ホワイトニングをして後悔?しない方がいい場合があるって本当?

ホワイトニングしない方がいい?

歯が白くなることで笑顔が増えたり、前向きになれたり、自分に自信が持てたりとホワイトニングをすることで見た目や精神面に大きく影響を与えるホワイトニングはメリットが多い反面、ホワイトングをしない選択をした方がいい場合もあるようです。

ホワイトニングをして後悔しないためにも、どんな人がホワイトングを避けたほうがいいのかを分かりやすく解説します。

ホワイトニングで後悔した人はどんな声がある?

後悔した人

ここではホワイトニングをして後悔した人の声をX(旧 twitter)やYahoo!知恵袋から簡単にまとめてみました。

歯医者でホワイトニングしたら痛かった

  • ホワイトニングしたら、何もしてなくても痛い。
  • ホワイトニングをしたら歯茎が痛い
  • 歯が薄くて薬剤がしみた

通常ホワイトニングでは施術中や施術後に歯のしみや歯の痛みを感じる方がまれにいらっしゃいます。

歯の状態など個人差がありますので、必ず痛みが出るというわけではありません。

歯に痛みは一時的な場合が多く数時間から1日程度、長くても数日で痛みがひくことが多いようです。

Kirattでは、薬剤にしみ止めが配合されており、施術後の痛みを軽減するよう配慮しております。

ホワイトニングの痛みについて不安な方はKirattのスタッフにお気軽にご相談ください。

歯に色ムラがある

  • ホームホワイトニングしたら前歯が色ムラになった。
  • 1ヶ月前にオフィスホワイトニングしたら、突然色ムラができていた。

他には元々の歯に色ムラがあり、悩んでいる方の声も見かけました。

せっかくホームホワイトニングを頑張っても色ムラになってしまったらショックですよね。施術後に突然色ムラが出たという口コミも見かけました。

ホワイトニング直後は色ムラになる場合があるようです。しばらく時間が経つと色がなじんで落ち着いてくるので、しばらく様子を見るようにしましょう。

せっかくホワイトニングしてもすぐ色が戻る

  • 病院で何回もやってるけどすぐ色が戻る。がっつりお金をかけて通い続けないとキープできないのかな。
  • セルフホワイトニングしてもすぐに色が戻るし、トーンダウンも微妙。

せっかくホワイトニングしても色がすぐに戻ったら落ち込みますよね。ホワイトニングの色持ちは個人差があるため一概には言えませんが、短い人で3ヶ月ほどで長くて6ヶ月ほどと言われています。

セルフケアを怠ったり、着色のしやすい飲食物を口にすると色が戻ってしまいます。

そのため、ホワイトニングの後はセルフケアに取り組んだり、着色に気を使うと色戻りを遅くすることができます。

着色しやすい飲み物や食べ物、食べた後のケアについては以下の記事で詳しく説明しています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。

ホワイトニングしない方がいい人

ホワイトニング剤は健康を損なうことはほとんどありませんが、使い方を間違えると思わぬ結果を招いてしまう恐れがあります。そのため正しく使用することが大切です。

以下に当てはまる人は残念ながらホワイトニングは避けるほうがよさそうです。1つずつ解説していきます。

  1. 無カタラーゼ症の人
  2. 妊婦・授乳中の人
  3. 光線アレルギーの人
  4. 虫歯がある人

無カタラーゼ症の人

無カタラーゼ症は(別名:高原氏病)過酸化水素を分解する”カタラーゼ”が不足する病気です。体の中で酵素が作れない病気で、過酸化水素を分解することができません。遺伝的要素が多く血族結婚を繰り返している家系の方に見られます。

ホワイトニングの薬剤に過酸化水素が含まれるため、禁忌となります。そのため無カタラーゼ症の人はホワイトニングの施術は行えません。

無カタラーゼ症(むカタラーゼしょう、Acatalasiaまたはacatalasemia)とは、体内中のカタラーゼが不足し、過酸化水素が分解できなくなる病気。高原氏病(Takahara’s disease)とも呼ばれる。先天性の遺伝的酵素欠損の代表例で常染色体性劣性遺伝病の一つ。(引用元:Wikipedia

