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  • 歯磨きする時に『おえっ』てなるのは何故?えずくのを抑える方法

    歯磨きする時に『おえっ』てなるのは何故?えずくのを抑える方法

    • 歯磨きの時に『おえっ』て、えずいちゃう…
    • えずく理由は何?
    • おえってならない方法があれば欲しい!

    こういった疑問にお答えしていきます。

    歯磨きをしている時やうがいをする時に『おえっ』ってえずいてしまうこと、ありますよね。

    何となくおじさんや年齢を重ねている人がなりやすいイメージをもっている方が多いですが、この『えずく』という現象は年齢関係なく誰にでも起こりえます

    えずくと苦しいですし、歯磨きをしてスッキリさせたいはずなのに逆に気持ち悪くなって嫌な思いをしてしまいますよね。

    今回の記事では何故えずいてしまうのか、また歯磨きやうがいの時におえってならないようにする方法を解説していきますので一緒に確認していきましょう!

    ※記事は5分で読み終わります。

    歯磨きの時にえずくのは反射

    歯磨きをしている女性の画像

    歯磨きの時におえっとえずくのは嘔吐反射と呼ばれるものです。

    嘔吐反射とは、胃や食道、口腔内に異物や刺激物が入ったときに、身体が異物を追いだそうとする反射です。

    この反射は、生命維持のために必要な反射であり、口から異物を取り除くことで、消化器官を保護するはたらきがあります。

    ただし、嘔吐反射が思いもよらないタイミングで発生したり、過剰な場合は身体に悪影響を与えてしまうことがあります。

    程度には個人差がありますが、反応が強すぎる人は歯磨きだけでなく、歯医者さんの治療で口の中に器具を入れただけでも嘔吐反射がでる人もいます。

    1万人以上を対象としたある調査によると、歯の治療をためらっている人の8.2%のが嘔吐反射が理由だと報告されているほど、決して珍しくはないものといわれています。

    年齢で言うと、意外にも20~30代がもっとも多いと言われており、女性よりも男性の方に多くみられます。

    嘔吐反射が起こる原因

    首を傾げて斜め上を見ている女性の画像

    歯磨きのときに嘔吐反射がおこる理由は、いくつか考えられます。

    ①喉の奥の刺激

    歯磨きをすると、歯ブラシが喉の奥に届き、喉の粘膜を刺激することがあります。

    この刺激によって嘔吐反射が引き起こされます。

    ②味や臭いによる嫌悪感

    歯磨き粉の味や臭いによって、嫌悪感を感じることがあります。

    この場合も嘔吐反射が起こることがあります。

    ③気持ち悪い感覚

    歯ブラシの動きや、歯磨きをした際に口の中が泡でいっぱいになることが異物感につながり、この感覚が嘔吐反射を引き起こすことがあります。

    ④悪い姿勢

    姿勢による影響をうける場合もあります。

    歯磨きをする時に、上体を前に傾けている場合、胃の圧力が上がり、嘔吐反射を引き起こすことがあります。

    ⑤心理的な要因

    過去に歯磨きをすることで苦痛な体験をした場合、そのトラウマが残っていることがあります。

    それによって強い不安や恐怖心が芽生え、歯磨きをすることで過去の体験を思い出し、嘔吐反射が起こることがあります。

    また、もともと喉が狭い方や普段から口呼吸をしてしまっている方なども嘔吐反射を起こしやすい傾向にあります。

    嘔吐反射を防ぐ方法

    水の入ったコップを持ち、口の中に水を含んでいる女性の画像

    あまりに何度もえずいてしまう人は、一度歯科クリニックに相談することをおすすめします。

    歯磨きをするたびに毎回繰り返してしまうようでは、体にとっても大きな負担になりますし、体調を悪化させる原因にもなります。

    何より落ち着いて歯磨きできないですし、そうなると磨き残しによる虫歯や歯周病など、他病気にもつながる可能性があります

    以下に嘔吐反射を防ぐ方法をご紹介しますが、改善されない場合は早めに歯科医師に相談しましょう。

    ①歯ブラシを小刻みに動かしてブラッシングする

    歯ブラシを大きく動かすと喉の奥の方まで歯ブラシが届きやすくなり、嘔吐反射が起こりやすくなります。

    そのため、小刻みに歯ブラシを動かして歯1本1本を丁寧に磨くことで歯ブラシが奥に届くことを抑えることができます。

    また歯ブラシを小刻みに動かすことで磨き残しを少なくすることができるため、それによって歯周病や虫歯のリスクも抑えることができます。

    そもそも歯磨きの目的はプラーク(歯垢)を除去することにあるので、嘔吐反射のあるなしに関わらず、歯は1本1本丁寧に磨くようにしましょう。

    ②コンパクトなヘッドの歯ブラシを使う

    ヘッドがコンパクトな方が歯ブラシが舌や喉の奥に触れにくくなります。

    すぐに磨けるからとヘッドが大きい歯ブラシを選ぶ方もいますが、ヘッドが大きいと奥歯の方を磨くときに喉に歯ブラシが近づきます。

    それによって嘔吐反射が起こりやすくなってしまいます。

    コンパクトなヘッドを使うことで奥歯を磨いても喉まで歯ブラシが届きにくくなりますし、細かいところまで歯ブラシが届き、プラークをより取り除きやすくなります。

    歯磨きの観点から見てもコンパクトなヘッドの歯ブラシを使うことはおすすめです。

    ③舌に歯ブラシが当たらないようにする

    喉に異物が近づいているのを感じるとえずいてしまうパターンも少なくありません。

    歯磨きをした際に嘔吐反射が起こるのは、歯ブラシが舌に触れることが原因のことが多いので、できる限り避けて歯磨きすることを意識しましょう。

    少し顎を引いて下を向いた状態で歯磨きをすると舌に触れにくくなるのでぜひ試してみてください。

    ④界面活性剤不使用の歯磨き粉を使う

    界面活性剤とはシャンプーや洗剤に含まれており、泡立ちをよくして洗浄力を高めてくれる成分です。

    口の中が泡でいっぱいになることも異物感を感じることにつながり、嘔吐反射が起こる原因になります。

    市販の歯磨き粉のおよそ8割〜9割に含まれているといわれていますが、最近では界面活性剤不使用の歯磨き粉を歯医者さんで購入することもできるので、気になる方はぜひ問い合わせてみてください。

    他にも発泡剤も泡立ちを良くする成分なので、歯磨き粉を選ぶ際は界面活性剤と発泡剤がなるべく入っていないものを選ぶようにしましょう。

    また歯磨き粉の泡やニオイなどでも異物感を感じやすく、嘔吐してしまうという方は、香料や発泡剤不使用の歯磨き粉を使用したり、水で歯を磨いたりする方法も試してみましょう。

    まとめ

    歯磨きをした際の『おえっ』となる感覚は嘔吐反射です。

    嘔吐反射を恐れて歯磨きをしっかり行えないようでは歯周病や虫歯のリスクを高めてしまいます。

    落ち着いて歯磨きができるよう、できる方法から試してみましょう。

    この記事で紹介した方法でも改善されない場合は、なるべく早く歯科医師に相談してください。

    放置が一番危険です。

    毎日のケアがあなたの歯と身体の健康を守ります。

    自分の体は自分で守りましょう。

    歯科衛生士:山辺 彩香

    石川県歯科衛生士専門学校 卒業

    フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。

    また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。

    2022年2月〜Kiratt広報としてオーラルケア知識などのYoutube配信と広報活動。

    2022年5月〜Kiratt 金沢鞍月店にて独立。

  • 歯磨きの正しいやり方!抑えるべき10個のポイント

    歯磨きの正しいやり方!抑えるべき10個のポイント

    毎日ちゃんと歯磨きしているはずなのに…

    • 気づいたら虫歯ができていた
    • 歯周病だと診断されてしまった

    こんな経験ありませんか?

