歯磨き粉の使用期限っていつ?歯磨き粉を使い切る期間と気をつけたいこと

Kirattブログタイトル 使用期限っていつ?歯磨き粉を使い切る期間と気をつけたいこと
  • 歯磨き粉って使用期限ある?
  • どれくらいで劣化するの?
  • 何日くらいで使い切るのがベスト?
  • こういった疑問にお答えしていきます。

    歯磨き粉は、お口の中の健康を維持するために必要なアイテムの一つです。

    しかし、使用期限が過ぎた歯磨き粉を使用すると効果が低下するだけでなく、健康に悪影響を及ぼすこともあります。

    このあと順番に詳しく解説していきますね。

    ※記事は5分で読み終わります。

    歯磨き粉の使用期限

    歯磨き粉が歯磨き粉チューブから流れ落ちている画像

    歯磨き粉は製造日から使用可能な期限が設定されており、一般的に使用期限は約2年程度とされています。

    しかし、開封後は環境によって変化するため、期限が短くなることがあります。

    また、歯磨き粉によっては開封後1ヶ月以内に使用しなければならないものもあります。

    はっきりとした使用期限は定まっていませんが、開封後はできるだけ早く使うことをおすすめします。

    基本的に日本で製造されている歯磨き粉には品質が劣化したり変質したりするような成分は含まれていないため、使用期限が書かれていない事が多いです。

    歯磨きは毎日するものですし、お口は体の中に直接ものが入ってくる部分になりますので、安全面も考慮して開封したら半年以内には使い切ってしまうようにしましょう。

    歯磨き粉の保管方法

    歯磨き粉を効果的に保つためには、適切な保管方法が必要です。

    直射日光や高温多湿の場所に置くと、成分が分解し効果が低下することがあります。

    また、保管容器が密封性が高くない場合、空気や湿気が入り込むため、劣化が進んでしまうこともあります。

    歯磨き粉を保管する場合は、涼しい場所で直射日光を避け、密閉容器に入れて保管することがおすすめです。

    歯磨き粉の効果低下

    頭に右手を置いて目を瞑り、口を硬く閉じている女性の画像

    使用期限の過ぎた歯磨き粉は、歯磨きの効果を低下させてしまうことがあります。

    歯磨き粉の品質が低下する原因は、主に以下の3つです。

    1. 湿気や高温による劣化
    2. 殺菌剤の不足
    3. 開封後の保管方法の不適切

    ①湿気や高温による劣化

    歯磨き粉は、湿気や高温にさらされると成分が分解してしまうため、品質の低下につながります。

    ②殺菌剤の不足

    歯磨き粉に含まれる殺菌剤は、細菌やウイルスを殺菌するために使用されます。

    そのため殺菌剤の濃度が低下すると、歯磨きをした際の殺菌効果が低下する可能性があります。

    ③開封後の保管方法の不適切

    開封した歯磨き粉は、細菌やカビなどが繁殖する可能性があるため、保管方法に注意が必要です。

    先ほどもお話ししましたが、開封後は密閉容器に入れて湿気や高温を避け、風通しの良い場所で保管するようにしましょう。

    歯磨き粉の選び方

    歯ブラシを持ちながら歯磨き粉をチューブから絞り出そうとしている子供の画像

    最近ではスーパーやドラッグストアにもいろんな種類の歯磨き粉が販売されていて、「どれを選んだらいいか分からない」と悩んでしまう方も多いかと思います。

    歯磨き粉に含まれる成分によって効果や効能は変わるので、歯磨き粉を選ぶ際には自分の目的に合ったタイプのものを選ぶようにしましょう。

    ここ最近では歯周病や歯垢などの特定の問題に対応するために開発された歯磨き粉や、歯のホワイトニング効果などを謳ったものもあります。

    また、知覚過敏などがある場合には、歯磨き粉に添加されたアブラナ科の植物由来の成分が歯のエナメル質を強化するとされる「ハイドロキシアパタイト」が含まれたものを選ぶと良いでしょう。

