結婚式の友人スピーチで感動させるための5つのテクニックとは!?

もしあなたが友人から結婚式のスピーチを頼まれたとしたら、感動的なスピーチを話せる自信はありますか?
スピーチを頼まれると言うことは、きっと仲の良い友人のはず。
そんな友人の晴れ舞台、「この人の話を聞いてよかった」と思われるような良いスピーチにしたいですよね。
確かに人の心を揺り動かすような感動的なスピーチ原稿を考えるのは難しいかもしれません。
でも安心してください。
たとえ人を感動させる素晴らしい原稿が用意できなくても、感動的なスピーチにするためのテクニックが存在するんです。
今回は5つのテクニックを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
目 次
①ストーリーテリングという話法を使う
結婚式のスピーチにおいて、最も大切なことは心から話すことです。
当たり前のことを言っているように思うかもしれませんが、上部だけの言葉を並べすに心から思っていることを話すと言うのは意外に難しいものです。
そんな時におすすめの手法として「ストーリーテリング」という話法があります。
伝えたい想いやコンセプトを、それを想起させる印象的な体験談やエピソードなどの「物語」を引用することによって、聞き手に強く印象付ける手法です。
ストーリーテリングは聴衆を引き込み感情を共有するのに効果的で、結婚式のスピーチに最適と言えます。
結婚式のスピーチは感情を共有するためにするはず。それに必要なのは具体的なエピソードです。
新郎新婦との思い出を振り返りながら、二人の人間性が伝わるような具体的なエピソードを用意します。
そのエピソードから何を語りたいと思うのか、本心から語れるエピソードを定めましょう。
②三部構成を意識する
人に伝わりやすい感動するスピーチ原稿には、三部構成を作ることがポイントです。
三部構成とは、序論・本論・結論に分かれている小論文やレポートなどでよく用いられる構成のこと。
- 序論:聞き手を惹きつける
- 本論:具体的なストーリーを語る
- 結論:メッセージを印象付ける
この三部構成をわかりやすくするための秘訣は、序論と結論で同じことを言うということです。
もちろん全く同じことをそのまま繰り返すわけではありません。
本質的に同じことを言うというのがポイントなのです。
例題を出してみましょう。
本論:毎朝必ずバナナジュースを飲む生活を10年以上続けています。
結論:バナナは私の人生の一部です!
このように序論で言ったことを結論では別の言い回しで表現し直しています。
こうすることで伝えたいことをより印象的に、記憶に残りやすく感動的なスピーチに仕上げることができます。
③スピーチの尺は3分程度、長くても5分までに収める
どんなに良い内容を語っていたとしても、スピーチは長いというだけで聞き手からの印象は一気に下がります。
皆さんもスピーチが非常に長くてうんざりした経験ありますよね?
長い話は聞いている最中に「まだ終わらないのかな」と思ってしまい、どっと疲れを感じるものです。
結婚式のスピーチでちょうど良い長さはずばり3分〜5分です!
長くならないように3分を目標に原稿をまとめましょう。
なぜスピーチが長いとよくないのか
じつは話が長くなればなるほど聞き手に伝わる情報はどんどん少なくなってしまいます。
聞き手にたくさんの情報を渡しているのに、メッセージがどんどん伝わらなくなるなんて意外ですよね。
理由としては、一つ一つの情報の印象がぼやけてしまうから。要は結局一番何を伝えたいのかが分からなくなってしまうのです。
「なんか色々話していたけれど、結局何が言いたかったんだろう?」
こんな風に思われないために、メッセージを一つに絞りこみメリハリをつけた話をしましょう。
スピーチを短くすることで原稿が覚えやすくなる
スピーチが短いということは、それだけ原稿が記憶しやすいというメリットにもなります。
原稿を記憶することで自信を持ってスピーチに臨むことができますし、原稿を見ずに話すだけでスピーチの印象はグッとよくなります。
短いスピーチは聞き手だけでなく話し手にとっても大きなメリットをもたらすのです。
④無駄な言葉を排除する
スピーチの中から無駄な言葉をなるべく排除するようにしましょう。
「えー…」「あー…」のような言葉や、
「ただいまご紹介にあずかりました新郎友人の…」
「本日は誠におめでとうございます。ご親族の皆様におかれましても」
「僭越ながらご挨拶を申し上げます」
このような言葉のことです。
もちろん話し手がどうしても伝えたいのであれば構いませんが、
「マナーだから」「みんな言っているからとりあえず入れておこう」
というような気持ちで原稿に入れているのだとしたら、はっきり言って時間の無駄です。
さきほどお伝えしたとおり、スピーチというのはなるべく短くまとめた方が良いのです。
それなのに貴重な時間を形式的な挨拶に費やしてしまうのは非常にもったいないことです。
中身のない話をできるだけ排除し、意味のある3分〜5分のスピーチ原稿に仕上げてください!
⑤目線、姿勢、表情などの立ち振る舞いに気をつける
どんなに素晴らしい原稿を用意したとしても。伝え方が悪いと印象が悪くなってしまいます。
逆に言えば、伝え方が素晴らしければ、多少原稿が荒かったとしても感動的なスピーチにすることが可能です。
ではどのような伝え方をすれば良いのか。
以下にまとめたのでご覧ください。
目線:会場一人一人に語りかけるように目線を合わせる
スピーチ中に目が合うと、聞き手は自分に語りかけてくれるように感じます。
結果聞き手にとって印象深いスピーチになります。
姿勢:猫背にならないよう背筋を伸ばす
姿勢が綺麗なだけで、第一印象が良くなります。
自分の気持ちも上向きになりますし、スピーチに対する印象も良くなります。
表情:素敵な笑顔で
一般的に表情はスピーチの内容に即したものにしますが、結婚式の場合は笑顔一択です。
笑顔で語ることで聞き手も笑顔になりますし、自分の緊張が和らぎます。
声:会場の一番奥の人にも届くように大きな声で
手前の人の目線に緊張して縮こまると、遠くの人に声が届きません。
一番奥の人に届くように声を出すようにすれば、十分な声量を出すことができます。
話し方:とにかくゆっくり話す
話しては原稿が頭に入っていますが、聞き手は原稿を見たことがありません。
初見の内容がしっかりと頭に入るよう、とにかくゆっくり話すのが大切です。
また、人は緊張するとどうしても早口になってしまいます。
ほとんどの方が練習の時よりも早口になるので、本番ではゆっくり過ぎるかと思うくらい、ゆっくりと話しましょう。
まとめ
原稿を考える時はネットや本に書かれている例文などは見ないで、あなたの言葉で作成することをおすすめしたいです。
友人スピーチで大事なのは無難にまとめられた構成ではなく、あなたが心から思っていることをそのまま伝えることだからです。
また「ただいまご紹介にあずかりました…」といった形式的な挨拶や、忌み言葉などのNGワードなどもあまり気にしなくても良いと思います。
それよりも、話し手本人が本当に良いと思うことを、聞き手の方に届けてあげてください。
素敵な友人スピーチのために今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。