    「ご飯を食べた後には歯磨きをしましょう」

    子供の頃にご両親や学校の先生からよく言われた言葉ですよね。

    やらなきゃいけないからとやっているうちに習慣化し、毎日当たり前のように歯磨きしていると思います。

    しかしもし、あなたがしているその歯磨きの方法が間違っていたとしたら…。

    あなたの歯磨き、ただの作業になっていませんか?

    歯磨きの目的をしっかり意識して磨いていますか?

    毎日の歯磨きの時間をムダにしないためにも、今回の投稿は要チェックです。

    自分の歯磨きを見直し、正しい歯磨きのやり方を身につけましょう!

    ※記事は5分で読み終わります。

    歯磨きの目的

    黄色い背景の前で顎に手をやり、斜め上に目線を向けている女性の画像

    まず、正しい歯磨きのやり方をマスターするためには、そもそも歯磨きは何のためにするのか?という「歯磨きの目的」を正しく理解する必要があります。

    「歯磨きの目的はなんでしょう?」こう聞かれると、おそらく多くの方が「歯をキレイにするため」「虫歯にならないため」「エチケットだから」などというように答えると思います。

    しかしこれでは言葉が曖昧で具体性に欠けます。

    なんとなくイメージはわきますが、ゴールが明確じゃないですよね。

    ズバリお答えしますと、歯磨きの目的は「機械的なプラークの除去」です。

    プラークはネバネバとした細菌の塊です。

    ネバネバと歯にまとわりつくため、うがいでは流れ落ちず、歯ブラシでしっかりと擦り落とす必要があります。

    プラークには虫歯や歯周病の原因となる細菌がたくさん存在しています。

    だからこそプラークは放置してはいけないのです。

    つまり、もっとも確実にプラークを除去するやり方こそが正しい歯磨きのやり方であると言えます。

    歯磨きの目的についてはこちらの記事で詳しく説明していますので、ぜひ合わせてご覧ください!

    [nlink url=”https://kiratt.jp/blog/purpose-of-brushing-teeth/”]

    歯磨きの正しいやり方

    向かい合いながら歯磨きをしている男女の画像

    ではまず、正しく歯磨きをするために抑えるべきポイントについてお伝えしていきます。

    抑えるべきポイントは全部で10個です。

    1. 時間を意識する
    2. 毛先の開いていない歯ブラシを使う
    3. フッ素入りの歯磨き粉を使う
    4. 歯ブラシはペングリップで持つ
    5. 歯ブラシを濡らさずに歯磨き粉をつける
    6. 開始ポイント・磨く順番を固定する
    7. 力を抜いて小さく動かす
    8. うがいせずにフロスする
    9. ペットボトルのキャップ程度の水で1回濯ぐだけ
    10. 1~2時間は飲食しない

    具体的にイメージしながら解説していきます。

    具体的な歯磨きの方法

    歯ブラシに歯磨き粉を絞り出している女性の画像

    ①時間を意識する

    さて、洗面台の前に立ったあなたがまずやるべきことは時刻のチェックです。

    ただでさえ面倒な歯磨きはついつい適当になってしまいがちです。

    毎回時間を意識することで習慣化することが可能になります。

    時刻は必ずチェックしましょう。

    ②毛先の開いていない歯ブラシを使う

    そして次に歯ブラシの毛が開いていないかをチェックします。

    ここはケチってはいけません!

    毛が開いているようであれば迷いなく新しいものに変えましょう。

    ③フッ素入りの歯磨き粉を使う

    チェックが完了したらフッ素入りの歯磨き粉を用意しましょう。

    フッ素には、酸などで溶けた歯の表面の成分を補い、歯を強くする働きがあります。

    フッ素に関してはこちらの記事で詳しく説明していますので、ぜひ参考にご覧ください。

    [nlink url=”https://kiratt.jp/blog/fluorine/”]

    ④歯ブラシはペングリップでもつ

    歯ブラシの持ち方はペングリップと呼ばれる、えんぴつを持つときと同じ持ち方をします。

    そして歯ブラシを濡らさずにフッ素り歯磨き粉を2cmほど出します。

    2cmと聞いて「多いな!」と思ったかもしれません。

    これは予防医学の観点から1,000ppmフッ素入り歯磨き粉を使用し、1gのフッ化物応用を狙った量を想定しています。

    ⑤歯ブラシを濡らさずに歯磨き粉をつける

    お口の中には唾液があるため、歯ブラシをお水で濡らす必要はありません

    逆に歯ブラシをお水で濡らすと、さらに歯磨き粉の成分が薄まってしまいます。

    またお水によって泡立ちが良くなって磨けた気になり、磨き残しが出やすくなってしまうことにもつながるため、歯ブラシはお水で濡らさないようにしましょう。

    さて、ここまで準備できたら、これからあなたには3分間の歯磨きをしてもらいます。

    たった3分ですが、おそらくとても長い時間に感じられることでしょう。

    いかにあなたがこれまでサササーっと歯磨きを済ましてきたのか実感することと思います。

    ではいよいよ歯磨きのスタートです!

    ⑥開始ポイント・磨く順番を固定する

    ここでポイントになるのが磨く順番は毎回、固定しておくということです。

    固定しておくことで1回1回の歯磨きでプラークを確実に落としやすくなります。

    それではまず、歯の全体に歯磨き粉を塗り広げていきましょう。

    そして特にこだわりがないのであれば、まずは左下の内側から磨き始めましょう。

    ⑦力を抜いて小さく動かす

    力はいりません、小さく小さく動かしながら1本ずつ磨くようなイメージで少しずつ移動していきましょう。

    子供の頃からの習慣で「ゴシゴシ磨き」する人がいますが、あれはNGです。

    ガラスの表面の指紋をフロスで拭き上げていくようなイメージが理想です。

    プラークの除去のために歯磨きをしているのだ、という目的を意識して動かしていきます。

    このまま右側の奥まで行ったらそのまま外側にいきましょう。

    今度は右から左に向かって移動していくことになります。

    左側の一番奥まできたら、今度はいよいよ噛み合わせの面にいきましょう。

    左から右に向かって磨いていきます。

    これで下の歯はOKです。

    同様に上の歯についても、内側・外側・噛み合わせの面それぞれ小刻みに動かして磨いていきましょう。

    ⑧うがいせずにフロスする

    お口の中にたまった泡立った歯磨き粉は吐き出してもOKです。

    ただここでうがいをしてはいけません!

    そのままフロスをしていきましょう。

    歯と歯の間を順番に通していきますが、通りにくいところもあるかと思います。

    力任せにすると勢いで歯茎を傷つけてしまうことがあるので、ノコのように押し引きをしながら静かに挿入します。

    なお、通して終わりではなく、通したあと両サイドの壁を擦るように動かすのがポイントです。

    ここまできっちりやっていけば、プラークの90%は除去できているでしょう!

    ⑨ペットボトルのキャップ程度の水で1回ゆすぐだけ

    最後にブクブクうがいをしてお口の中をスッキリさせたい気持ちはわかります。

    しかし歯磨き粉に含まれるフッ化物の恩恵を最大限に享受するために、ペットボトルのキャップくらいのお水1回分だけ軽くゆすぐ程度に抑えてください。

    はじめは違和感を感じるかもしれませんが、徐々に慣れていきます。

    歯を強くするためにも、ブクブクうがいはグッと我慢しましょう。

    ⑩1~2時間は飲食しない

    歯磨きを終えたら、そのまま1〜2時間は飲食を控えます

    ここで飲食してしまうと、せっかく残ったフッ素が流れ落ちてしまいます。

    フッ素を歯にしっかり浸透させるためにも、歯磨きのあとすぐの飲食は控えましょう。

    まとめ

    いかがだったでしょうか?

    これまでただ作業としてなんとなくやっていた歯磨きが目的をもった予防処置に切り替わったのではないでしょうか?

    歯磨きの回数に関してはさまざまな見解がありますが、基本的には何か口にしたらその都度行うことがベストです。

    ただ毎回必ず行うことは厳しいと思うので、最低でも朝と夜の1日2回、フロスは朝か夜に1日1回実行するようにしましょう

    日々の積み重ねが未来のあなたの健康を築きます。

    今回ご紹介した10個のポイントを抑えて正しい歯磨きをマスターし、プラーク除去率90%を着実に継続していきましょう!

