ホワイトニングはすぐ色が戻る!?白さを維持する為のポイント
せっかくホワイトニングをして綺麗な白い歯になったのにすぐに色戻りしてしまったら
- 無駄なお金だった
- もうホワイトニングをするのはもったいないな
とさえ思ってしまうかもしれません。
残念ながら一回のホワイトニングでは一生歯の白さを維持出来るわけではありません。
ホワイトニングの種類によっては歯の白さが長く続く物もありますが、基本的にはどのホワイトニングでも色戻りはします。
しかし、歯の白さを継続させていくことも可能です!
今回は歯科衛生士として実際に働いていた際にホワイトニング後色戻りがしにくかった方の共通点をポイントとしてまとめてみました!
なぜ色戻りするの?
先ほど基本的にはどのホワイトニングでも色戻りはするとお伝えしましたが、色戻りの主な要因を2つお話しします。
まずひとつ目の要因として着色汚れが考えられます。
着色は、普段のお食事や嗜好品が原因のため完全に着色の付着を防ぐことは出来ません。
しかしお食事や生活習慣を気をつける事で色戻りを遅らせることは可能です。
他にもホワイトニングは時間が経つと色戻りしてしまうとはいえ、施術の直後に色戻りするわけではありません。
ホワイトニング直後は、歯の表面の水分が失われることで、より白く見えます。
24時間以内に歯に水分が戻ると実際にはそれほど色戻りしていなくても歯の白さに目が慣れている事で色戻りしてしまったのでは?と感じるケースもある様です。
どのくらいで色戻りするの?
必ずこの期間で色戻りするわけではありません。
生活習慣などで個人差がありますのであくまでも目安として参考にしてみてください。
オフィスホワイトニング:3〜6ヶ月
こちらは歯科医院で濃度の濃い薬剤を使用します。
自由診療になるため比較的金額は高めに設定されているところが多いです。
効果が現れるのは早いが色戻りまでの期間も早いと言われています。
ホームホワイトニング:6〜12ヶ月
こちらは歯科医院で処方された薬剤を専用のマウスピースに入れ自宅で行うホワイトニングです。
オフィスホワイトニングより薬剤の濃度は低いのですぐに白くなるというよりは、ゆっくり効果が現れて、効果の持続も長めな特徴があります。
デュアルホワイトニング:1〜2年
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用したもので費用が高いという点はありますが即効性があり、効果の持続性も長いのが特徴です。
セルフホワイトニング:3〜6ヶ月
セルフホワイトニングは専門店やサロンなどでご自身で行うホワイトニングです。価格が比較的にリーズナブルで継続しやすいのが特徴です。
Kirattオリジナルの『クリスタルホワイトニング』では確実な効果と効果が長持ちしやすいホワイトニングになっています。
色戻りを遅らせる為のポイント
1.禁煙
タバコの成分にはタールが含まれています。
このタールはネバネバとした性質を持っている為、汚れを吸着し、着色が付着しやすくなります。
禁煙が一番良いですが、だからと言ってそう簡単に禁煙することは難しいですよね。
なので本数を減らしてみたり、電子タバコへの移行も一つの手だとは思います。
電子タバコでの着色への影響は0ではありませんが、紙タバコよりは着色は付きにくいとされています。
実際に歯科医院に勤務している時にホワイトニング後の色戻りが早い傾向にある方は喫煙している方が多かったです。
2.着色しやすい食べ物・飲み物に気を付ける
着色汚れは色の濃い食べ物や飲み物に含まれる色素成分が歯の表面に蓄積されることで起こります。
そのため色の濃い食べ物や飲み物を口にする機会が多いと色戻りしやすい傾向にあります。
着色しやすい物にはこんなものがあります。
- 紅茶・緑茶・烏龍茶
- コーヒー・赤ワイン・ココア
- ブルーベリー・チョコレート・カレー・ケチャップ
などなど
ずっと色の濃い物を摂取しないのは難しいですが、特にホワイトニング直後は歯の表面を保護する役割を持つペリクルが剥がれている状態です。
その為ホワイトニング直後は通常よりも着色汚れを取り込みやすい状況になっています。
ペリクルが再生されるには24時間〜48時間かかると言われていますので最低でもホワイトニング後24時間、出来れば2日間は色の濃い食べ物・飲み物は避ける様にしましょう。
3.食後に歯磨き・うがいをする習慣をつける
着色汚れは時間が経つと歯の表面に固着していきます。一度固着すると歯磨きだけではなかなか落としきれません。
その為、食後は出来るだけ毎回歯磨きをすることをおすすめします。
ただ毎回歯磨きをするのは難しい方も多いかと思うので、その場合は口をよくゆすぐ様にし、特に寝る前の歯磨きだけでも歯を一本一本丁寧に磨くように心掛けましょう。
ホワイトニング用の歯磨き粉を使用するのもおすすめです。
歯科衛生士のワンポイント!
ホワイトニング用歯磨き粉でおすすめの成分
【ポリリン酸ナトリウム】
→着色汚れを除去し、歯の表面をコーティングすることによって汚れをつきにくくする。
【ポリエチレングリコール】
→タバコのヤニを溶かしてくれる効果があるので喫煙されている方は特にこの成分が入っている物がおすすめです。
【ハイドロキシアパタイト】
→エナメル質に近い成分で、歯の表面にある小さな傷を埋め整える効果が期待できます。
上記3つは歯の表面を傷つけることなく着色汚れを落とすために有効な成分だといわれています。
研磨剤が含まれていると歯の表面を傷つける恐れがあり、傷ついた歯の表面には着色が付きやすくなる可能性があるため使用を避ける事をおすすめします。
ホワイトニング用歯磨き粉は歯の色自体を白くするのではなく、歯の表面の着色汚れを除去してくれる役割があります。
あくまでもホワイトニングの補助的な役割と考える様にしましょう。
4.定期的な検診・ホワイトニング
歯科医院での定期検診もとても大切です。
普段の歯磨きだけでは取りきれなかった磨き残し、着色汚れのクリーニングだけではなく虫歯のチェックや歯周病のチェックなども行ってくれます。
日本人が歯を失う1番の原因は歯周病と言われているのはご存知でしたか?
歯周病はサイレントディジーズ(静かなる病気)と言われています。
自分ではなかなか進行には気付きにくく、糖尿病や脳梗塞などのリスクを高める恐れもあります。
歯科医院でお口の中の健康はもちろん、お身体の健康を守る為にも定期検診は受けるようにしましょう!v
さらに歯の色を白く保つ為に効果的なのは定期的なホワイトニングです。
施術後完全に色戻りする前にホワイトニングを繰り返すことが歯の白さを維持するためには大切です。
その為には費用なども含め、通いやすいホワイトニングを選択することが重要です。
まとめ
歯の色戻りを完全に防ぐ事はできませんが、日頃の生活習慣や定期的なメンテナンスで色戻りを遅らせ、歯の白さを維持させていくことは可能です!
Kirattでは丁寧なカウンセリングを行い、ホワイトニング後の歯のケアについてもアドバイスさせていただいております。
少しでも不安な点などございましたらスタッフにお気軽にご相談ください。
札幌歯科学院専門学校卒業
歯科医院にて5年歯科衛生士として勤務
フリーランスの歯科衛生士ライターとして、オーラルケア記事などを監修。
・ホワイトニングコーディネーター資格あり
・歯科衛生士歴8年目