電動ブラシにホワイトニング効果!?電動歯ブラシと手動歯ブラシ比較

電動と手動の比較

みなさんは歯を磨く時は手動歯磨き派ですか?それとも電動歯ブラシ派ですか?

最近は昔に比べ、電動歯ブラシの進化もあり使用している人が増えています。歯を磨くなら手動か電動のどちらのほうがいいのでしょうか。

今回は手動と自動歯ブラシのそれぞれの特徴と使用するメリット・デメリットを分かりやすく解説していきます。

電動歯ブラシの特徴

電動歯ブラシの特徴

電動歯ブラシは電力によって自動でヘッドが動く歯ブラシで、振動式・回転式・音波式・超音波式などがあります。

ただ歯を磨くだけでなく、舌苔をケアできる舌ブラシを一緒につける商品も出てきており、最近では電動歯ブラシを使う人が増えてきています。

最初は障害者の方に作られた電動歯ブラシですが、最近はかなり普及してきていて、安価で販売されているものから数万円の高級な電動歯ブラシまで登場しています。

電動歯ブラシの種類

電動歯ブラシは以下の4つの種類に分けられます。

  1. 振動式歯ブラシ
  2. 回転式歯ブラシ
  3. 音波歯ブラシ
  4. 超音波歯ブラシ

それぞれの電動歯ブラシの特徴を簡単に表にまとめました。

電動歯ブラシの特徴

振動式歯ブラシ

振動式歯ブラシはその名の通りヘッドの部分が振動することによって、歯を磨くことができる電動歯ブラシです。比較的安価でも手に入りやすいです。振動が優しいことから歯や歯茎への刺激を少なくしたい方におすすめです。

回転式歯ブラシ

回転式の電動歯ブラシはヘッドが丸い形をしていて、一本一本丁寧に磨きたい方向けの歯ブラシです。歯をしっかり磨いているのを強く実感でき、音波歯ブラシが苦手な人にもおすすめです。

ただし、振動式歯ブラシより力強いため、歯茎に当てると歯茎を傷める可能性があります。そして回転して歯を磨くため、他の歯ブラシに比べて歯の隙間を磨くのが難しい歯ブラシです。

音波歯ブラシ

音波で歯の汚れを落とすため、毛先が触れていない部分2mmの範囲まで汚れを落とすことができる歯ブラシです。歯の矯正をしている方にもおすすめです。歯の汚れや歯垢をしっかり落としたい方向けの歯ブラシです。

超音波歯ブラシ

超音波歯ブラシは口の中の水分を振動させて歯を磨くことができる歯ブラシです。プラークや虫歯の原因となるミュータンス菌の温床などの除去する効果が期待できます。

振動が細かいため、他の電動歯ブラシと違い手を動かして歯を磨く必要があります。ただし、手動の歯ブラシのように動かしてしまうと、超音波式の細かい振動で汚れを浮かび上がらせる効果が落ちてしまうので、止めて歯に当てたり、ゆっくり動かすように使用すると超音波の効果が期待できます。

電動歯ブラシのメリット

  1. 口の中をキレイに清掃できる
  2. 疲れにくい
  3. 歯に均等に圧がかかる

口の中をキレイに磨ける

電動歯ブラシは人間には不可能な振動の速さで磨くため、手動の歯磨きよりもキレイに磨くことができるのは大きなメリットといえるでしょう。商品の中にはヘッドを変えると部分用ヘッドになるため、歯垢除去・歯茎・舌苔など自分の用途に応じた使い方ができるため、手動歯磨きより口の中をキレイに清掃することができます。

疲れにくい

電動歯ブラシは電力の力で歯を磨くため、手動歯磨きのようにすべて自分で手を動かさなくても、歯に当てるだけで磨くことができます。年齢に関係なく使えるため、電動歯ブラシを支えることさえできれば、簡単に歯磨きをすることができます。

歯に均等に圧がかかる

どうしても手動の歯磨きだと力が入ってしまったり、力の入れ方が均等にするのは難しいです。その分、電動歯ブラシなら、歯にそっと当てるだけでどの歯も均等に磨くことができます。手動歯磨きでつい力を入れて歯磨きをしてしまう人も、電動歯ブラシなら歯に当てることだけに意識すれば、力の入れすぎも予防でき、歯を傷つけずに磨くことが可能になります。

電動歯ブラシのデメリット

  1. 充電や電池の交換が必要になる
  2. 磨き方によっては歯茎を傷つけてしまう
  3. ヘッドを交換したり、お手入れが必要
  4. 磨き残しが多くなりがち

充電や電池の交換が必要になる

電動歯ブラシや電力で動く歯ブラシのため、商品によって電池式か充電式かを選択して購入することになります。電池は交換する手間がかかりますし、充電式は充電していないと使用できません。