    そして自力では取りきれない汚れは歯科医院でケアしてもらいましょう。

    お口の中の状態は自分では確認できないため、定期的な歯科検診はとても重要です!

    ブログ監修:山辺 彩香(やまべ あやか)

    石川県歯科衛生士専門学校 卒業

    フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。

    また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。

    2022年2月〜Kiratt広報としてオーラルケア知識などのYoutube配信と広報活動。

    2022年5月〜Kiratt 金沢鞍月店にて独立。

  • 意識してますか?歯磨きの目的とオーラルケアグッズ選び

    意識してますか?歯磨きの目的とオーラルケアグッズ選び

    • あなたは毎日歯磨きしてますか?
    • 歯磨きの目的は何か言えますか?
    • 正しいやり方で歯を磨けていますか?
    • 歯磨きの道具を使い分けていますか?

    この質問に自信を持って答えられない方は、今回の記事は要チェックです!

    「ちゃんと歯磨きしてたのにどうして虫歯になったんだ?」

    「どうして歯周病になってしまったんだ?」

    そんな後悔をしないよう、この記事を読むことで歯磨きへの理解を深めることができます。

    しっかりと自分の歯磨きを見直していきましょう!

    ※記事は5分で読み終わります。

    歯磨きの目的について

    女性が笑顔で歯磨きをしている画像

    生活習慣の一つになっている歯磨き。

    毎日当たり前のように行っていると思います。

    例えばあなたが30歳だったとして、はじめて歯が生える生後6ヶ月から今日に至るまで、1日2回歯磨きをしてきたとしましょう。

    さて、その回数はどれくらいになると思いますか?

    なんと21,540回に及びます!

    通常、2万回以上毎日なにかを積み上げればその分野の一流になれると言われています。

    そう考えると、皆さんは全員が一流の歯磨き二ストのはずです。

    ではここで質問です。

    「歯磨きの目的」とはなんですか?

    「歯磨きの正しいやり方」ってどんなやり方ですか?

    いざ聞かれると自信を持って答えられる方はほとんどいないのではないでしょうか?

    おそらく多くの人は、ただ作業として自分がなんのためにそれをやっているのか目的を意識せず無意識に歯磨きをしていると思います。

    しかしそれでは本当の意味で歯磨きの目的を達成することは永遠にできません。

    だからこそこの記事を読むことで、自分がこれまでにやってきた歯磨き習慣の間違いに気づき、たしかな目的を持って確実な効果をねらい、正しい方法で歯磨きができるようになります!

    それでは早速はじめていきましょう。

    歯磨きの目的

    もう一度お聞きしますが、歯磨きの目的はなんでしょう?

    「歯をキレイにするため」「虫歯にならないため」「エチケットだから」このように答える方が多いと思います。

    もちろん間違いではありません。

    ただ言葉が曖昧で具体性に欠けます。

    なんとなくイメージは湧きますがゴールが明確ではありません。

    だから歯磨きの仕方を間違えてしまうことになるのです。

    ズバリお伝えします。

    歯磨きの目的は「機械的なプラークの除去」です。

    では「プラーク」とはなんでしょうか?

    プラークについて

    プラークとはネバネバとした細菌の塊です。

    ネバネバしているから唾液で自然に流れてはくれません。

    ネバネバしているから歯にまとわりついてしまいます。

    ネバネバしているから機械的にこすり取るしかないんです。

    またプラークの中には虫歯や歯周病などのお口の病気の原因となる細菌がウジャウジャと存在しています。

    そのためプラークが放置されれば虫歯や歯周病が発症してしまいます。

    だからこそプラークは放置してはいけないのです。

    これで歯磨きの目的は理解できたかと思います。

    「プラークを機械的に除去すること」つまり「もっとも確実にプラークを除去するやり方」「正しい歯磨きのやり方」と言えます。

    歯磨きで使う道具

    水が入ったガラスのコップに歯ブラシがたて掛かっている画像

    歯磨きの目的をはっきりさせたところで、次に考えなければならないのが、歯磨きの時に「何を使うのか?」ということです。

    「え?歯ブラシでしょ?」と思ったそこのあなた、あなたは現実を知らなくてはいけません。

    歯ブラシだけを使ってプラークをどれだけ取り除くことができると思いますか?

    正解は58%です。

    つまり、約60%しか落とせていないということになります。

    となると、残りの40%は歯ブラシ以外の道具で落とす必要があることになりますよね。

    そこで、ここからは歯磨きの道具の選び方についてお伝えしていきます。

    歯ブラシの選び方

    世の中には多種多様な歯ブラシが売られています。

    ヘッドの形、毛の種類、握りやすさなどそれぞれにセールスポイントがあり、店頭で悩んでしまう方も多いかと思います。

    ただ道具は「何を使うか」よりも、「どう使うか」「どう使いこなすか」がもっとも重要です。

    なので歯ブラシは自分が気に入ったものを使って大丈夫です。

    ただ歯ブラシ選びに関しては注意点が3つあります。

    こちらはぜひ厳守してもらいたいポイントなので、しっかり抑えておきましょう。

    ①毛先が開いたら交換する

    歯磨きはいかに短時間で効果的に行えるかが勝負です。

    毛先の開いた歯ブラシで歯磨きするのははっきり言ってムダです。

    ケチケチせずに積極的に新しいものを使用するようにしてください。

    目安は歯ブラシを裏から見て毛が少しでも横にはみ出しているのが見えたら交換時です。

    ②「かたい毛」を使わない

    何度も言っているように歯磨きの目的はプラークの除去です。

    実はプラークはゴシゴシ擦らなくても簡単に落とせることがわかっています。

    かたい毛の歯ブラシの愛用者さんのほとんどは「磨いた感」を得るために「かたい毛」を好んで選ぶ傾向にあります。

    また、このような方に限ってゴシゴシと力を入れて磨くクセがあります。

    実際かたい毛でゴシゴシ磨くことによって知覚過敏を起こしたり歯肉を傷つけて歯肉退縮させてしまうことがあります。

    そのため、私自身としては「かたい毛」はあまりおすすめではありません。

    ③ヘッドが大きすぎる

    世の中には効率を謳ってヘッドの大きな商品が販売されています。

    確かにヘッドが大きい方が適した方もいます。

    例えば体が不自由な方やご高齢の方などです。

    そうでない方はヘッドが小さいものを選ぶのがおすすめです。

    なぜなら歯磨きの目的は「プラークの除去」であり、プラークを除去するためには歯ブラシの毛が当たっていないと意味がないからです。

    ヘッドが小さい方が細かいところまで毛が届くイメージは容易に想像がつくと思います。

    歯ブラシを選ぶ際にはコンパクトなヘッドを選びましょう。

    残り40%のプラークの除去

    さて、歯ブラシだけで除去できるプラークは60%だというお話をしました。

    では残りの40%はどのように除去すれば良いのでしょうか?

    おすすめはフロスです。

    糸ようじとも呼ばれていますね。

    フロスを使うことによって、プラークの除去率は88%にまで上昇させることができます。

    フロスは歯ブラシの毛が届かない場所、具体的には歯と歯の間のプラーク除去に最適なアイテムです。

    フロスというと、すごくキレイ好きな人が仕上げに使っている「おまけ」的な位置づけぐらいに思っている人が多いかと思いますが、それは大きな間違いです。

    おまけどころかフロスはプラーク除去のバリバリのスタメンです。

    たとえあなたが面倒くさがりな性格だったとしても当たり前にするべきものです。

    歯ブラシだけのケアで60%分だけ対策して虫歯予防してるって本当に言えますか?

    40%のリスクを残しているわけなので、虫歯になるかどうかは運次第、ギャンブルをしているようにも見えます。

    この記事を読んでいるあなたは、歯ブラシとフロスは当たり前にワンセットだと思うようにしましょう!

