市販ホワイトニング歯磨き粉で着色は落ちる?シュミテクト・NONIO・クリニカを卵で比較

卵に着色した汚れを磨くには

「ドラッグストアのホワイトニング歯磨き粉、どれが一番着色を落とせるの?」

「そもそも市販の歯磨き粉で、歯って白くなる?」

そんな疑問はありませんか?

着色させた卵を市販のホワイトニング歯磨き粉3本で磨き比べたところ、一番着色が落ちたのは「シュミテクト やさしくホワイトニングEX」でした。紅茶と赤ワインの着色は3本とも落ちましたが、コーヒーの着色はどれも落ちにくい結果です。市販のホワイトニング歯磨き粉は、歯の表面の着色汚れを落として本来の白さに近づけるもので、元の歯の色より白くするものではありません。

本記事では、ホワイトニングサロン「Kiratt」の歯科衛生士2名が、ドラッグストアで実際に買った3本を、着色した卵で検証した結果をご紹介します。

歯科衛生士 山崎明日海監修者

歯科衛生士/Kiratt札幌店オーナー

山崎 明日海(やまざき あすみ)›

小樽歯科衛生士専門学校卒業。2023年3月にKiratt札幌店をオープンし、歯科衛生士常駐のセルフホワイトニングサロンを運営。ホワイトニングコーディネーターとして、歯科衛生士のキャリア支援も行っている。

本記事でわかること

  • 市販ホワイトニング歯磨き粉3本の比較結果(紅茶・コーヒー・赤ワインの着色)
  • 目的別のおすすめ(着色を落としたい・コスパ重視・香り重視)
  • 3本の成分の違いと、落ち方に差が出た理由
  • 市販のホワイトニング歯磨き粉でできること・できないこと

※本記事の検証は、Kiratt DH チャンネルで撮影したものです。3本ともツルハドラッグで購入し、価格は購入時の税込価格です(店舗・時期により異なります)。卵の殻を使ったモデル実験で、実際の歯で効果を測定したものではありません。結果は目視による比較です。成分・効能は2026年10月時点のメーカー公式情報にもとづきます。

🧪 この記事の検証者

山崎 明日海(やまざき あすみ)Kiratt 監修歯科衛生士。歯科衛生士免許(厚生労働省登録)、ホワイトニングコーディネーター資格(日本歯科審美学会登録)。プロフィールを見る
須藤 真理菜(すどう まりな)Kiratt 札幌中島公園店オーナー。歯科衛生士免許(厚生労働省登録)、ホワイトニングコーディネーター資格(日本歯科審美学会登録)。プロフィールを見る

🎬 検証の様子を動画で見る

Kiratt DH チャンネルで公開している検証動画です。磨き比べの場面だけ見たい方は、2:50からの再生がおすすめです。

市販ホワイトニング歯磨き粉3本の比較【着色した卵で検証】

紅茶・コーヒー・赤ワインに24時間つけて着色させた卵を、3本の歯磨き粉で磨き比べました。1つの卵に3本の歯磨き粉で1列ずつ、同じ歯ブラシ・同じ力加減で4往復ずつ磨いています。

🏆 比較結果一覧

順位 商品名 紅茶の着色 コーヒーの着色 赤ワインの着色 購入価格(税込)
🥇
1位
シュミテクト やさしくホワイトニングEX ◎ △ ◎ 712円
🥈
2位
NONIO プラス ホワイトニング ハミガキ ○ △ ◎ 415円
🥉
3位
クリニカPRO plus ホワイトニング ○ △ ○ 657円

📱 ← 横にスワイプで全項目を見る →

◎:はっきり落ちた ○:落ちた △:落ちにくかった[5]

💡 順位の決め方について
検証した歯科衛生士2名が、磨いた後の卵を目視で比べた「着色の落ち方」を最優先し、次に購入価格を考慮して決めています。各1回の検証で、白さを機械で測定したものではありません。

コーヒーの着色は3本とも落ちにくかった

紅茶と赤ワインの着色は、3本ともその場で落ちたのがわかりました。一方でコーヒーの着色は、どの歯磨き粉でもあまり変わらず、シュミテクトが遠目にやや白く見える程度でした。

前回の着色実験では、コーヒーにつけた卵は殻全体がむらなく染まっていました。毎日コーヒーを飲む方は、歯磨き粉だけで落とそうとせず、飲み方の工夫やプロのケアも組み合わせるのがおすすめです。

