FAPホワイトニングって何?特徴とメリットとデメリットを紹介
FAPホワイトニングは、歯科の分野で注目される新しいホワイトニング方法です。FAPホワイトニングは施術の痛みが少なく、効果が長続きする特徴があります。一方で、施術費用が高めであることや、定期的なケアが必要な点がデメリットです。
当記事では、FAPホワイトニングの特徴やメリット、デメリットについて詳しく紹介します。ホワイトニング選びの参考材料にしてみてください。
目 次
FAPホワイトニングとは
FAPホワイトニングは、歯を白くできるホワイトニングでありながら、虫歯予防効果がある画期的なホワイトニングです。 従来のホワイトニングの「しみる」や「色が戻る」といった課題を解決しました。FAPホワイトニングでは、フッ化アパタイトという強化カルシウム成分を、歯に塗り重ねることで、虫歯の発生を予防します。
FAPホワイトニングは、認定を受けた歯科医院のみ施術が可能です。5層にフッ化アパタイトを塗布することで、歯が強くなる効果も期待できます。歯のエナメル質を保護し、歯の表面をより健康的で美しい状態に整えることが可能です。
一方で、 FAPホワイトニングは、認定を受けた歯科医院でしか施術できないため、近くに対応できる歯科医院がない場合があるため注意が必要です。
FAPホワイトニングの特徴
FAPホワイトニングは、従来と違う特徴で注目を集めているホワイトニングです。まず第一に、他のホワイトニングに比べてしみにくいという点が挙げられます。従来のホワイトニングではしみることが多かったのですが、FAPホワイトニングは日本人の歯の特性に合わせて開発されており、しみるといった現象が抑えられるのが特徴です。
また、 FAPホワイトニングは歯の白さを長持ちさせることにも優れています。従来のホワイトニングは表面にでこぼこを作り、光の反射で白く見せていましたが、このでこぼこが汚れや着色の原因の1つです。一方で、FAPホワイトニングはフッ化アパタイト成分を重ねることで歯の表面を滑らかにし、再び汚れや着色が付きにくい効果があります。
さらにFAPホワイトニングは、虫歯になりにくくする効果も期待できます。フッ化アパタイトは歯を強化し、虫歯予防の効果があることも特徴の1つです。FAPホワイトニングは日本人の歯の特性に合わせたホワイトニングであり、歯の健康と美しさを同時に追求する方にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。
FAPホワイトニングのデメリット
FAPホワイトニングのデメリットは以下のとおりです。
- 色戻りはしにくいが、少しずつ着色汚れする
- 定期的なクリーニングは必要になる
- 1週間に1回通い、5週間続ける必要がある
FAPホワイトニングは優れた特性を持っていますが、デメリットも考慮する必要があります。まず、色戻りが従来のホワイトニングよりも抑えられていますが、日常の着色汚れは蓄積されないわけではありません。このため、定期的なクリーニングが重要です。歯科医師の推奨に従い、6カ月ごとにクリーニングを受けることをおすすめします。
また、FAPホワイトニングは、通常1週間に1回通院し、それを5週間続ける必要があります。通院回数が多い点は、忙しい方には負担に感じるかもしれません。
そのため、FAPホワイトニングを受ける際には、定期的なクリーニングの重要性を認識し、ホワイトニイング後も歯の健康を維持するために努める必要があります。クリーニングや定期的なケアを怠ると、歯の美白効果が長続きせず、期待した効果を得ることが難しくなるかもしれません。ホワイトニングの効果を最大限に引き出すためには、歯科医師のアドバイスに従い、適切なケアを行うことが重要です。
FAPホワイトニングのメリット
FAPホワイトニングのメリットは以下のとおりです。
- 一般的なホワイトニングに比べて痛みが少ない
- しみにくい
- 従来より白い歯を維持できる
FAPホワイトニングには多くのメリットがあります。まず第一に、一般的なホワイトニングに比べて痛みが少ないという点が挙げられます。従来のホワイトニングは高濃度の薬剤を使用することが一般的でしたが、FAPホワイトニングは低濃度の薬剤でも効果的に歯を白くすることが可能です。そのため、痛みが出るリスクが低くなっています。
ただし、痛みには個人差がありますので、注意してください。
さらに、従来のホワイトニングでは色戻りが早いという問題がありましたが、FAPホワイトニングではそのような心配がありません。フッ化アパタイトという成分を用いることで、歯の色を長期間白く保つことが可能です。色戻りが少なく、より長く美しい白い歯を維持できるのです。