あまりコストがかからず、手間がかからない充電式のほうが使用しやすいでしょう。充電式を使う場合は使用後に充電する習慣さえ身についてしまえば、普通の歯ブラシのように使うことができます。

磨き方によっては歯茎を傷つけてしまう

自分の歯や歯茎に合っていなかったり、普通の歯ブラシのように力を入れてゴシゴシ磨くことによって、かえって歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。

商品によっては力が強くかかると赤いランプが点灯し、注意を促すものあります。電動歯ブラシを使う時に力を入れてしまうのが不安な方はこういった機能がついたものを選ぶのもおすすめです。

ブラシを交換について

電動ブラシのヘッドの交換時期は平均3ヶ月といわれています。これはあくまで目安になりますので、使い方によって多少の前後はあります。そのため、ヘッドブラシが開いてきたら交換するようにしましょう。

商品によってはブラシの青色の部分が白色に変わったら交換時期というものもあるようです。

詳しいブラシの交換時期は、購入した商品の説明書を参考にしてください。

電動歯ブラシの使用後のお手入れ

電動歯ブラシの使用後は水道水ですすぎ、ゴミなどを取り除き、風通しのよい場所に置き、細菌が繁殖しないようにしましょう。

湿った環境だと細菌が増加するため、自宅ではブラシホルダーから出して保管し、どうしてもブラシホルダーを使う場合は小さな穴が空いたものを使うのがおすすめです。

手動の歯ブラシも電動の歯ブラシも使用後は湿った環境のまま保管するのは避けるようにしましょう。

磨き残しが多くなりがち

電動歯ブラシは自動で振動するため、そのメリットを上手に使いこなせないと手磨きより磨き残しが増える場合があります。

手磨き以上に振動を感じるため、十分磨いたという気持ちから磨き残しが発生しやすい傾向があります。

そのため、一つ一つの歯を丁寧に磨くイメージを持ちながら歯を磨くことが大切になってきます。自分が上手く歯を磨けているか定期的な歯医者での検診で歯科衛生士さんにチェックしてもらうのもおすすめです。

最近では磨き残しをアプリでチェックできるサービスがついた商品もあるようなので、磨き残しを確認したい方は磨き残しチェックできる機能がある電動歯ブラシがおすすめです。

手動歯ブラシと電動歯ブラシの比較

ここでは手動歯ブラシと電動歯ブラシの特徴などを比較してみました。

歯ブラシの比較

手動歯磨きも電動歯ブラシもメリットとデメリットがあるので、どちらか一方しか使わないのではなく、両方を併用していくのが一番ベストな歯磨きになると思います。

電動歯ブラシの選び方

電動歯ブラシの選び方を簡単に紹介します。

  1. 4つの電動歯ブラシの種類から選ぶ
    (振動式・回転式・音波・超音波)
  2. ブランドから選ぶ
  3. 予算から選ぶ
  4. 使いたい機能があるのか

電動歯ブラシもいろんな種類がありますが、試してみないと自分に合ったものを判断するのはなかなか難しいです。振動が優しく扱いやすいものから、振動が強めの歯ブラシまであります。迷った時は振動が優しめであまり歯茎を傷つけないものを選ぶと安心ですね。

手動の歯磨きがおすすめなのはこんな人

  • 料金を安く抑えたい
  • 歯がグラグラする
  • 歯茎が弱い
  • 振動があるのが苦手

電動歯ブラシがおすすめなのはこんな人

  • 歯磨きが苦手
  • 時間がないため効率的に歯磨きしたい
  • 力を入れて歯磨きしてしまう
  • 身体的に歯磨きが難しい

電動歯ブラシにホワイトニング機能?

電動歯ブラシにはホワイトニング機能が搭載した商品もあります。ホワイトニング専用のブラシが付属していて、歯に付着したステインなどを除去しやすくなります。

電動歯ブラシのホワイトニング機能を使えば、手磨きより美しい歯を維持することが期待できます。

まとめ

今回は手磨きと電動歯ブラシのメリット・デメリットについてそれぞれの特徴をご紹介しました。

どちらも得意とする部分と苦手な部分があるため、どちらか片方しか使わないと決めるのではなく、両方使用して足りない部分を補うように使用するのが、一番理想的です。

ですが、両方使うとなるとお金や手間がかかるという方もいると思います。今回紹介したそれぞれの特徴からどちらのほうがご自分が使いやすいかを選択していただけたらと思います。

監修:山辺 彩香

石川県歯科衛生士専門学校卒業

フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。

また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。

2022年2月〜Kiratt広報としてオーラルケア知識などのYoutube配信と広報活動。

2022年5月〜Kiratt 金沢鞍月店にて独立。