【先に結論】目的別のおすすめ

あなたの目的 おすすめ 理由
着色をしっかり落としたい シュミテクト やさしくホワイトニングEX 今回の検証で一番着色が落ちた
歯がしみやすい シュミテクト やさしくホワイトニングEX 3本の中で唯一、知覚過敏ケアの薬用成分(硝酸カリウム)を配合
価格を抑えて続けたい NONIO プラス ホワイトニング ハミガキ 3本で一番安く、容量も一番多い(130g)。口臭ケアもできる
香りを楽しみたい・歯垢も気になる クリニカPRO plus ホワイトニング フルーティーな香り。歯垢を分解する酵素を配合

市販のホワイトニング歯磨き粉でできること・できないこと

市販のホワイトニング歯磨き粉ができるのは、歯の表面に付いた着色汚れを落として、本来の歯の白さに近づけることです。コーヒー・紅茶・赤ワインなどで付いた着色には頼れる一方で、元の歯の色より白くすることはできません。

メーカーも「本来の歯の白さへ」(クリニカ)、「自然な歯の白さへ」(シュミテクト)と表現しています。[1][3]

ホワイトニング歯磨き粉(市販) ホワイトニングサロン(Kiratt) 歯科医院のホワイトニング
目的 毎日のケアで表面の着色汚れを落とす 表面の着色汚れにアプローチし、歯本来の白さを目指す 歯の内部の着色物質に作用し、歯の色調を明るくする[4]
元の歯の色より白く できない できない(歯の内側の色は変えない) 歯科医師の判断のもとで行う
向いている人 着色を予防・ケアしたい人 歯みがきで落ちにくくなった着色が気になる人 歯そのものの色を明るくしたい人

歯磨き粉の役割を知ったうえで使えば、がっかりせずに毎日のケアの頼れる相棒になります。

検証の方法と条件

項目 内容
使った卵 紅茶・コーヒー・赤ワインに24時間つけて着色させたゆで卵(前回の着色実験で使ったもの)
歯磨き粉 シュミテクト やさしくホワイトニングEX、NONIO プラス ホワイトニング ハミガキ、クリニカPRO plus ホワイトニング(ツルハドラッグで購入)
磨き方 1つの卵を3本の歯磨き粉で1列ずつ磨き分けた。同じ歯ブラシ・同じ力加減で、それぞれ4往復ずつ磨いて拭き取った
評価方法 検証した歯科衛生士2名が目視で比較
動画 記事上部の検証動画で、磨き比べの様子を確認できます
💡 検証結果を見るときの注意
卵の殻と歯のエナメル質は成分が同じではなく、口の中には唾液もあります。実際の歯での効果を保証するものではありません。今回の結果は3本の「着色の落ち方」を比べる目安として見てください。

🎙️ 検証時の歯科衛生士の発言(動画の書き起こし・抜粋)

  • 紅茶 × NONIO:「大体4往復したかな。そのぐらいの白さ。でも落ちてますね」
  • 紅茶 × クリニカ:「拭き取ってみたら、ちゃんと落ちてますね」「(NONIOと)全然同じぐらい落ちてます」
  • 紅茶 × シュミテクト:「結構がっつり変わった感じがしますね。カメラで見ても分かるぐらい」
  • コーヒー:「全部あまり変わらないぐらいかもしれない。変わらないけど、ちょっと遠くから見ると、やっぱりシュミテクトがちょっと(落ちている)」「やっぱり落ちにくいかもしれないです」
  • 赤ワイン × NONIO:「あ、きれい。しっかり落としてくれてます」
  • 赤ワイン × クリニカ:「クリニカもしっかりと落ちてくれてますね」
  • 赤ワイン × シュミテクト:「やっぱりすごい。すごく白くなってる」
  • 総評:「1位としてはやっぱりシュミテクト」「料金などを考慮すると、手に取りやすいNONIOが2番目」

実際の様子は動画(2:50〜)でご覧いただけます。

市販ホワイトニング歯磨き粉3本の詳細

1位

シュミテクト やさしくホワイトニングEX

Haleonジャパン|医薬部外品|フッ素1450ppm

購入価格 712円(税込・ツルハドラッグ)
主な薬用成分 硝酸カリウム、ポリリン酸Na、PEG-8、フッ化ナトリウム[3]
使用感 やわらかめのペースト。さわやかなミントで辛くない
検証結果 紅茶◎/コーヒー△/赤ワイン◎