    100%プラークを除去する方法

    歯ブラシと歯間ブラシを持っている女性の画像

    さて、ここまで歯磨きの目的であるプラークを除去するために歯ブラシとフロスのWアプローチで約90%のプラークの除去が可能だとお話ししました。

    では残る10%のためにあなたができることとはなんでしょうか?

    正解は、100%のプラークの除去は自力では無理だと知ることです。

    「おいおいなんだよ!!」と思われているかもしれませんが、これが現実です。

    どんなに一生懸命セルフケアしても毎回の歯磨きで100%プラークを除去し続けることは不可能です。

    ではどうしたらいいのでしょうか?

    それは歯科医院にお任せしましょう。

    セルフケアでは手の届かなかったところを歯科医院でおこなうプロフェッショナルケアによって徹底的にケアすることができます。

    そのためあなたが達成すべき目標は毎日の歯磨きでプラークの除去率90%を目指すことです。

    まとめ

    いかがでしょうか?

    歯磨きの目的は機械的にプラークを除去することであること、そしてそのための歯磨きの道具の選び方もよく理解いただけたかと思います。

    日々の積み重ねがあなたの歯と体の健康を作ります。

    ただなんとなく歯磨きするのではなく、しっかりと目的を意識しながらケアしていきましょう!

    また、正しい歯磨きのやり方についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ実践してみてください!

    [nlink url=”https://kiratt.jp/blog/brushing-tooth/”]

    ブログ監修:山辺 彩香(やまべ あやか)

    石川県歯科衛生士専門学校 卒業

    フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。

    また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。

    2022年2月〜Kiratt広報としてオーラルケア知識などのYoutube配信と広報活動。

    2022年5月〜Kiratt 金沢鞍月店にて独立。

  • 【歯科衛生士が解説】ホワイトニングの種類を目的別に解説!

    【歯科衛生士が解説】ホワイトニングの種類を目的別に解説!

    • ホワイトニングってどんな種類があるの?
    • 違いはなに?どれを選んだらいい?
    • 結局なにがおすすめ?

    こういった疑問にお応えしていきます。

    ここ数年で歯に対する意識はガラッと変わり、歯のホワイトニングは芸能人さんだけでなく日常的なケアとして世間一般の方にも身近なものとなりつつあります。

    とはいうものの、「ホワイトニングしたいけれど何だかよく分からなくて、なかなか一歩を踏み出せていない」という方もまだまだ多いです。

    以前は歯医者さんでしかできないイメージが強いホワイトニングでしたが、最近では歯医者さん以外でもホワイトニングができる場所がどんどん増えています。

    だからこそ種類や違いについてよく分からないままホワイトニングしたことで、後悔してしまった経験がある方もいます

    そうならないためにも、どのホワイトニングを受けるかは非常に重要です。

    今回の記事ではホワイトニングの種類や違い、選び方など一つずつ解説していきます。

    一緒に確認していきましょう!

    ※記事は5分で読み終わります。

    このような疑問に、歯科衛生士監修の視点からわかりやすくお答えします。

    ここ数年で「歯の美しさ」は第一印象を左右する大切な要素となり、ホワイトニングは美容院やネイルと並ぶ“身だしなみケア”として定着しつつあります。

    しかし一方で、「種類が多すぎてよくわからない」「安いセルフホワイトニングで本当に白くなるの?」と迷う方も少なくありません。

    以前は歯医者でしかできなかったホワイトニングも、いまではセルフサロンや自宅キットなどさまざまな選択肢が登場しています。
    だからこそ、効果や安全性を理解せずに選んで後悔するケースも増えています。

    この記事では、ホワイトニングの種類・違い・効果・おすすめの選び方を専門的な視点で丁寧に解説します。

    ※5分で読める内容なので、初めての方も安心して読み進めてください。

    ホワイトニングの種類

    シェードガイドを使って歯の色を測っている女性の画像

    歯を白くする方法には大きく分けて2種類あります。

    クリーニングホワイトニングです。

    よく同じものだと勘違いしている人がいますが、この2つは全くの別物になります。

    それぞれ説明していきますね。

    クリーニング

    歯の表面はエナメル質という組織でできています。

    クリーニングは、このエナメル質の表面上についた汚れを落としていくお掃除のホワイトニングです。

    日々の飲食やタバコのヤニなどによる汚れを効果的に除去することができるので、歯本来のもともとの白さに近づけることができます。

    クリーニングで使用する溶剤は、あくまでの表面上の汚れに対して効果的なものであるため、エナメル質の内側に沈着した汚れには効果が薄いです。

    そのため、いくらクリーニングをしたとしても黄ばみを完全に取り除くことは難しく、理想の白さにはなることはできません。

    黄ばみのとれた美しい白さを目指すなら、次に説明するホワイトニングがおすすめです。

    ホワイトニング

    ホワイトニングで使う溶剤はエナメル質の内側にまで浸透するため、内側に沈着した汚れから分解して歯を白くすることができます。

    そのため、歯本来の白さ以上に真っ白くしやすいホワイトニングといえます。

    歯に飲食物やヤニが触れている時間が長ければ長いほど、色素はどんどん沈着していきます。

    日頃からあまり歯を磨かなかったり、磨いていたとしても磨き残しが多かったりすると、知らず知らずのうちにどんどん色素が沈着して歯が黄ばんでいく原因になります。

    一度色素が沈着してしまうと、いくらクリーニングしたとしても取り除くことはできないため、ホワイトニングが効果的になります。

    あなたが黄ばみのとれた美しい白さを求めているなら、ホワイトニングがおすすめです。

    歯科医院で行う3種類のホワイトニング

    歯の模型・歯のマウスピース・注射器が映った画像

    クリーニングもホワイトニングも歯医者さんで受けることができます。

    歯医者さんで受けるクリーニングは、歯の裏側や歯と歯の間など、普段の歯磨きでは取りきれていない歯垢を取り除くことができます。

    歯磨きに自信がない人は、定期的にクリーニングを受けることで歯をより健康に保つことができます。

    汚れがキレイになることで多少のトーンupも期待できるため、施術後に歯が白くなったと実感できる人もいます。

    料金もホワイトニングと比べると比較的安価なので、ホワイトニングしようか迷っている人は、まずはクリーニングを試してみるのがおすすめです。

    それで白さに物足りなさを感じるようであれば、ホワイトニングを検討するといいでしょう。

    歯医者で受けられるホワイトニングは、主に次の3タイプに分かれます。

    効果・持続性・費用に違いがあるため、希望やライフスタイルに合わせて選びましょう。

    ①オフィスホワイトニング

    歯科医院で歯科医師・歯科衛生士が施術を行い、高濃度の薬剤+LED照射で短期間に歯を白くします。

    1回でも効果を実感しやすく、「結婚式前」「面接・撮影前」など短期で結果を出したい方におすすめです。

    芸能人さんのような清潔感のある真っ白い歯を目指したいようであれば、回数を重ねることによって汚れは徐々に落ちていき、理想の白さに近づけることができます。

    ただし、知覚過敏が出ることがあるため、歯の状態を事前にチェックしてもらうと安心です。

    [nlink url=”https://kiratt.jp/blog/office-self-whitening/”]

    ②ホームホワイトニング

    ホームホワイトニングは名前の通り、自宅でできるホワイトニングです。

    歯科医院で歯形をとり、そこからマウスピースを作ります。

    処方された溶剤をマウスピースに流しこんで歯に装着し、自分の体温で溶剤を反応させて歯を白くしていきます。

    数時間装着している必要があるため、寝ているときに装着している人が多いですが時間があれば自分の好きなタイミングでできるメリットがあります。

    ただホームホワイトニングは時間をかけてじっくり歯を白くしていく方法になるため、根気強く続けることで効果は実感しやすくなります。

    [nlink url=”https://kiratt.jp/blog/home-or-self-whitening/”]