妊婦・授乳中の人

妊婦・授乳中の人

妊婦・授乳中の人も残念ながらホワイトニングは避けることをおすすめします。理由は以下のとおりです。

  1. ホワイトニングに使用される薬剤が胎児にも送られる
  2. 妊婦の病気の発症リスク

胎児への健康への影響や妊婦の病気の発症のリスクがあるため、授乳後にホワイトニングをするのが良いでしょう。ホワイトニングで使う過酸化水素などの薬剤が栄養が届けられるのと同じように胎児にも届いてしまい、どの程度の影響を与えるのか判断するデータがないため、安全とは言えないため避けたほうがいいとされています。

妊婦は女性ホルモンが不安定になりやすく、ホルモンの影響などで唾液の分泌が減り、免疫が低下することもあることから、虫歯や歯周病の菌への抵抗力が弱まることから、ホワイトニングの時期を調整するのが望ましいでしょう。

光線アレルギーの人

光線アレルギー

歯科医院やホワイトニングサロンでは歯の表面に薬剤を塗布し、専用の特殊な光を照射することで歯を白くするのが主な施術になります。

光線アレルギー(光過敏症)の方は健康な人なら大丈夫な光でも、赤み・かゆみ・炎症などを起こしてしまうアレルギーです。そのため、日光に含まれる紫外線とは異なるものですが、光線アレルギーの方は施術は避けていただきます。

なお、自宅で行うオフィスホワイトニングは光を使わないため、光線アレルギーの方でもすることができます。オフィスホワイトニングは一度、歯医者でマウスピースの作成と薬剤を処方してもらえば、いつでも家でホワイトニングができることで人気です。仕事など忙しくて歯医者に通うことができない人に人気のホワイトニングです。

虫歯がある人

虫歯

虫歯がある人はホワイトニングより先に虫歯の治療を優先しましょう。

虫歯の人がホワイトニングを避けるべき理由は以下のとおりです。

  1. ホワイトニングをしている間に虫歯が進行してしまうため。
  2. 虫歯の影響で薬剤がしみる
  3. 虫歯の治療中の被せ物や詰め物が取れやすい

ホワイトニングをしている間に虫歯が進行してしまう

ホワイトニングは歯が白くなるまで個人差はあるものの、白くなるまである程度の時間が必要です。そのため歯が白くなるまでの間にどんどん虫歯が進行してしまう可能性があります。

初期虫歯だったのが進行してしまったり、神経に到達すると神経の処置まで必要になるため、さらに治療期間が長くなります。また神経を抜いてしまうと十分なホワイトニング効果が少なくなるため、早めの虫歯治療をおすすめします。

虫歯の影響で薬剤がしみる

ホワイトニングに使用される薬剤は安全性は確認されていて、健康な歯に使用するには問題はありませんが、虫歯がある状態で施術をすると薬剤が刺激となり、知覚過敏や、歯茎の腫れなど歯に影響が出やすくなります。症状が悪化したり、痛くてホワイトニングが継続できなくなる可能性もありますので、まずは虫歯の治療を優先することが大切です。

虫歯の治療中の被せ物や詰め物が取れやすい

虫歯があった場合に歯を削り、仮の歯を被せたり詰め物をしておいて、後日治療の続きをする場合も多いかと思います。そういった場合にもホワイトニングの薬剤の影響で被せ物や詰め物が取れやすくなる場合もあるため、虫歯の治療を先に終了してからホワイトニングを検討するのがおすすめです。

まとめ

今回はホワイトニングをしない方がいい場合についてご紹介しました。

歯の状態はその人によって違います。そのため、すべての人が今すぐホワイトニングができる状態にあるわけではありません。

自分の体の健康状態や歯の状態を考慮し、そのうえでホワイトニングが出来る状態かを判断して正しくホワイトニングに取り組みましょう。

Kirattでもホワイトニングできる状態かなど詳しくカウンセリングを行っております。ご不明な点などあればスタッフにお気軽にご相談ください。

監修:山辺 彩香

石川県歯科衛生士専門学校卒業

フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。

また歯科衛生士の新しい働き方として、個人のSNSを起点に、キャリアアップを目指す歯科衛生士さんの応援やサポートをしている。

2022年2月〜Kiratt広報としてオーラルケア知識などのYoutube配信と広報活動。

2022年5月〜Kiratt 金沢鞍月店にて独立。