3本の中で一番着色が落ちたのがシュミテクトです。紅茶の卵は「カメラで見てもわかるぐらい」白くなり、赤ワインの卵も「すごく白くなってる」と声が上がりました。

知覚過敏のイメージが強いシリーズですが、メーカーは「知覚過敏で歯がしみるのを防ぐとともに、着色汚れもプラークもやさしく除去する」と案内しています。[3]成分を見ると、3本に共通するポリリン酸Naに加えて、シュミテクトだけにPEG-8が配合されています。検証した歯科衛生士は、これが落ち方の差につながったのではないかと考えています。

👍 おすすめポイント

  • 今回の検証で一番着色が落ちた
  • 知覚過敏ケアの薬用成分(硝酸カリウム)配合
  • さわやかなミントで、辛すぎず使いやすい

⚠️ 注意点

  • 3本の中では一番高い
  • コーヒーの着色は、他の2本と大きな差がなかった
こんな方におすすめ:着色をしっかり落としたい方/歯がしみやすい方

メーカー公式情報を見る

2位

NONIO プラス ホワイトニング ハミガキ

ライオン|130g|医薬部外品|フッ素1450ppm

購入価格 415円(税込・ツルハドラッグ)
主な薬用成分 ポリリン酸Na、フッ化ナトリウム、ラウロイルサルコシンNa(LSS)。洗浄剤として炭酸水素Na[2]
使用感 やや固めのペースト。一般的なミントの香り
検証結果 紅茶○/コーヒー△/赤ワイン◎

3本の中で一番安く、容量も一番多いのがNONIOです。赤ワインの卵は「きれい」「しっかり落としてくれてる」と評価が高く、紅茶の卵も4往復磨いただけで着色が落ちました。

メーカーは、イオンクレンジング処方で蓄積したステイン(着色汚れ)を浮かせて落としやすくすると案内しています。もともと口臭ケアのブランドなので、口臭予防と着色ケアを1本で済ませたい方にも向いています。[2]

👍 おすすめポイント

  • 3本の中で一番安く、容量も多い(130g)
  • 赤ワインの着色はきれいに落ちた
  • 口臭の防止もできる(メーカー表示の効能)

⚠️ 注意点

  • コーヒーの着色は落ちにくかった
  • 紅茶の着色はシュミテクトほどは落ちなかった
こんな方におすすめ:価格を抑えて毎日続けたい方/口臭ケアもしたい方

メーカー公式情報を見る

3位

クリニカPRO plus ホワイトニング

ライオン|95g|医薬部外品|フッ素1450ppm

購入価格 657円(税込・ツルハドラッグ)
主な薬用成分 ポリリン酸Na、デキストラナーゼ(酵素)、フッ化ナトリウム、ラウロイルサルコシンNa(LSS)。清掃助剤としてポリアクリル酸Na[1]
使用感 やわらかいペースト。乳白色で、フルーティーな香り
検証結果 紅茶○/コーヒー△/赤ワイン○

紅茶の卵はNONIOと同じくらい落ち、赤ワインの卵も「しっかり落ちてくれてる」結果でした。3本の中では落ち方は控えめでしたが、大きな差ではありません。

クリニカPROの特長は、歯垢を分解・除去する酵素(デキストラナーゼ)を配合していることです。メーカーは、清掃助剤のポリアクリル酸Naで歯の根元の蓄積黄ばみまで浮かせて除去し、本来の歯の白さへ導くと案内しています。[1]香りはフルーティーで、検証した歯科衛生士からは「ミント系が苦手な方には使いやすい」という声が出ました。

👍 おすすめポイント

  • フルーティーな香りで、ミントが苦手な方も使いやすい
  • 歯垢を分解・除去する酵素を配合
  • 紅茶・赤ワインの着色は落ちた

⚠️ 注意点

  • 今回の検証では、着色の落ち方は3本の中で控えめだった
  • 知覚過敏ケアの成分は入っていない(しみやすい方はシュミテクトを)
こんな方におすすめ:ミント系の香りが苦手な方/着色と一緒に歯垢も気になる方

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3本の成分の違い|落ち方に差が出た理由

3本とも、着色汚れを落とすための「ポリリン酸Na」を配合しています。違いは、それ以外に何が入っているかです。

成分 シュミテクト NONIO クリニカPRO
ポリリン酸Na ○ ○ ○
PEG-8 ○ — —
硝酸カリウム(知覚過敏ケア) ○ — —
炭酸水素Na(洗浄剤) — ○ —
デキストラナーゼ(酵素) — — ○
フッ素 1450ppm 1450ppm 1450ppm

