歯が黄ばむ飲み物ワースト1位は?コーヒー・紅茶・赤ワインを歯科衛生士が卵で検証

歯科衛生士が着色実験

「コーヒーや紅茶で、歯って本当に黄ばむの?」

「一番着色しやすい飲み物はどれ?」

そんな疑問はありませんか?

コーヒー・紅茶・赤ワインにゆで卵を24時間つけて比べたところ、黄ばみワースト1位は紅茶、2位はコーヒー、3位は赤ワインでした。見た目の色が一番薄い紅茶が、場所によってはコーヒーより濃く染まっています。ただし、好きな飲み物をやめる必要はありません。飲み方とその後のケアを工夫すれば、着色は抑えられます。

本記事では、ホワイトニングサロン「Kiratt」の監修歯科衛生士が実際に行った着色実験の結果を、写真と動画でご紹介します。

歯科衛生士 山崎明日海監修者

歯科衛生士/Kiratt札幌店オーナー

山崎 明日海(やまざき あすみ)›

小樽歯科衛生士専門学校卒業。2023年3月にKiratt札幌店をオープンし、歯科衛生士常駐のセルフホワイトニングサロンを運営。ホワイトニングコーディネーターとして、歯科衛生士のキャリア支援も行っている。

本記事でわかること

  • 歯が黄ばむ飲み物ランキング(コーヒー・紅茶・赤ワインの着色実験)
  • 実験の方法と条件
  • 歯が着色する仕組みと、着色しやすい人の特徴
  • コーヒーや紅茶をやめずに着色を防ぐ4つの方法
  • 「着色」と「歯そのものの黄ばみ」の違い

※本記事の実験は、Kiratt DH チャンネルで2026年7月に撮影したものです(室温 約26℃)。卵の殻を使ったモデル実験で、実際の歯の着色を測定したものではありません。結果は目視による比較です。

🧪 この記事の検証者

山崎 明日海(やまざき あすみ)Kiratt 監修歯科衛生士。歯科衛生士免許(厚生労働省登録)、ホワイトニングコーディネーター資格(日本歯科審美学会登録)。全国の店舗スタッフの研修も担当。プロフィールを見る

歯が黄ばむ飲み物ランキング【卵の着色実験の結果】

コーヒー・紅茶・赤ワインに、殻付きのゆで卵を24時間つけて、色の付き方を比べました。

コーヒー・紅茶・赤ワインに24時間つけたゆで卵。左からコーヒー、紅茶、赤ワイン
24時間後の卵。左からコーヒー、紅茶、赤ワイン

🏆 着色ランキング一覧

順位 飲み物 24時間後の卵の色 染まり方
🥇
1位
紅茶 赤みのある茶色 ムラはあるが、場所によってはコーヒーより濃い
🥈
2位
コーヒー こげ茶色(煮卵のような色) 殻全体がむらなく染まった
🥉
3位
赤ワイン 紫がかった灰色 全体的に薄めで、まだらに残った

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💡 順位の決め方について
24時間後の卵の色の濃さを、検証した歯科衛生士が目視で比べて決めています。色を機械で測定したものではありません。

【先に結論】一番意外だったのは紅茶

実験前の予想は「コーヒー」と「赤ワイン」でした。色が薄く見える紅茶が1位になったのは、検証した歯科衛生士にとっても一番意外な結果です。

  • 紅茶:見た目が薄くても油断できない。着色の原因になるタンニンを多く含む
  • コーヒー:殻全体がむらなく染まる。毎日飲む人が多く、着色が積み重なりやすい
  • 赤ワイン:3つの中では薄めだが、殻全体の色は変わっていて、着色しないわけではない

飲み物ごとの着色の様子【詳細】

1位

紅茶

ティーバッグで淹れたもの|温かい状態でつけ始め

卵の色 赤みのある茶色
染まり方 ムラはあるが、濃い部分はコーヒーより濃い
実験前の予想 「色が薄いから外れるだろう」

取り出した瞬間、出演者から「かなり染まってる」と声が上がったのが紅茶です。染まり方には少しムラがありますが、濃いところはコーヒーよりも濃く、飲み物の色どおりの赤みのある茶色になりました。