ただし、日々の食事などで着色汚れを避けることはできません。そのため FAPホワイトニングの施術をした後でも、定期的なクリーニングは美しい歯を維持するには必要不可欠です。
FAPホワイトニングの頻度について
FAPホワイトニングの頻度は、通常1週間に1回のホワイトニングを5回継続することが基本です。そのため、基本的には5週間を要します。この周期でホワイトニングを受けることで、歯をより白く美しくする効果が期待できます。
急ぎで効果を得たい場合は、歯科医師と事前に相談し、適切なスケジュールを計画することが大切です。歯の状態や個人のニーズに合わせて、最適なホワイトニングスケジュールを立てることで、より効果的なホワイトニングを実現できます。
また、定期的なクリーニングやアフターケアも重要です。ホワイトニング後のケアや定期的な通院を怠らず、美しい白い歯を維持するための努力が必要です。ホワイトニングの目的や希望に合わせて、歯科医師との密なコミュニケーションを大切にしましょう。
FAPホワイトニングの注意点
FAPホワイトニングを含め、全てのホワイトニングには注意点があります。まず、歯の白さには個人差がありますので、施術前に歯科医師との相談が重要です。歯の色や状態を正確に把握し、適切な計画を立てることが必要です。
またFAPホワイトニングは、従来のホワイトニングよりも痛みが少ないとされていますが、個人の歯の状態によっては痛みを感じる場合もあります。施術中やその後の違和感を感じた場合は、すぐに歯科医師に相談しましょう。
さらに、矯正装置を装着している場合は、FAPホワイトニングの施術ができないことがあります。矯正装置が外した後にホワイトニングを受けることが適切ですので、歯科医師にご相談ください。
妊娠中や授乳中の方は、体への影響に関して不確定な要素がありますので、ホワイトニングの施術は避けることをおすすめします。安全性を最優先に考え、赤ちゃんや自身の健康を守るためにも、妊娠中や授乳中はホワイトニングを控えましょう。
以上の注意点を理解し、歯科医師との十分な相談を行うことで、安全かつ効果的なFAPホワイトニングを受けられます。自身の健康状態について不安や疑問がある場合は、歯科医師に相談することが大切です。
FAPホワイトニングの金額について
FAPホワイトニングの料金は、1回あたり平均で10,000円から20,000円程度です。通常は1回の施術では効果が得られないため、5回のコースで考えると平均的には50,000円から70,000円程度になります。 歯科医院でのFAPホワイトニングは料金が比較的高めであることが分かります。
ホワイトニングをコストパフォーマンス良く行いたい方には、セルフホワイトニングがおすすめです。セルフホワイトニングは歯科医院に比べて料金を抑えることが可能です。専門店やサロンによって料金は異なりますが、数千円からホワイトニングできるのが魅力と言えます。
ただし、セルフホワイトニングは専門的な医療行為ではないため、効果や安全性には個人差があります。料金だけでなく、効果やリスクも考慮しながらホワイトニング方法を選択することが大切です。
まとめ
FAPホワイトニングは歯科衛生士や歯科医師によるプロの施術を受けたい方におすすめです。特徴として、痛みが少なく、効果が長持ちすることが挙げられます。一方で、料金が高めな点がデメリットです。
料金を抑えて安心してホワイトニングを受けたい方には、Kirattのセルフホワイトニングがおすすめです。Kirattはセルフホワイトニングながら、全店舗に歯科衛生士が在籍しているため、安心して施術を受けられます。
自分のペースで通いながらも、専門家のサポートが受けられる環境は大きなメリットです。適切な方法で効果的に歯を白くしたい方にとって、Kirattのセルフホワイトニングは魅力的な選択肢と言えます。
小樽歯科衛生士専門学校卒業
フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。
また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。
2023年3月〜歯科衛生士常駐のセルフホワイトニングサロン開業。
2023年3月〜Kiratt 札幌店にて独立。
・ホワイトニングサロンKiratt札幌店オーナー
・歯科衛生士歴3年目
・ホワイトニングコーディネーター資格あり