    ③デュアルホワイトニング

    デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを合わせたホワイトニングです。

    オフィスホワイトニングで一気に汚れを落とし、ホームホワイトニングでケアしつつ維持していくとイメージするとしっくりくるのではないでしょうか。

    ホワイトニングの中でも一番白くなったと実感しやすく、効果が持続しやすいホワイトニングですが、その分料金は高くなります。

    お金に余裕があり、確かな白さを手に入れたいにおすすめのホワイトニングです。

    [nlink url=”https://kiratt.jp/blog/dual-self-whitening-hikaku/”]

    セルフホワイトニングとは?歯医者との違い

    ホワイトニングで歯にLEDライトを照射している女性の画像

    歯科医院以外でもできるホワイトニングがセルフホワイトニングです。

    セルフホワイトニングにはクリーニングに近い効果が期待でき、施術は自分自身で行います。

    美容サロンの中やセルフホワイトニング専門店などで受けることができます。

    手順としては、まずは歯磨きをしたり歯磨きシートを使ったりして歯の汚れを落とします。

    そのあと歯の水分を拭き取って溶剤を塗布し、LEDライトで照射して汚れを分解していきます。

    歯医者さんで受けるクリーニングほど精度が高いものではありませんが、セルフホワイトニングでも歯の表面上の汚れを効果的に落とすことができます。

    飲食でついた着色やタバコのヤニなどをキレイにすることができるので、セルフホワイトニングでも歯が白くなったと実感できる場合もあります。

    価格も歯科医院のクリーニングと比べるとかなり抑えられ、初回お試しだとさらに安く受けられるところもあります。

    なるべく安くホワイトニングを試してみたい人は、セルフホワイトニングをやってみるのがおすすめです。

    場所によっては施術前に無料カウンセリングを行っているところもあります。

    まずは説明だけ聞いてみて、それから施術を受けるかどうか検討してもいいでしょう。

    [nlink url=”https://kiratt.jp/blog/self-whitening-merit-demerit/”]

    結局どれがおすすめ?目的別に解説

    ここまでホワイトニングの種類について解説してきましたが、
    「結局どれを選べばいいの?」と迷う方も多いと思います。

    ホワイトニングにはそれぞれ得意分野と特徴があります。
    たとえば、「早く白くしたい」人と「自然な白さを維持したい」人では、最適な方法が異なります。

    下の表では、目的別におすすめのホワイトニング方法をまとめました。
    自分のライフスタイルや予算に合わせてチェックしてみましょう。

    おすすめ方法 通常版ホワイト
    即効性を重視したい オフィスホワイトニング
    自然な白さを長く保ちたい ホームホワイトニング
    最短&最白を目指したい デュアルホワイトニング
    費用を抑えて試したい セルフホワイトニング

    よくある質問(FAQ)

    Q1. ホワイトニングはどのくらい持続しますか?

    歯科医院でのホワイトニングは、平均で3〜6ヶ月ほど効果が持続します。

    ホームホワイトニングを併用すると、1年近く白さを維持できることもあります。

    生活習慣(コーヒー・ワイン・喫煙など)により持続期間は変わります。

    Q2. ホワイトニングで痛みはありますか?

    オフィスホワイトニングでは、一時的に知覚過敏のような痛みを感じることがあります。

    多くは施術当日〜翌日には落ち着きます。

    痛みに敏感な方は、薬剤濃度が穏やかなホームホワイトニングやセルフホワイトニングがおすすめです。

    Q3. セルフホワイトニングと歯医者のホワイトニングはどう違うの?

    セルフホワイトニングは歯の表面汚れを落とすのが目的で、薬剤に漂白成分(過酸化水素など)は含まれません。

    一方、歯医者のホワイトニングは歯の内部から漂白するため、より白く・長く効果が持続します。

    Q4. 1回だけでも白くなりますか?

    オフィスホワイトニングは1回でもトーンアップを実感できる方が多いです。

    ただし、理想の白さを目指す場合は複数回の施術が推奨されます。

    ホームホワイトニングは徐々に白くなるため、2〜4週間ほど続けるのが目安です。

    Q5. ホワイトニング後に気をつける食べ物は?

    ホワイトニング直後の24時間は色の濃い飲食物(コーヒー・カレー・赤ワインなど)を控えるのがおすすめです。

    歯の表面が一時的に着色しやすくなっているためです。

    代わりに水や白米、鶏肉、ヨーグルトなどの“ホワイトフード”を選びましょう。


    まとめ

    ホワイトニングにはさまざまな種類がありますが、「どのくらい白くしたいか」「どのくらいの期間・予算で行いたいか」によって最適な方法は変わります。

    迷ったらまずは歯科医院でカウンセリングを受け、自分の歯の状態を確認してもらうのがおすすめです。

    口内環境が整っていないと、せっかくのホワイトニングも十分な効果が得られません。

    「セルフで気軽に試したい」「すぐ白くしたい」など、あなたの目的に合わせて最適な選択をしましょう。

    もし不安なことや疑問は先に聞いて解消しておくことが重要です。

    せっかくホワイトニングするなら後悔したくないですよね。

    0こちらの記事で詳しく解説いているので、ぜひ合わせてご覧ください。

    [nlink url=”https://kiratt.jp/blog/whitening-regret/”]

    ブログ監修:山辺 彩香(やまべ あやか)

    石川県歯科衛生士専門学校 卒業

    フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。

    また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。

    2022年2月〜Kiratt広報としてオーラルケア知識などのYoutube配信と広報活動。

    2022年5月〜Kiratt 金沢鞍月店にて独立。

  • ホワイトニングで後悔する人が続出?事前に知っておきたい注意点まとめ

    ホワイトニングで後悔する人が続出?事前に知っておきたい注意点まとめ

    • ホワイトニングして後悔した人っている?
    • せっかくやるなら後悔したくない!
    • 失敗しないためにはどんなことに気をつけたらいいの?

    こういった疑問にお答えしていきます。

    「ホワイトニングやってみたいけど、どうしようかな…」と悩んでいる人は少なくありません。

    最近では歯もファッションの一部として考えられるようになり、ホワイトニングが重要視されるようになってきました。

    歯が白いと笑顔に自信がもて、気持ちも明るくなりますよね。

    歯医者さん以外でもホワイトニングできる場所はどんどん増えており、気軽に足を運べるようになりました。

    しかしその分、「思ったような白さにならなかった」「痛みがあった」などホワイトニングで後悔したことがある人の声も聞こえてきます。

    そこでこの記事では、ホワイトニングで失敗してしまった経験談を踏まえて、ホワイトニングで後悔しないために気を付けるポイントをお伝えしていきます。

    ※記事は5分で読み終わります。

    初めての方はこちらもおすすめ! [nlink url=”https://kiratt.jp/blog/whitening-kind/”]

    ホワイトニングで後悔したこと

    後悔した人

    ここではホワイトニングをして後悔した人の声を歯科衛生士としての現場経験から簡単にまとめてみました。

    1. ホワイトニングをしたら歯がしみて痛い
    2. 歯肉が白くなって痛みが出た
    3. 思ったように白くならなかった
    4. ムラができた・ホワイトスポット(歯の白濁)が目立つようになった
    5. せっかくホワイトニングしてもすぐ色が戻る

    ホワイトニングをしたら歯がしみて痛い

    • ホワイトニングしたら、何もしてなくても痛い。
    • ホワイトニングをしたら歯茎が痛い
    • 歯が薄くて薬剤がしみた

    実際にホワイトニング施術中、ホワイトニング施術後に歯がしみて痛みを感じる方もいらっしゃいます。

    必ず全員が痛くなるわけではなく歯の状態や、ホワイトニングのやり方などによって個人差があります。

    実は私も歯科医院に勤務している際にデュアルホワイトニング(歯科医院で行うオフィスホワイトニングと自宅でのホームホワイトニングを併用したもの)を行った際、歯が痛くなった経験があります。

    私の場合はホームホワイトニングを行っている際に疲れから眠ってしまいました、、、 目が冷めた時にはホワイトニングの時間を1時間、いや、2時間ほども過ぎてしまっていました。起きた瞬間、激痛です。

    痛み止めを服用し歯科医院でしみ止めのお薬を塗っていただき、知覚過敏用の歯磨き粉を使用して数日で痛みは収まりました。 はい、完全に自己責任です、、、

    歯科医院で使用する薬剤はセルフホワイトニングのものより濃度が濃いです。

    なのでしっかりと用法用量を守らないといけないのに私としたことが完全にやらかしてしまいました、、、 それ以降は眠たい時にはやらないと決めて痛みは出ませんでした!

