歯ぎしりの原因はストレス?対策と正しい治療法を解説します!
皆さんの中に歯ぎしりで悩まれている方、原因や対策を知りたい方はいませんか?
残念ながら、
歯ぎしりはいまだに直接的な原因は解明されていないんです。
ですが一般的にはストレスが原因ではないかと考えられ、噛みしめることで解消しているのではないかと言われています。
実際にストレスが緩和されると歯ぎしりも収まったという報告もたくさんあります。
- 「そうはいってもストレスをためないなんて難しいよ…。」
- 「もし自分が歯ぎしりになってしまったらどうすれば良いの…。」
そんな方のために歯ぎしりの対策や治療法を解説していきます!
歯ぎしりが起きるとどうなる?
人は普段、上下の歯を離して生活しています。
使途と話していない時や寝ている時など、ふとした時に自分の歯を確認してみてください。
上下の歯と歯の間には少しすき間があるはずです。
この触れあっていない状態が、歯にストレスがない状態であり、歯と歯の周りの組織を休ませているんです。
しかし歯ぎしり癖がある人は、この触れ合っていない時間が極端に少ないため、歯にダメージを与えてしまいます。
ちなみに歯と歯がくっついている状態は1日に15分程度が理想とされています。
歯ぎしりが癖がある人は、睡眠時間のほとんど歯と歯がくっついていますので、歯がすり減り、顎を動かしている筋肉にも悪影響を及ぼします。
また歯ぎしりを放っておくと、せっかく治療した歯の詰め物が欠けたりすり減ってしまう恐れもあります。
健康的な歯でも、歯ぎしりが繰り返されることで、最悪の場合歯が割れてしまうなんてことも…。
歯ぎしりが起きる原因は?
先ほどもお伝えした通り、なぜ歯ぎしりが起きてしまうのかは、まだ完全には解明されていません。
ですが遺伝や飲酒、喫煙、カフェイン接種、ストレスなどが原因ではないかとされています。
また歯ぎしりの怖いところは、自覚症状がない方が多いことです。
歯ぎしり中は「ギリギリ…ギリギリ…」と大きな音を立てるので、家族と暮らしている方などは指摘されると思いますが、一人暮らしの方はなかなか気づけないでしょう。
彼氏彼女と同棲をして、初めて自分が歯ぎしりしていることを知ったという方も多いと思います。
また寝ているだけではなく、起きている間に歯ぎしりをしてしまう方もいます。
仕事中や何かの作業中などに、無意識に歯を食いしばっていませんか?
起きている間の歯ぎしりも、ストレスを感じたときに起きることが多いようです。
歯ぎしりは大きく分けて3種類ある
ギリギリと音を立てるグラインディング
上下の歯を噛みしめながら横にスライドさせるタイプの歯ぎしりです。
すり合わされた歯が削れあうことで、すり減って歯が平らになってしまうという特徴があります。
酷くなると歯の詰め物が取れてしまったり、割れてしまうなど、歯に最もダメージがある歯ぎしりのタイプです。
グッと噛みしめるクレンチング
上下の歯と顔のエラ部分にグッと強い力が噛みしめるタイプの歯ぎしりです。
力を入れるときにグッと食いしばる様子をイメージすると分かりやすいと思います。
あの状態が癖になってしまい、寝ている時に同じ現象が起きてしまうんです。
グラインディングと違い音が出ないので、歯ぎしりに気づきにくいのも厄介なポイントです。
常に寝ている時に力が入った状態なので、朝起きたときに重く疲れた感覚がある人は気づかないうちにクレンチングタイプの歯ぎしりをしているのかもしれません。
カチカチと音が鳴るタッピング
上下の歯を何かを食べている時のように「カチカチ!」と嚙み合わせる歯ぎしりをタッピングと言います。
凄く寒いときに歯同士が小刻みにぶつかり合うのをイメージすると分かりやすいと思います。
グラインディングやクレンチングに比べてこのタイプは珍しい部類になります。
カチカチと音が鳴る歯ぎしりなので、他人から指摘されて気づく場合が多いです。
歯ぎしりの正しい対策法
ストレスを感じたり睡眠が浅いと歯ぎしりが起きやすいと言われています。
飲酒や喫煙などは睡眠を浅くする要因ですので、なるべく控えましょう。
あとはとにかくストレスをためないこと。
ストレス発散のために運動や趣味に没頭するなどして、歯ぎしりの対策を行いましょう!
他にも意識改善をすることも大切です。
ふとした時に、「あっ、今噛んでいるな」と気づいたら歯を離す。これを徹底していくことで、改善が見込めます。
こうした対策をしても歯ぎしりが治らない、効果がないという方は、次に説明する歯ぎしり治療を受ける必要があります。
歯ぎしり治療にはマウスピース
歯ぎしりがどうしても治らないという方は、歯ぎしり治療をすることをおすすめします。
歯ぎしりの治療は、専用のマウスピースをはめて歯の消耗を防ぐというもの。
このマウスピースは保険が適用されるので3,000円~4,000円程で作成することができます。
自分の歯の消耗を防ぐ為にマウスピースを付けるので、当然消耗します。
すなわち消耗に応じて、交換する必要があることを覚えておきましょう。
ドラッグストアなどで販売している場合もありますが、マウスピースは自分にピッタリと合うものでないと効果は発揮されません。
それどころか、自分に合っていないマウスピースをはめ続けることで症状が悪化してしまう危険性もあります。
必ず歯科医院で型取りをしてもらい、自分専用のマウスピースを作成してもらいましょう!
まとめ
- 歯ぎしりが起きると歯がすり減ったり、顎を動かしている筋肉にも悪影響を及ぼす
- 歯ぎしりの原因は完全には解明されていないが、浅い眠りやストレスが関係しているとされている
- 歯ぎしりの対策には、飲酒や喫煙を避けたりストレス発散させることが効果的
- 歯ぎしりがどうしても治らない場合は、歯科医院でのマウスピース治療を受けよう!
今回の記事が少しでも参考になりましたら幸いです。
Kiratt札幌店では、歯科衛生士や専属のアドバイサーが在籍しています。歯に関するお悩みがあれば気軽にお問い合わせください。
小樽歯科衛生士専門学校卒業
フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。
2023.3〜歯科衛生士常駐のセルフホワイトニングサロン開業
・ホワイトニングサロンKiratt札幌店オーナー
・歯科衛生士歴3年目
・ホワイトニングコーディネーター資格あり