【健康な歯は食事で作る!】丈夫な歯を作るために必要な8つの栄養素を紹介します
虫歯のない健康な歯を作るには毎日の歯磨きによるブラッシングは欠かせません。
ですがそのほかに、
食事からも健康な歯をつくることができるんです。
歯は身体の一部ですから、食事から栄養素を摂ることが虫歯も含めた生活習慣病の予防にも繋がります。
今回は具体的に歯に直接関わりがあるとされている8つの栄養素を紹介します。
カルシウム
- 牛乳
- ヨーグルト
- 小魚
- 桜えび
- 小松菜
- 大豆製品
歯や骨をつくる材料の一つで、再石灰火を助ける働きがあります。
しかしカルシウムは非常に吸収しづらい栄養素で摂取しても効果が薄い場合があるので、ビタミンDと一緒に摂ることで効率良く摂取できます。
カルシウムの中では牛乳が比較的吸収率が高いのでおすすめです。
タンパク質
- 肉
- 魚
- 卵
- 大豆製品
- 乳製品
歯茎や口の粘膜など、組織自体をつくる元となる大事な栄養素です。
強い歯をつくるための土台に欠かせないタンパク質を、意識して食事に取り入れましょう!
またタンパク質を多く含む食品は、それぞれビタミン、ミネラル、アミノ酸の含有量が違います。
現代人はどうしても肉類に偏りがちですが、大豆製品や魚からも取り入れることでバランス良く摂取することができます。
ビタミンA
- レバー
- うなぎ
- にんじん
- ほうれん草
歯の表面にあるエナメル質の形成に役立つビタミンで、虫歯予防にすごく効果的です。
油と一緒に摂ると吸収率がアップするため、炒め物や揚げ物などの調理法がおすすめ。
生の野菜から摂取するなら、ドレッシングをかけるのも良いでしょう。
ビタミンC
- いちご
- レモン
- 柿
- さつまいも
- じゃがいも
象牙質の形成に役立つビタミンで、歯周病予防に効果的です。
水に溶けやすく、加熱で壊れてしまうため。生で摂取するのがおすすめ。
なるべく水にさらす時間を短くして食べるようにしましょう。
また、芋類に含まれるビタミンCも加熱して壊れにくくなっているため、効率良く摂取することができます。
ビタミンD
- 魚
- きくらげ
- しいたけ
カルシウムの吸収を助ける働きがあるビタミンD。
ビタミンDは紫外線に当たることによって生成されるため、適度な日光浴がおすすめです。
日照時間の短い冬場はとくに摂取量が少なくなりがちです。
外に出る時間を増やすか、食べ物からの摂取を心がけましょう!
ビタミンB2
- チーズ
- レバー
- 納豆
- 卵
- 脱脂粉乳
ビタミンB群はタンパク質の代謝をサポートしている栄養素です。
その中でもビタミンB2は細胞を再生して粘膜を健康に保つ役割があります。
ビタミンB2が不足していると口内炎や口角炎など、お口の中が荒れる原因になってしまうため、意識して摂取するようにしましょう。
リン
- レトルト食品
- 食肉加工食品
- 清涼飲料水
- 乳製品
歯や骨をつくる材料の1つであり、カルシウムと同じで再石灰化を助ける働きを持ちます。
タンパク質との結びつきも大きく、不足することが少ない栄養素でもあります。
食品添加物として使用されるので、むしろ過剰摂取に注意が必要です!
過剰に摂取するとカルシウムの吸収が阻害されることもあるので、普段からレトルト食品や加工食品をよく食べる人は、十分に注意しましょう。
マグネシウム
- ナッツ
- ひじき
- 大豆製品
- ごま
- 玄米
カルシウムやリンと一緒に歯や骨をつくる材料の1つがマグネシウムです。
マグネシウムが不足すると、骨から取り出されて濃度が一定になるよう保たれています。
マグネシウムはどうしても現代人に不足しがちなのですが、和食を取り入れたり、ナッツを食べるなどして効率良く摂取しましょう!
バランスの取れた食事をすることが一番大事
今回は歯に直接関わりがあるとされている8つの栄養素を紹介しました。
ですが肝心なのは、栄養素をただたくさん取れば良い訳ではなく、バランスの取れた食事をすることです。
タンパク質(Protain)脂質(Fat)炭水化物(Carbohydrates)のエネルギーのバランスは、頭文字をとってPFC熱量比と呼びます。
厚生労働省の日本人の食事摂取基準によると、タンパク質は13~20g、脂質は20〜30%、炭水化物は50~65%が理想のPFC熱量比とされています。
今回紹介した8つの栄養素+PFC熱量比を意識した食事バランスを摂ることが、健康な歯へ繋がります。
今まで食事に目を向けてこなかった方は、ぜひ今後健康的な食事を意識してみてください!
ちなみにKiratt札幌店では、歯科衛生士や専属のアドバイサーが在籍しています。歯に関するお悩みがあれば気軽にお問い合わせください。
小樽歯科衛生士専門学校卒業
フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。
2023.3〜歯科衛生士常駐のセルフホワイトニングサロン開業
・ホワイトニングサロンKiratt札幌店オーナー
・歯科衛生士歴3年目
・ホワイトニングコーディネーター資格あり