    通常痛みが出ても一時的なものが多く数時間から1日程度、長くても数日で痛みがひくことが多いようです。

    Kirattでは、溶剤にしみ止めが配合されており、施術後の痛みを軽減するよう配慮しております。

    他にも虫歯がある状態で施術を行うと、虫歯部分が薬剤の影響で痛みがでたり、歯肉の腫れなど歯に影響が出やすくなります。

    ホワイトニングで使用される薬剤の安全性は確認されていて、健康な歯に使用する分には問題ありません。

    虫歯がある状態で施術を行うと、症状が悪化したり、痛くてホワイトニングを継続できなくなる可能性もございますので、まずは虫歯の治療を優先させることが大切です!

    痛みについてご不安な方はKirattスタッフにお気軽にご相談下さい!

    歯肉が白くなって痛みが出た

    • ホームホワイトニングしたら歯茎が白くなり痛くなった。
    • 溶剤が付着した状態で2時間ほど放置したら、歯肉が白くなり痛みが出た。

    こちらも稀にあるお話ですが、またまた私の失敗談からお話させてください。

    先ほどお話ししたホームホワイトニング中に薬剤のジェルも多く入れてしまい、ホワイトニング用のマウスピースからジェルがはみ出してしまいました。

    はみ出した部分は拭き取ったものの、拭き残しがあったのでしょう。 起きた時には歯肉が白くなって少しピリピリとした痛みがありました。

    白く変色した部分も痛みも翌日にはなくなりました。

    私のように長時間歯肉に付着したままだと歯肉が白く変色したり、炎症が起きてピリピリとした痛みを感じる場合がありますが、 通常、すぐに拭き取ればなんの問題もありません。

    思ったように白くならなかった

    • 1回でなかなか理想の歯の白さにはならなかった。
    • 歯科医院で10万円かけたが、思った以上に白くならなかった。

    歯の黄ばみ具合や着色の原因、歯の形やエナメル質の厚さなどによってホワイトニングの効果には個人差がございます。

    そこで当店のオリジナルメニュークリスタルホワイトニングは芸能人のような美しい白さを追求し、理想とする歯の白さを目指すことができます。 確実な結果と効果が長持ちしやすいホワイトニングになります。

    歯科医院で行うホワイトニング同等の効果を実感しながらも、価格的には相場の約5分の1から10分の1でのご提供ができるため、コスパの良いホワイトニングとなっております。

    繰り返すほどに、どんどん歯が白くなっていきます。

    [nlink url=” https://kiratt.jp/crystalwhitening/”]

    ムラができた・ホワイトスポット(歯の白濁)が目立つようになった

    • ホームホワイトニングしたら前歯が色ムラになった。
    • 1ヶ月前にオフィスホワイトニングしたら、突然色ムラができていた。

    歯にムラがあり悩んでいる、というお声や、ホワイトニング施術後に突然色ムラがでた、というお声も見かけました。

    全員が必ずなるわけではありませんが、ホワイトニング直後に色ムラが出る場合もあるようです。

    もともと多くの方は、歯にしま模様があります。 ホワイトニングは、白い部分により強く反応しやすいため白さが強調され、今まで見えにくかったしま模様が鮮明に見えてしまうことがあります。

    こちらはホワイトニング直後の一時的な過剰反応ですので時間が経つと落ち着き、目立たなくなっていきます。

    他にもホワイトスポットが目立つようになったというお声もありました。

    ※ホワイトスポットとは歯の表面に時々見られる白い斑点のことです。大きく分類すると初期虫歯とそれ以外に分けられます。

    先程お伝えしたようにホワイトニングは白い部分により強く反応しやすいです。 実際に私も永久歯が生えて来たときからエナメル質形成不全によるホワイトスポットがあります。

    ※エナメル質形成不全とは歯の表面のエナメル質がうまく形成できていない状態のことです。原因としてはいくつか考えられます。

    私の場合は初めてオフィスホワイトニングを行った際、ホワイトスポットの部分が白く目立ちました。 ホワイトニングを繰り返していくとホワイトスポットの周りの歯質が白くなり、ホワイトスポット自体が目立たなくなっていきました。

    こういった点からホワイトスポットのある方は注意が必要です。 ご不安がある方はKirattスタッフにお気軽にご相談下さい!

    せっかくホワイトニングしてもすぐ色が戻る

    • 病院で何回もやってるけどすぐ色が戻る。がっつりお金をかけて通い続けないとキープできないのかな。
    • セルフホワイトニングしてもすぐに色が戻るし、トーンダウンも微妙。

    せっかくホワイトニングしても色がすぐに戻ったら落ち込みますよね。ホワイトニングの色持ちは個人差があるため一概には言えませんが、短い人で3ヶ月ほどで長くて6ヶ月ほどと言われています。

    セルフケアを怠ったり、着色のしやすい飲食物を口にすると色が戻ってしまいます。

    そのため、ホワイトニングの後はセルフケアに取り組んだり、着色に気を使うと色戻りを遅くすることができます。

    着色しやすい飲み物や食べ物、食べた後のケアについては以下の記事で詳しく説明しています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。

    [nlink url=” https://kiratt.jp/blog/teeth-become-yellow/”]

    ホワイトニングで後悔しないために知っておくべきこと

    シェードガイドを持っている笑顔の女性の画像

    事前カウンセリングをしっかり受ける

    後悔した方の多くが、「カウンセリングで十分に説明を受けなかった」という共通点があります。

    カウンセリングでは以下の点を確認しましょう。

    • 自分の歯がどのくらい白くなる見込みか
    • 神経を抜いた歯・人工歯がある場合の影響
    • 何回施術が必要か、費用はいくらか

    ホワイトニングに関しての不安や疑問がある方は、事前カウンセリングがあるのか直接問い合わせてみましょう。

    中には無料カウンセリングを行っているところもあるので、説明だけ先に聞いてみてから施術を受けるかどうか検討してもいいですね。

    ちなみにキラットのホワイトニングは、必ず事前カウンセリングを行います。

    [nlink url=”https://kiratt.jp/crystalwhitening/”]

    今なら初回限定価格6,980円(税込)でKirattのクリスタルホワイトニングを試すことができます。

    ぜひ一度ご来店ください!

    食事制限・喫煙に気をつける

    ①食事に関して

    先ほどもお話ししましたが、ホワイトニング後の歯の表面はペリクルが剥がれているため非常にデリケートで着色がつきやすい状態になっています。

    そのため、ホワイトニング直後2〜3時間は酸性の強い食事24時間以内は色の濃い食品を控えることで色もちを良くすることができます。

    もちろん普段の生活からこういった食品の摂取を控えることでより白さは維持しやすくなります。

    しかしあまり神経質になりすぎてもストレスになってしまうので、ホワイトニング直後24時間は最低でも意識するよう心がけてみましょう。

    ②喫煙に関して

    タバコに関しても、紙タバコは最低でも24時間は控えることをおすすめします。

    紙タバコに含まれるヤニは頑固な歯の黄ばみの原因になります。

    施術直後のとくに着色しやすい状態でタバコを吸うと、逆に歯が黄ばむ原因になります。

    電子タバコの方が紙タバコよりは着色しにくいので、そちらに切り替えることを検討してもいいかもしれません。

    歯みがき

    食べものや飲みものを口にした後は、なるべく早く歯みがきをすることをおすすめします。

    というのも、食べものや飲みものが歯に触れている時間が長ければ長いほど着色が沈着しやすくなるからです。

    毎回歯みがきするのが厳しいという方はお水でお口をゆすぐだけでも効果が期待できるので、ぜひ試してみてください。

    また、歯磨きをするときの歯みがき粉や歯ブラシもちょっと意識するとより良いです。

    何ヶ月も同じ歯ブラシで歯を磨いていませんか?

