パクチーで口臭は予防できる!?おすすめの口臭対策とは

Kirattブログタイトル パクチーで口臭は予防できる!?おすすめの口臭対策とは

パクチーで口臭を予防できるって本当?

逆に口の中に匂いが残りそうだけど大丈夫?

何だか体臭もパクチーの匂いになりそうだけど…

パクチー以外に口臭を予防できる食べ物ってある?

おすすめの口臭対策があれば教えてほしい!

こういった疑問にお答えします。

独特な香りが特徴なパクチー。

タイやベトナム料理などでよく使われ、女性に人気のイメージがありますが好き嫌いが分かれますよね。

噛み締めた時の香りがなんとも言えませんが、それが口臭の予防になるのだとか…。

かなり香りが強いので、逆にパクチー臭がするのではないかと不安にもなりますが、実際のところどうなのでしょうか?

今回はパクチーによる口臭予防についてお話ししていきます。

※記事は5分で読み終わります。

パクチーって口臭予防になるの?

パクチー葉茎と実の画像

結論からいいますと、パクチーは口臭予防になります

口臭の原因はさまざまですが、とくにパクチーは胃や腸から上がってくる口臭に対して効果を発揮します

とはいっても、パクチーの香り自体に消臭効果があるというよりは、食べて体の中に取りこむことで効果を発揮するものになります

詳しく説明しますね。

まず、胃や腸の調子が悪くなると毒素や老廃物などがたまって悪臭が発生します。

この悪臭が込み上がってくることで口臭となります。

パクチーにはデトックス作用があり、体の中から毒素や老廃物などを外へ出してくれるはたらきがあります。

それにより胃腸の調子がととのい、悪臭の原因がなくなるため口臭に効果があるというわけです。

さらに疲労回復やむくみの改善、生活習慣の予防なども期待できます。

パクチーに含まれるリナロールという匂い成分には精神安定にも効果が期待できるとアロマテラピーの精油としても使われています。

独特な香りのイメージが強いパクチーなため食わず嫌いな方も多いと思いますが、体の調子をととのえてくれるので、できれば積極的に摂取していきたいところですね。

そもそも口臭の原因って何?

自分の手に息を吹きかけている女性の画像

そもそもなぜ口臭が発生してしまうのか、原因をご存知でしょうか?

まず大前提として、24時間365日まったく口臭のない人などこの世に存在しません

口臭は通常、生きていれば誰しもに生じるものです。

口臭には大きく分けて2種類、生理的口臭病的口臭があります。

生理的口臭

生理的口臭は、日常生活を送る中で生じる口臭のことです。

生理的口臭の原因は主に4つあります。

  1. 舌苔(ぜったい)
  2. 唾液不足によるお口の乾燥
  3. ホルモンの変調
  4. 嗜好物・飲食物

この中でも舌苔対策がもっとも重要度が高く、きちんとケアすることで抜群な効果を発揮します。

舌苔とは舌についた白っぽい汚れのことで、お口の中の剥がれた粘膜や食べ物のカスなどのタンパク質、そして細菌の塊です。

細菌がタンパク質を分解するとガスが生じます。

実はこのガスがとっても臭いんです

日本の口臭患者の6割が舌苔が原因で口臭を生じているといわれています。

臭いの正体は細菌が出すガスです。

これらは揮発性硫黄化合物と言って、卵や魚が腐ったような匂いや生ゴミのような匂いなどを発生させます。

舌苔対策には舌みがきが非常に有効です。

舌に汚れがたまることで起こる口臭なので、舌をみがけば改善できます。

舌ブラシやヘラを活用してもいいですし、普段使っている歯ブラシを使っても大丈夫です。

ただあまり強くこすりすぎると味を感じとる細胞を傷つけてしまう恐れがあるので、舌をなでるように優しくブラッシングしましょう。

食べ物で口臭予防を気にかけるのも大事ですが、ケアすることで改善されることが多いのでぜひ試してみてください。

病的口臭

病的口臭は、何かの病気があり、その病気が原因で口臭が生じているものになります。

そのため、基本的にはその病気に対しての治療が必要です。

病的口臭には2種類あります。

口の中に原因があるもの

  • 歯周病
  • 虫歯
  • 口内炎
  • 悪性腫瘍(がん)など

全身に原因があるもの

  • 糖尿病(アセトン臭)
  • 肝疾患(アミン臭)
  • 尿毒症(アンモニア臭)

などが知られています。

いずれにしても専門家による治療が必要な場合が多いです。

自分で悩みこまずに早め早めにお医者さんに相談しましょう。

口臭予防効果のある食べ物

ボウルにたくさんのカットフルーツが盛られている画像

リンゴ

リンゴにはリンゴポリフェノールという成分が含まれています。

リンゴポリフェノールには口臭の原因となる臭い成分が発生するのを抑えてくれるはたらきがあります。

先ほどもお話しした通り、食べ物を食べるとお口の中の細菌がタンパク質を分解し、口臭の原因となるガスを発生させます。

このガスが発生するのをリンゴポリフェノールが抑えてくれるというわけです。

それによって口臭を抑えることができ、結果として消臭効果に繋がるということになります。

また、リンゴは丸かじりすることで歯の表面についた汚れを落としてくれるという効果もあります。

よく噛んで食べることによって唾液の分泌も促してくれれるため、お口の中の環境もととのえてくれます。

レモン

レモンにはクエン酸という成分が多く含まれています。

クエン酸には殺菌作用があり、お口の中の細菌を除去する効果があります。

お口の中の細菌は、お口が乾いているときにいちばん増殖しやすくなるため、唾液の分泌量によって増殖具合は変わります。

年齢やストレス、ホルモンバランスの変化などによって唾液の分泌量は日々変わります。

体調を崩している時や空気が乾燥している時はとくに口臭の原因となる細菌が増殖しやすい傾向にあるので、はちみつレモンなどで栄養を補給しつつ唾液の分泌も促してみてください。

パイナップル

パイナップルにはタンパク質を分解する酵素が多く含まれています。

舌には細菌や唾液の成分、食べ物のカスなどがたまりやすく、これらが溜まることで口臭の原因となります。

これらはタンパク質の塊であるため、パイナップルを食べることによって取り除くことができます。

しかしタンパク質を分解する酵素は熱に弱いため、60度以上になると酵素の力が失われてしまいます。

そのため加熱処理をしている缶詰だと、酵素の力が失われている状態になっているので食べても意味がありません。

口臭を抑えたいのであれば、生のパイナップルを食べることをおすすめします。

オレンジ

オレンジはパクチーと同じように胃から湧き上がってくる臭いに対して効果的です。

オレンジにもデトックス効果があるため、胃腸をキレイにし消化しやすい環境にととのえてくれます。

またオレンジに含まれるビタミンCにも口臭を予防する効果があります。

まとめ

口臭は誰にでもありますし、多くの人が悩みを抱えています。

食べ物でも対策することはできますが、口臭に絶大な効果を発揮するのは舌みがきです!

まずはすぐにできるケアから試してみて、それでも改善されず口臭が気になる場合は歯医者さんに相談しましょう。

ブログ監修:山辺 彩香

石川県歯科衛生士専門学校卒業

フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。

また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。

2022年2月〜Kiratt広報としてオーラルケア知識などのYoutube配信と広報活動。

2022年5月〜Kiratt 金沢鞍月店にて独立。