飲み物の見た目の濃さだけでは、着色しやすさは判断できないことがわかります。

こんな方は要注意:紅茶を1日に何杯も飲む方/アイスティーを長い時間かけて飲む方
2位

コーヒー

温かい状態でつけ始め

卵の色 こげ茶色(煮卵のような色)
染まり方 殻全体がむらなく染まった。コップに触れていた部分だけ白っぽく残った
実験前の予想 「コーヒーが一番着色する」

コーヒーにつけた卵は、殻全体がこげ茶色にむらなく染まりました。出演者からは「真っ白ではない。全然違う」「煮卵みたい」という声が出たほどです。

サロンでお客様にお話を伺うと、着色が気になる方には「コーヒーを毎日3〜4杯飲む」など、色の濃い飲み物をよく飲む方が多い印象です。

こんな方は要注意:コーヒーを毎日何杯も飲む方/デスクでちびちび飲む習慣がある方
3位

赤ワイン

紙パック入り180mlの市販品|常温でつけ始め

卵の色 紫がかった灰色
染まり方 全体的に薄めで、色がまだらに残った
実験前の予想 「赤ワインが一番強力なのでは」(検証者の予想)

検証者が1位を予想していた赤ワインは、3つの中では一番薄く、色がまだらに残る結果になりました。

とはいえ殻全体が紫がかった灰色に変わっていて、着色しないわけではありません。赤ワインが好きな方も、飲んだ後のケアは意識しておきましょう。

こんな方は要注意:食事と一緒に長い時間かけて赤ワインを飲む方
別の角度から見た24時間後の卵。左からコーヒー、紅茶、赤ワイン
別の角度から。左からコーヒー、紅茶、赤ワイン

実験の方法と条件

つける前の白いゆで卵3個と、ティーバッグで淹れた紅茶、紙パックの赤ワイン
つける前の状態。真っ白なゆで卵を、それぞれの飲み物につけていきます
項目 内容
使ったもの 殻付きのゆで卵3個
飲み物 コーヒー、紅茶(ティーバッグで淹れたもの)、赤ワイン(紙パック入り180mlの市販品)
温度 コーヒーと紅茶は温かい状態、赤ワインは常温でつけ始めた
つけた時間 24時間(3つとも同じ時間)
置いた場所 室内(室温 約26℃)
評価方法 目視で比較
実施時期 2026年7月

卵を使ったのは、殻がカルシウムを主成分とする硬い組織で、歯の表面と同じように色素が付く様子を目で確かめやすいためです。

💡 実験結果を見るときの注意
卵の殻と歯のエナメル質は成分が同じではありません。口の中には唾液もあり、実際の歯が24時間でここまで染まるわけではありません。今回のランキングは飲み物ごとの「色の付きやすさ」を比べる目安として見てください。また、飲み物ごとに温度の条件が異なります。

歯が着色する仕組み|色素が歯にくっつくまでの3ステップ

歯の着色は、歯の表面をおおう「ペリクル」という膜に、飲み物の色素(タンニンなどのポリフェノール)がくっつき、少しずつ重なっていくことで起こります。1回飲んだだけで黄ばむのではなく、毎日の積み重ねで目に見える色になります。

1

歯の表面に「ペリクル」という薄い膜ができる

ペリクルは、唾液に含まれるたんぱく質が歯の表面にくっついてできる、目に見えないほど薄い膜です。歯の表面を守る役割もあり、歯みがきをした後もすぐにまた作られ始めます。

2

ポリフェノールがペリクルにくっつく

紅茶・コーヒー・赤ワインに含まれるタンニンなどのポリフェノールには、たんぱく質と結びつきやすい性質があります。そのため、ペリクルに色素が付着します。マグカップや湯のみに付く「茶渋」と同じイメージです。

