調べてみましたが、歯の消しゴムは400円〜1,000円台くらいの価格の商品が相場となっているようです。

ドラッグストアやネットでも購入できることから、自分の歯の気になる部分にピンポイントで使うことができる便利な商品です。歯の消しゴムはとても便利なアイテムではありますが、虫歯や歯周病などの予防にはなりません。

歯の消しゴムで本当に歯は白くなるの?

歯の消しゴムで軽度の着色などには効果があります。

SNS上で実際に使った人の口コミなどを読んでいるとキレイになったという感想を見かけました。ただ、着色といっても人それぞれ食べるものや歯の状態が異なりますので、他の人に効果があったとしても自分の歯で必ず効果があるとは限りません。その点は購入の際にご注意ください。

軽度の歯の着色には効果はありますが、軽度ではない歯の着色汚れや本来の歯の色より白くするのは歯の消しゴムでは効果は期待できないため、その場合は歯科医院やホワイトニング専門サロンを利用するのがおすすめです。

歯の消しゴムの使い方

歯の消しゴムの使い方は以下の3つの手順です。(一般的な歯の消しゴムの使い方を説明します)

※商品によっては水に濡らして磨くだけの商品もありますので、使用の際には商品のパッケージの裏面の使用上の説明を読んでから使うようにしましょう。

  1. 歯を磨いて歯の表面の水分を取り除く
  2. 歯の気になる部分を歯の消しゴムで擦る
  3. 終わったら口の中をすすぐ

1 歯を磨いて歯の表面の水分を取り除く

まず、歯の消しゴムを使う前に歯間ブラシや歯ブラシなどを使って口の中をキレイにしましょう。

つぎに歯に水分がある状態だとうまく歯の消しゴムが使えないので、ティッシュなどを使い歯の表面の水分を取り除きます。

しばらくして歯の表面が唾液などで湿ってきた場合は再びティッシュで水分を拭き取りましょう。

2 歯の気になる部分を歯の消しゴムで優しく擦る

歯の表面の気になる部分を優しく歯の消しゴムで擦ります。この時、あまり力を入れてしまうと歯が傷ついてしまうので、注意しましょう。

歯の間などは歯の消しゴムの先端を使います。

歯茎に当たらないように注意をしながら、歯の表面を優しく擦り、着色を落とすように使います。

歯の消しゴムは歯の表面の軽い着色が汚れを取るものであり、歯磨きの代用としては使用できません。また、過度に力を入れてしまうと歯を傷つける恐れがありますので、優しく使うことを心がけましょう。

3 終わったら口の中をすすぐ

歯の消しゴムを使い終わったら口の中を水ですすぎます。そして歯の消しゴムも水洗いし、水分をきれいに拭き取ります。

過度の使用は歯を傷つけてしまう原因となりますので、月に2〜3回程度の使用にとどめておきましょう。

自宅で簡単にできる歯を白くする方法は以下の記事で詳しく説明してます。

歯の消しゴムのメリット

歯の消しゴムメリット

歯の消しゴムを使うメリットは以下のことがあげられます。

  1. 簡単に購入でき、軽い着色ならすぐに効果が現れる
  2. ピンポイントで使うことができる
  3. 歯の表面の汚れを落とすことができる

1 軽い着色ならすぐに効果が現れる

歯の消しゴムの最大の魅力は、ドラッグストアなどで購入することができるため、歯のケアのハードルが低いことです。しかも、歯の表面についた軽い着色が汚れなどはすぐに効果が現れるため、簡単に美しい歯に近づくことができます。

2 ピンポイントで使うことができる

ご自身の歯の着色や汚れの気になる部分だけに使うことができるのも歯の消しゴムの魅力のひとつです。前歯だけに使いたい!とかこの部分だけ着色していて気になる!なんていう場合にピンポイントで歯のケアができます。

3 歯の表面の汚れを落とすことができる

歯の消しゴムはシリコンで作られており、歯の消しゴムを使うことにより表面の汚れなどを落とす効果が期待できます。

シリコン素材のため、古くなったらカッターなどで先端を少しカットするとまた新しく使うことができます。

歯の消しゴムのデメリット・注意点

  1. 歯垢や歯の汚れを完全に取るのは難しい
  2. 研磨剤などが含まれているため、歯を傷つけてしまうリスクがある
  3. 歯の白さの持続時間が短い
  4. 歯の間などを歯の消しゴムでキレイにするのは難しい

1 歯垢や歯の汚れを完全に取るのは難しい

歯の消しゴムは歯の表面の汚れや着色を除去するアイテムですが、軽度なものしか除去できないため、歯垢や歯の汚れを完全に除去することは難しいです。そのため日頃の丁寧な歯磨きが大切になってきます。

さらに歯磨きと併せて定期的に歯科医院で歯垢や歯石をクリーニングすると歯の表面を美しく保つことができるでしょう。

2 研磨剤などが含まれているため、歯を傷つけてしまうリスクがある

歯の消しゴムの中には研磨剤や硬い素材で作られているものがあります。そのため、歯をきれいにしようと強く歯を擦ってしまうと知覚過敏や歯のトラブルを起こすリスクがあります。

研磨剤なしの歯の消しゴムも販売されていますが、歯の消しゴムの使用に不安がある方は使用を控え、歯科医院やホワイトニング専門サロンで歯の専門家に相談するのがよいでしょう。

3 歯の白さの持続時間が短い

歯の消しゴムは軽い汚れなどは落とすことができますが、歯科医院やホワイトニング専門サロンのような高いホワイトニングの効果はありません。

そのため、歯の消しゴムの効果は短くて数日、長くて数週間ですが、効果には個人差があります。使用の際はその点は理解した上で使うようにしましょう。

4 歯の間などを歯の消しゴムでキレイにするのは難しい

歯の消しゴムはペンタイプのものが一般的によく見かけるタイプで尖ってはいますが、歯の間をキレイに白くするのはなかなか難しいようです。

そのため、歯の間や全体を美しくするためには、歯科医院やホワイトニング専門サロンでプロの施術を受けるほうがよさそうです。

まとめ

歯の消しゴムの使い方やメリットデメリットについてご紹介しました。

ドラッグストアやネットでも安く手に入り、気軽に歯のケアができます。

気軽に使えて便利な歯の消しゴムですが、完全に汚れを除去することは難しいため、歯磨きや定期的な歯のクリーニングが重要となります。

そして、過度の使い過ぎは歯をさらに傷つけてしまいますので、歯の消しゴムは月に2〜3回くらいにとどめ、使い過ぎには注意してください。

歯の消しゴムは歯のケアの補助的な役割というのを認識し、正しく使うようにしましょう。

監修:山辺 彩香

石川県歯科衛生士専門学校卒業

フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。

また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。

2022年2月〜Kiratt広報としてオーラルケア知識などのYoutube配信と広報活動。

2022年5月〜Kiratt 金沢鞍月店にて独立。