銀歯があってもホワイトニングはできる?

銀歯があってもホワイトニングはできるのか疑問を持たれたことがある方もいるかと思います。

近年、歯を白くしたい!とホワイトニングをする方や、被せ物も銀歯ではなく白いものが良い!という方が増えています。

お口を開けたとき、特に「下の歯に銀歯があると目立って気になる。」という患者様は私が歯科医院で勤務している時もたくさんいらっしゃいました。

結論からお伝えすると銀歯があってもホワイトニングはできます!しかし、銀歯の部分は白くはできません。

ではどうすれば銀歯を白くすることが出来るのでしょうか?

銀歯が入っているけどホワイトニングをしたい方は是非参考になさってみてください!

ホワイトニングが出来る歯・出来ない歯

まずホワイトニングはご自身の神経のある天然の歯にしか効果は現れません。

そのため、詰め物や、銀歯、被せ物といった人工物にはホワイトニングは作用しません。

他には神経がないことで変色した歯にもホワイトニング効果は期待できません。

多少白くなることはありますが、神経のある天然歯ほどの効果は期待できません。

神経のない歯は内側にホワイトニングの漂白剤を入れて白くするウォーキングブリーチという方法もあります。

銀歯のリスク

日本では保険内で出来る銀歯を使用することが一般的になっています。

しかし、海外などの歯科治療の先進国では銀歯を使用している国は少ない事をご存知でしたか?

銀歯のメリット

  1. 保険適応のため価格が安く抑えられる
  2. 強度が優れているため壊れにくい
  3. 伸びる性質があり、噛み合せに順応する
  4. 歯を削る量が比較的少なくて済む

銀歯のデメリット

  1. 歯垢が付着しやすいので、虫歯や歯周病のリスクが高くなる
  2. 年数が経つと金属が溶け出し歯肉が黒く変色することがある
  3. 溶け出した金属によって金属アレルギーを発症する可能性もある
  4. メリットでもある強度ですが、天然歯よりも硬いため、噛み合わせの歯を傷付ける可能性もある

銀歯を白くするには?

保険外の白い歯を入れる

保険外の白い歯にはこんな物があります。

1.セラミック

セラミックとは、歯科用陶材と呼ばれるものです。

艶があり見た目がとても綺麗です。

歯垢が付着しにくく、耐久性に優れています。

金属を使用しないオールセラミックですと、被せ物による金属アレルギーが発症するリスクもなくなります。

2.ジルコニア

ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれています。

セラミックの一種ですが、セラミックよりも強度に優れているので奥歯などに特にオススメです。

見た目の面では天然歯に近い白さと透明感があり綺麗です。が、セラミックには劣ると言われています。

3.ハイブリッドセラミック

セラミックと、レジンと呼ばれる歯科用プラスチックを混ぜた素材で作られています。

強度もあり自然な白さがあります。

オールセラミックよりも価格が安いですが、見た目の面ではセラミックよりも劣ると言われています。

4. メタルボンド

金属のフレームにセラミックを焼きつけたものです。

金属を使用しているため、強度には優れていますが、金属アレルギーのリスクもあります。

見た目はセラミックを焼き付けているため自然な白さがあります。

保険内で白い歯を入れる

保険内の白い歯にはこんな物があります。

1.コンポジットレジン

歯科ではCRと呼ばれていますが、歯科用プラスチック素材の詰めものです。型採りの必要もありません。

全ての歯に適応ですが、強度が弱いので、深い虫歯や大きい虫歯には向いていません。

2. 硬質レジン前装冠

金属のフレームに白いプラスチック樹脂(レジン)を貼り付けた被せ物です。

裏側が金属になっていて、前歯にのみ保険適応です。奥歯に使用する場合は保険が効きません。

3.CAD/CAM

ハイブリッドセラミックのブロックをコンピューター上で設計して機械によって歯の形に削り出して作られます。

条件付きで適応範囲が限られていますが、2024年6月の保険改定により、さらに適応条件が広がります!

条件が揃っていても歯科医師が使用が困難と判断した場合などは出来ないこともありますので担当の歯科医師とよく相談して決めるようにしましょう!

4.PEEK冠

2023年12月よりPEEK 冠がすべての奥歯で保険適応になりました。

ポリエーテルケトンというものが主成分でCAD/CAMよりも外からの圧力が加わった際にたわみやすいため、破折しにくくなっています。

InstagramやTikTokなどで様々な歯科医師なども言っていますが私個人的にも見た目はあまり良いとは言えません、、、

まとめ

これまでご説明させて頂いたように銀歯があってもホワイトニングすること自体は可能です!

ただ、ホワイトニングで銀歯、詰め物、被せ物などは白くすることは出来ません。

ホワイトニングでご自身の天然歯を白く美しくして、補綴物も白く変わると清潔感もでて気分も明るくなり笑顔が増えるかと思います!

銀歯だけではなく補綴物にはメリットもデメリットもあります。

そのため、どういった見た目のものが良いのか、ご自身の口腔内の状況にはどういった補綴物が合っているのか、しっかりと歯科医師と相談した上で納得のいく歯科治療をしていきましょう!

ブログ監修:黒澤 胡雪

札幌歯科学院専門学校卒業

歯科医院にて5年歯科衛生士として勤務

フリーランスの歯科衛生士ライターとして、オーラルケア記事などを監修。

・ホワイトニングコーディネーター資格あり

・歯科衛生士歴8年目