3

色が少しずつ重なり、落ちにくくなる

飲むたびに色素が重なり、時間がたつと歯みがきだけでは落ちにくい着色汚れ(ステイン)になります。毎日コーヒーや紅茶を何杯も飲む方ほど、着色が目立ちやすいのはこのためです。

今回の卵の実験は、この「くっつく → 重なる」を24時間に縮めて目で見えるようにしたものです。口の中では唾液が色素を洗い流すため、実際の歯の着色はもっとゆっくり進みます。

なお、ポリフェノール自体は体に悪い成分ではありません。歯を白く保ちたい人にとって「着色の原因になりやすい」というだけなので、飲み物を我慢するより、付きにくくする工夫が大切です。

🦷 歯みがきで落ちにくくなった着色が気になる方へ

飲み方の工夫で着色は付きにくくできますが、ステップ3まで進んで重なった着色は、毎日の歯みがきだけでは落ちにくくなります。そんなときは、ホワイトニング専門サロンのKirattにご相談ください。

  • 表面の着色汚れにアプローチ:歯科医院で行う処置とは異なり、歯の表面に付いた着色汚れにアプローチして、歯本来の白さを目指します(歯の内側の色そのものを変えるものではありません。仕上がりには個人差があります)
  • 歯科医師監修のオリジナル溶液:全てのメニューで使用しています
  • 研修を受けたスタッフが担当:各店舗のスタッフは、Kiratt監修歯科衛生士の研修を修了しています

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同じものを飲んでも着色しやすい人・しにくい人の違い

着色のしやすさには個人差があり、「色素を洗い流す唾液」と「色素が入り込む歯の表面」の状態で差が出ます。主なポイントは次の3つです。

ポイント 着色しやすくなる理由
唾液の量 唾液には口の中の色素を洗い流す働きがある。口が乾きやすい人、唾液が少ない人は色素が歯にとどまりやすい
口呼吸 口の中が乾燥し、唾液で洗い流す働きが弱まる。寝ている間の口呼吸にも注意
歯の表面の状態 細かい傷があると色素が入り込みやすい。歯ぎしり・食いしばり、力を入れすぎた歯みがきは表面を傷つける原因になる

歯みがきはやさしい力で行い、歯科医院での定期的なクリーニングで表面をなめらかに保つことが、着色しにくい状態づくりにつながります。

コーヒーや紅茶をやめずに着色を防ぐ4つの方法

着色が気になるからといって、好きな飲み物を完全にやめる必要はありません。飲み方とその後のケアを少し変えるだけでも、着色は抑えられます。

1

だらだら時間をかけて飲まない

長い時間かけて飲むと、色素が口の中にとどまる時間も長くなります。短い時間でさっと飲むのがおすすめです。

2

合間や飲んだ後に水を飲む

水をこまめに飲むと、口の中に残った色素を洗い流せます。

3

飲んだ後に歯みがき、難しければ口をゆすぐ

すぐに歯みがきできないときは、水で口をゆすぐだけでも対策になります。

4

冷たい飲み物はストローを使う

アイスティーやアイスコーヒーは、ストローを使うと歯の表面に触れにくくなります。

検証者の山崎は、一般にアイスよりホットのほうが着色しやすいと説明しています。今回の実験でも、温かい状態でつけ始めた紅茶とコーヒーがより濃く染まりました。ただし赤ワインとは飲み物の種類も温度も違うため、温度だけが理由とは言い切れません。

着色しやすい食べ物も含めた一覧は歯が黄ばむ食べ物・飲み物の記事、コーヒーとの付き合い方はホワイトニング中にコーヒーを楽しむ方法の記事で紹介しています。

「着色」と「歯そのものの黄ばみ」の違い

今回の実験で卵に付いたのは、歯の表面に付く「着色汚れ(ステイン)」です。歯そのものの黄ばみは歯の内側の色が原因で、まったく別のものです。

着色(ステイン) 歯そのものの黄ばみ
原因 飲食物の色素が歯の表面に付く 内側の象牙質の黄色が透けて見える。年齢とともに目立ちやすい
主なケア 歯みがき、歯科医院でのクリーニング、表面の着色にアプローチするホワイトニング 表面を磨いても変えるのは難しい。歯の内部の着色物質に作用するホワイトニングは、歯科医院で行う処置[2]