    歯磨き粉による歯の健康に加えて、歯磨き粉の種類によっては口臭予防や口腔内の清涼感を与える効果もあります。

    歯磨き粉を選ぶ際にはパッケージをよく確認しましょう。

    また、子供向けのフッ素を配合した歯磨き粉もありますが、こちらは適切な量を使用することが大切です。

    歯磨き粉の量

    歯磨き粉を使用する際には、適切な量を使用することが大切です。

    一般的に、歯磨き粉の使用量は豆粒大程度で十分です。

    小豆1個分くらいの量を歯ブラシに取り、優しく歯肉線に沿って磨くことが推奨されています。

    歯磨き粉を多く使用すると、泡立ちが激しくなり余計に歯垢が落ちにくくなってしまいます。

    逆に、歯磨き粉を少なく使用すると効果が薄くなってしまうため、適量を心がけることが重要です。

    ただし、歯科医師や歯科衛生士からの指導がある場合には、その指示に従うことが望ましいです。

    また、歯磨き粉を使用する前には、十分に水で口内をすすぎ、口腔内の汚れをあらかた除去しておきましょう。

    それによって大きな汚れなどが洗い流されるため、歯磨きの効果を高めることができます。

    歯磨き粉は口腔内の健康を維持するために重要な役割を果たしています。

    正しい使用方法や保管方法に気を配ることが、健康被害を避けるためにも重要です。

    自分に合ったタイプの歯磨き粉を選び、適切な量を使用することで、効果的に口腔内の健康を維持していきましょう。

    歯磨きの正しいやり方

    歯磨き粉の使用方法には、歯の磨き方にも注意が必要です。

    歯磨き粉を付けたブラシを歯の表面だけでなく、内側や噛み合わせ面、舌や頬の内側など、すみずみまで磨くことが重要です。

    また、力を入れすぎると歯肉を傷めてしまうため、優しく磨くように心がけましょう。

    歯磨き粉を使用する際には、歯科医師や歯科衛生士の指導を受けることをおすすめします。

    歯磨きの正しいやり方については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ一緒にやってみてください!

    まとめ

    青色の歯ブラシとピンク色の歯ブラシの間に歯磨き粉で描かれたハートがある画像

    歯磨き粉は、口腔内の健康を維持するために必要なアイテムですが、使用期限を過ぎた歯磨き粉を使用することで健康被害を引き起こすことがあります。

    歯磨き粉の使用期限は、製造日から約2年程度とされていますが、開封後は環境によって期限が短くなるため、使用前に成分や匂い・色などを確認して、異常がないかを確認することが重要です。

    そして開封後は保管方法にも注意しましょう。

    歯磨き粉を適切に使用することで、口腔内の健康を維持することができます。

    正しい量を使用し、適切な方法で歯磨きを行い、歯磨き粉の効果を最大限に引き出しましょう。

    健康被害を避けるためにも、定期的に使用期限を確認し、異常があればすぐに使用を中止することも重要です。

    また、歯ブラシやフロスと同じように、歯磨き粉も汚れや菌が付着するため定期的な交換が必要です。

    最後に

    以上、歯磨き粉の使用期限や使用方法、注意点について解説してきました。

    口腔内の健康を維持するために、正しい歯磨き粉の使い方を実践し、定期的な交換や歯科医師の定期検診を受けるようにしましょう。

    歯科医師や歯科衛生士は、適切な歯磨き粉の選び方や使い方、口腔ケアのアドバイスをしてくれるので、積極的に相談するといいですね。

    また、歯磨き粉以外にも、口臭予防口腔ケアに役立つアイテムがあります。

    例えば、口臭の原因となる舌苔を除去する舌ブラシや、歯ブラシでは届きにくい部分をケアするインターデンタルブラシなどがあります。

    これらのアイテムを組み合わせることで、より効果的な口腔ケアができるでしょう。

    最後に、歯磨き粉は口臭や歯の黄ばみなどの問題を解決するために有効なアイテムですが、それだけに頼りすぎることは避けましょう。

    口腔内の健康を維持するためには、適切な食生活や生活習慣の改善、定期的な歯科検診やクリーニングなど、総合的な取り組みが必要です。

    歯磨き粉はその一部に過ぎませんので、口腔ケアにおいてバランスの良い取り組みを心がけるようにしましょう。

    ブログ監修:山辺 彩香

    石川県歯科衛生士専門学校卒業

    フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。

    また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。

    2022年2月〜Kiratt広報としてオーラルケア知識などのYoutube配信と広報活動。

    2022年5月〜Kiratt 金沢鞍月店にて独立。