※メーカー公式サイトの成分表示より。「—」は公式の成分表示に記載がないもの。[1][2][3]

パッケージの「ホワイトニング」という表示は、どれも似たように見えます。箱の裏の成分表示を見ると、着色を落とす成分が何種類入っているかがわかります。選ぶときは、成分・価格・香りを見比べて、毎日続けやすい1本を選びましょう。

🦷 歯磨き粉で落ちにくい着色が気になる方へ

今回の検証のとおり、コーヒーのように落ちにくい着色は、市販の歯磨き粉だけでは限界があります。毎日のケアで落としきれない着色が気になる方は、ホワイトニング専門サロンのKirattにご相談ください。

  • 表面の着色汚れにアプローチ:歯科医院で行う処置とは異なり、歯の表面に付いた着色汚れにアプローチして、歯本来の白さを目指します(歯の内側の色そのものを変えるものではありません。仕上がりには個人差があります)
  • 歯科医師監修のオリジナル溶液:全てのメニューで使用しています
  • 研修を受けたスタッフが担当:各店舗のスタッフは、Kiratt監修歯科衛生士の研修を修了しています

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ほかのホワイトニング歯磨き粉も含めて比べたい方は、ホワイトニング歯磨き粉おすすめ10選もご覧ください。

市販のホワイトニング歯磨き粉に関するよくある質問

Q. 市販のホワイトニング歯磨き粉で、歯は白くなりますか?

歯の表面に付いた着色汚れを落として、本来の歯の白さに近づけることはできます。ただし、元の歯の色より白くすることはできません。今回の検証でも、紅茶や赤ワインの着色は落ちましたが、コーヒーの着色は落ちにくい結果でした。

Q. シュミテクトとNONIOは、どっちがいいですか?

今回の検証では、着色の落ち方はシュミテクト やさしくホワイトニングEXが上でした。歯がしみやすい方も、知覚過敏ケアの成分が入ったシュミテクトが向いています。価格を抑えたい方や口臭も気になる方は、NONIO プラス ホワイトニング ハミガキが選びやすいです。

Q. ホワイトニング歯磨き粉を選ぶときは、どこを見ればいいですか?

箱の裏の成分表示を見ましょう。ポリリン酸NaやPEG-8など、着色汚れを落とす目的の成分が入っているかを確認できます。そのうえで、価格や香りなど、毎日無理なく続けられるかで選ぶのがおすすめです。

Q. コーヒーの着色を落とすには、どうすればいいですか?

今回の検証では、コーヒーの着色は3本とも落ちにくい結果でした。飲んだ後に水を飲む・口をゆすぐなど、着色を付きにくくする工夫が大切です。付いてしまった着色が気になる場合は、歯科医院でのクリーニングやホワイトニングサロンで相談しましょう。

まとめ|市販のホワイトニング歯磨き粉は「着色を落とす成分」と続けやすさで選ぶ

市販のホワイトニング歯磨き粉は、表面の着色汚れを落として本来の白さに近づける、毎日のケアの心強い味方です。役割を知ったうえで、自分に合った1本を選びましょう。

本記事のまとめ

  • 一番着色が落ちたのはシュミテクト やさしくホワイトニングEX(PEG-8配合、知覚過敏ケアも)
  • 価格重視ならNONIO プラス ホワイトニング ハミガキ、香り重視ならクリニカPRO plus ホワイトニング
  • コーヒーの着色は3本とも落ちにくい。歯磨き粉だけに頼らず、飲み方の工夫やプロのケアも
  • 市販品は元の歯の色より白くするものではない。役割を知って使えば頼れる相棒になる

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痛み・しみるなどの症状がある場合は、まず歯科医院で相談してください。

参考資料

  1. ライオン「クリニカPRO plus ホワイトニング」
  2. ライオン「NONIOプラスホワイトニング ハミガキ」
  3. Haleon「シュミテクト やさしくホワイトニングEX」
  4. 日本歯科医師会「お口のなんでも相談:ホワイトニング」
  5. Kiratt DH チャンネル「【歯科衛生士が比較】失敗しない市販のホワイトニング歯磨き粉3本!着色した卵で試してみた」(検証時の発言は本記事内に抜粋を掲載)