    歯ブラシは使っているうちに徐々に雑菌まみれになっていきます。

    最低でも1ヶ月に1回は交換するようにしましょう。

    歯みがき粉はなるべく研磨剤が含まれていないものを選ぶことをおすすめします。

    研磨剤は、歯の汚れを削り落とすのに効果的ですが、健康な歯も一緒に削ってしまう可能性があります

    それによって歯の表面が傷つくと黄ばむ原因になってしまいます。

    市販で売られているホワイトニング歯みがき粉の中には研磨剤がたっぷりと含まれているものもあるため、選ぶ際にはパッケージをよく確認しましょう!

    またホワイトニング歯磨き粉に関してはこちらの記事で詳しく説明していますので、ぜひ合わせてご覧くださいませ。

    [nlink url=”https://kiratt.jp/blog/whitening-tooth-paste/”]

    よくある質問(FAQ)

    Q1. ホワイトニングで後悔する人は多いですか?

    「後悔した」という声は少なくありませんが、その多くは事前の説明不足やケア不足が原因です。 カウンセリングでリスクや注意点を理解し、正しいケアをすれば、後悔することはほとんどありません。

    Q2. ホワイトニング後に歯が痛くなったらどうすればいい?

    一時的な知覚過敏による痛みの場合が多く、1〜2日で自然に治まることがほとんどです。

    痛みが続く場合は、炎症や虫歯など別の原因が考えられるため、歯科医院での診察をおすすめします。

    Q3. ホワイトニングしたのに逆に黄ばんだ気がします。なぜ?

    施術直後は歯の表面の保護膜(ペリクル)が一時的に剥がれている状態です。

    このタイミングでコーヒーやカレーなど色の濃い食べ物を摂ると、色素が沈着して黄ばんで見えることがあります。

    24時間は着色しやすい飲食を控えましょう。

    Q4. 一度ホワイトニングして後悔しても、やり直せますか?

    はい、できます。原因を明確にしたうえで適切な方法を選び直せば再ホワイトニング可能です。

    色ムラや知覚過敏が気になる場合は、ホームホワイトニングやデュアルホワイトニングなど刺激の少ない方法に切り替えるのが良いでしょう。

    Q5. ホワイトニング後にやってはいけないことはありますか?

    施術後24時間は色の濃い飲食物・喫煙・研磨剤入り歯磨き粉を避けましょう。

    歯が敏感になっているため、冷たい飲み物や強いブラッシングも控えるのがおすすめです。

    まとめ:正しい知識で後悔しないホワイトニングを

    ホワイトニングで後悔しないためには、施術前の情報理解と施術後のケアが何よりも大切です。

    1. 事前カウンセリングでリスクを把握
    2. 施術後24時間は着色しやすい食事を避ける
    3. 研磨剤入りの歯磨き粉は使いすぎない
    4. 定期的に歯科医院でクリーニングを受ける

    ホワイトニングは、正しい知識を持って行えば決して怖いものではありません。

    歯の白さは自信や笑顔につながります。自分に合った方法で、後悔のないホワイトニングを体験しましょう。

    [nlink url=”https://kiratt.jp/blog/nofailwhitening/”]

    ブログ監修:山辺 彩香(やまべ あやか)

    石川県歯科衛生士専門学校 卒業

    フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。

    また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。

    2022年2月〜Kiratt広報としてオーラルケア知識などのYoutube配信と広報活動。

    2022年5月〜Kiratt 金沢鞍月店にて独立。

  • フッ素は体に悪い?歯磨きでの効果と安全性を徹底解説【2026年最新版】

    フッ素は体に悪い?歯磨きでの効果と安全性を徹底解説【2026年最新版】

    この記事で分かること

    • フッ素の正しい効果と安全性の科学的根拠
    • 過剰摂取のリスクと現実的な危険性
    • 年齢別の適切な使用方法とポイント
    • 専門機関が推奨する安全なフッ素活用法

    「フッ素は体に悪いのでは?」という疑問は、多くの方が一度は抱いたことがあるかもしれません。

    インターネットで検索すると様々な情報が飛び交い、何が正しいのか分からなくなることもあるでしょう。

    実際、フッ素は虫歯予防に優れた効果がある一方で、過剰摂取には注意が必要な成分です。

    この記事では、フッ素の働きと安全性を、厚生労働省やWHO(世界保健機関)、日本歯科医学会などの信頼できる情報源に基づいて、分かりやすく解説します。

    フッ素とは?基本的な特徴を理解しよう

    「F」の茶色いブロックを持った女性の手の画像

    フッ素の基本情報(ミネラルとしての特徴)

    フッ素(フッ化物)は自然界に広く存在するミネラルの一種で、私たちの骨や歯にも含まれています。

    地球上のあらゆる水源や土壌、植物、動物に微量ながら存在し、実は身近な成分なのです。

    フッ素が含まれる自然物 含有量の例
    海水 1.3 ppm
    茶葉 100-400 ppm
    魚類(骨を含む) 1-10 ppm
    野菜類 0.1-1 ppm

    歯科や生活で使われる場面

    現代の生活でフッ素が活用されている主な場面は以下の通りです

    • 歯磨き粉:虫歯予防を目的として配合(日本では1500ppm以下)
    • 洗口液:歯科医院や家庭での予防ケア
    • 歯科医院でのフッ素塗布:専門的な虫歯予防処置
    • 一部地域の水道水:公衆衛生政策として添加(日本では実施されていません)

    フッ素の効果|虫歯予防との関係

    「FLUORIDE」と書かれたカードを持った女性の画像

    歯の再石灰化を助ける仕組み

    フッ素が虫歯予防に効果的な理由は、以下の3つの作用にあります

    1. 再石灰化の促進:溶け出したカルシウムやリンを歯に戻す作用を強化
    2. 耐酸性の向上:フルオロアパタイト形成により、酸に溶けにくい歯質を作る
    3. 細菌活動の抑制:虫歯の原因となる細菌の酸産生を阻害

    特に初期の虫歯(脱灰状態)では、フッ素の再石灰化促進効果により、削らずに治癒させることが可能な場合もあります。

    世界的に推奨されるフッ素濃度

    各国の保健機関が推奨するフッ素濃度は以下の通りです

    機関・用途 推奨濃度 備考
    WHO(歯磨き粉) 1000-1500 ppm 成人向け標準濃度
    日本(市販歯磨き粉上限) 1500 ppm 2017年に1000ppmから引き上げ
    子ども用歯磨き粉 500-1000 ppm 年齢に応じて調整
    歯科医院での塗布 9000-22600 ppm 専門家による管理下での使用

    フッ素は体に悪い?過剰摂取のリスクを正しく理解

    フッ素症とは?

    フッ素を極端に摂取しすぎると「フッ素症」と呼ばれる症状を引き起こすことがあります。主に以下の2種類があります:

    歯牙フッ素症

    歯の発育期(0-8歳頃)にフッ素を過剰摂取した場合、歯に白い斑点や褐色の変色が現れることがあります。軽度の場合は外見上ほとんど分からないレベルです。

    骨フッ素症

    長期間にわたって大量のフッ素を摂取し続けた場合、骨の異常や関節の痛みが生じることがあります。

    日常生活で摂りすぎる可能性はある?