「どれだけ磨いても白くならない」という場合、原因は着色ではなく内側の色であることが少なくありません。歯の表面の着色汚れなのか、歯そのものの変色なのかを見分けて、合ったケアを選ぶことが大切です。[2]

💡 Kirattのホワイトニングについて
Kirattのホワイトニングは、歯科医院で行う処置とは異なり、歯の表面に付いた着色汚れにアプローチして、歯本来の白さを目指すものです。歯の内側の色そのものを変えるものではありません。仕上がりには個人差があります。

歯の着色に関するよくある質問

Q. なぜコーヒーや紅茶で歯が黄ばむのですか?

コーヒーや紅茶に含まれるタンニンなどのポリフェノールが、歯の表面をおおう「ペリクル」という膜にくっつき、少しずつ重なっていくためです。マグカップの茶渋と同じイメージで、毎日の積み重ねで目に見える着色になります。

Q. 紅茶とコーヒーでは、どちらが歯に着色しやすいですか?

今回の卵の実験では、紅茶が1位、コーヒーが2位でした。紅茶はムラがあるものの、濃い部分はコーヒーより濃く染まっています。ただしどちらも殻全体がはっきり染まっていて、大きな差があるわけではありません。どちらも飲み方とその後のケアを意識しましょう。

Q. 赤ワインは歯に着色しないのですか?

今回の実験では3つの中で一番薄い結果でしたが、殻全体の色は紫がかった灰色に変わっていて、着色しないわけではありません。長い時間かけて飲むときは、合間に水を飲むなどの対策がおすすめです。

Q. ホットとアイスでは、どちらが着色しやすいですか?

検証した歯科衛生士は、一般にホットのほうが着色しやすいと説明しています。アイスの場合はストローを使うと、歯の表面に触れにくくなります。

Q. 歯の着色は歯みがきで落とせますか?

表面に付いた着色汚れは、歯みがきや歯科医院でのクリーニングで落とせる可能性があります。ただし力を入れすぎた歯みがきは表面を傷つけ、かえって着色しやすくなるため、やさしい力で磨きましょう。磨いても白くならない場合は、歯の内側の色が原因かもしれません。

まとめ|歯が黄ばむ飲み物は「紅茶」「コーヒー」に要注意

色の濃い飲み物で歯が着色するのは本当です。ただし、飲み物を我慢するより、飲み方とその後のケアを工夫するほうが続けやすくなります。

本記事のまとめ

  • 着色ワースト1位は紅茶、2位はコーヒー、3位は赤ワイン(卵を24時間つけた実験)
  • 着色のしやすさは、唾液の量・口呼吸・歯の表面の状態で個人差がある
  • 対策はだらだら飲まない・水を飲む・歯みがきや口ゆすぎ・ストローの4つ
  • 表面の着色と歯そのものの黄ばみは別物。悩みに合ったケアを選ぶ

🌟 ついてしまった着色が気になる方へ

Kirattは、歯の着色に悩む方のためのホワイトニング専門サロンです。全てのメニューで歯科医師監修のオリジナル溶液を使い、Kiratt監修歯科衛生士の研修を修了したスタッフが担当します。「今の歯の色が着色によるものか知りたい」「紅茶やコーヒーを続けながら白さを保ちたい」という方は、お近くの店舗でご相談ください。

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痛み・しみるなどの症状がある場合は、まず歯科医院で相談してください。

参考資料

  1. Kiratt DH チャンネル「【歯科衛生士が検証】コーヒー・紅茶・赤ワインで一番歯が黄ばむのはどれ?卵で着色実験」(2026年9月公開)
  2. 日本歯科医師会「お口のなんでも相談:ホワイトニング」