    結論から言うと、日本の通常の生活環境では、フッ素の過剰摂取はほとんど心配ありません

    安全性の根拠

    • 水道水:日本では意図的なフッ素添加は行われておらず、自然含有量は0.1ppm程度
    • 歯磨き粉:1日2回の使用で、実際に体内に入る量は微量
    • 食品:通常の食事でのフッ素摂取量は安全範囲内
    • 基準値:WHO設定の耐容摂取量を大幅に下回る日常摂取量

    厚生労働省の調査によると、日本人の平均フッ素摂取量は体重1kgあたり0.4-0.8mg程度で、これはWHOが設定する耐容摂取量(体重1kgあたり10mg)を大幅に下回っています。

    子どもや高齢者が注意すべき点

    フッ素の使用において、特に注意が必要なのは乳幼児から学童期の子ども高齢者です。それぞれの年齢層の特徴を理解し、適切な使用方法を実践することで、安全かつ効果的にフッ素を活用できます。

    乳幼児期(0-2歳)における注意点

    この時期の子どもは、うがいができず歯磨き粉を飲み込んでしまう可能性が高いため、特別な配慮が必要です。

    日本歯科医学会では、歯が生え始めた時点から虫歯予防を開始することを推奨していますが、使用量と濃度には十分注意しましょう。

    1. フッ素濃度は500ppm未満の低濃度製品を選択
    2. 使用量は米粒1つ分程度(約1-2mm)の極少量
    3. 保護者が必ず仕上げ磨きを行い、使用後は清潔なガーゼで口の中を拭き取る
    4. 歯磨き粉の保管は子どもの手の届かない場所で徹底管理

    幼児期(3-5歳)の適切な使用法

    この年齢では、少しずつうがいができるようになりますが、まだ完全ではありません。

    歯磨きの習慣づけとともに、安全なフッ素使用を身につけさせる重要な時期です。

    1. フッ素濃度は500ppm程度の子ども用歯磨き粉を使用
    2. 使用量はグリーンピース1粒程度(約5mm)
    3. 保護者による仕上げ磨きは必須で、磨いた後は必ずうがいをさせる
    4. 歯磨きを嫌がる場合は、楽しい雰囲気作りと段階的な慣らしを心がける
    5. 定期的な歯科健診で、使用方法が適切かチェックを受ける

    学童期(6-14歳)の注意ポイント

    永久歯への生え変わりが進むこの時期は、虫歯予防がより重要になります。

    自分で歯磨きができるようになる一方で、正しい方法の指導と見守りが欠かせません。

    1. フッ素濃度1000ppm程度の歯磨き粉が適している
    2. 使用量は歯ブラシの毛先部分に1cm程度
    3. 自分でのブラッシング後も、可能な限り保護者がチェック
    4. うがいは1回程度に留め、過度にすすがないよう指導
    5. 学校などでの集団でのフッ素洗口がある場合は、家庭での使用量を調整

    高齢者における特別な配慮事項

    高齢者の場合、口腔内の変化や全身の健康状態、服用薬の影響などを考慮したフッ素使用が重要です。

    加齢に伴い唾液分泌が減少し、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、適切なフッ素使用はより重要になります。

    1. 口腔乾燥(ドライマウス)がある場合は、フッ素洗口液の併用も検討
    2. 入れ歯使用者でも、残存歯がある場合は継続的なフッ素使用が重要
    3. 服用薬の影響で口の中が乾きやすい場合は、歯科医師に相談
    4. 手の動きが不自由な場合は、電動歯ブラシの使用や介助を検討
    5. 定期的な歯科健診で、口腔状態に応じた適切な指導を受ける

    特に注意が必要なケース(医師への相談が推奨される状況)

    1. 子どもが大量の歯磨き粉を誤って飲み込んでしまった場合
    2. フッ素使用後に口の中や体に異常を感じる場合
    3. アレルギー体質で新しい歯磨き粉の使用に不安がある場合
    4. 妊娠中・授乳中で使用に関して疑問がある場合
    5. 既往症や服用薬がある高齢者の場合

    フッ素を安全に活用するために

    歯磨き粉が乗った歯ブラシと歯磨き粉の画像

    歯磨き粉の適量と使い方

    フッ素入り歯磨き粉を安全かつ効果的に使うポイントは以下の通りです

    適量を守る

    年齢に応じた適切な量を使用

    しっかりブラッシング

    2-3分程度かけて丁寧に磨く

    適度なすすぎ

    口の中の泡を吐き出した後、少量の水で1回すすぐ程度

    使用後の注意

    磨いた後30分程度は飲食を控える

    子どもの仕上げ磨き時のポイント

    1. 子どもが歯磨き粉を飲み込まないよう見守る
    2. 磨いた後は必ずうがいをさせる
    3. 歯磨き粉の管理は大人が行う
    4. 嫌がる場合は無理強いせず、少しずつ慣らす
    5. 定期的な歯科健診で専門家のアドバイスを受ける

    歯科医院でのフッ素塗布との違い

    歯科医院で行うフッ素塗布は、市販の歯磨き粉よりもはるかに高濃度のフッ素を使用します。

    これは専門家の管理下で安全に実施されるため、より高い予防効果が期待できます。

    項目 家庭での歯磨き粉 歯科医院でのフッ素塗布
    フッ素濃度 500-1500 ppm 9000-22600 ppm
    使用頻度 毎日 3-6ヶ月に1回
    効果 日常的な予防 集中的な予防
    安全性 自己管理 専門家による管理

    よくある質問(FAQ)

    Q. フッ素入り歯磨き粉は毎日使っても大丈夫?

    はい、適切な濃度のフッ素入り歯磨き粉は毎日の使用が推奨されています。

    日本の市販歯磨き粉は厚生労働省の厳しい基準を満たしており、安心して使えます。むしろ、継続的な使用により虫歯予防効果が高まります。

    Q. 子どもがフッ素を飲み込んでしまったらどうすればいい?

    歯磨き粉を少量飲み込んでしまった程度であれば、健康に問題はありません。ただし、大量に飲んでしまった場合は、水や牛乳を飲ませて希釈し、心配であれば医師に相談してください。

    子ども用の歯磨き粉はフッ素濃度が低く設計されているため、より安全です。

    Q. フッ素なし歯磨き粉の方が安全?

    フッ素なし歯磨き粉は過剰摂取のリスクを避けられますが、虫歯予防効果は著しく低下します。

    適切に管理されたフッ素入り歯磨き粉の安全性は十分に確立されており、総合的な口腔健康を考えると、フッ素入りの使用が推奨されています。

    Q. 妊娠中・授乳中のフッ素使用は大丈夫?

    妊娠中・授乳中でも、通常の歯磨き粉の使用に問題はありません。むしろ、この時期は口腔環境が変化しやすく、より入念な口腔ケアが必要です。

    心配な場合は、かかりつけの産婦人科医や歯科医師に相談することをおすすめします。

    Q. フッ素で歯が白くなる?

    フッ素自体に歯を白くする効果はありません。フッ素の主な効果は虫歯予防です。

    歯の美白を目的とする場合は、ホワイトニング専用の製品や歯科医院での専門的な治療を検討しましょう。

    まとめ|フッ素を正しく理解して賢く活用しよう

    口元を両手で覆っている女性の画像

    • 安全性:適切な濃度での使用は、国際的に安全性が確認されている
    • 効果:虫歯予防に優れた効果があり、WHO等の国際機関も推奨
    • リスク:日本の日常生活では過剰摂取の心配はほとんどない
    • 使用法:年齢に応じた適切な濃度と使用量を守ることが重要
    • 相談:不安がある場合は歯科医師に相談するのがベスト

    インターネット上には様々な情報がありますが、科学的根拠に基づいた信頼できる情報源を参考にして、フッ素を上手に活用し、健康な歯を維持していきましょう。

    [nlink url=”https://kiratt.jp/blog/whitening-fluorine/”]

    ブログ監修:山崎 明日海

    ブログ監修:山崎 明日海(やまざき あすみ)

    小樽歯科衛生士専門学校 卒業

    フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。

    また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。

    2023年3月〜歯科衛生士常駐のセルフホワイトニングサロン開業。

    2023年3月〜Kiratt 札幌店にて独立。

     

    ・ホワイトニングサロンKiratt 札幌店 オーナー
    ・歯科衛生士歴5年目
    ・ホワイトニングコーディネーター資格あり