初期虫歯を発見するための簡単チェックリスト!これに当てはまったら要注意!?

むし歯というと歯が痛くなるイメージをお持ちの方は多いと思いますが、実は初期のむし歯は痛みや自覚症状が出づらいんです。

歯の痛みや悩みをお持ちでない方も、実は口の中では初期のむし歯になっている場合があります。

あまり歯科医院で定期検診を受けていない方は特に可能性が高いはず…。

そこで今回は初期むし歯を発見するための簡単チェックリストを作成しました。

複数当てはまった方は要注意!すぐに歯科医院へ受診することをおすすめします。

①歯磨きをすると頻繁に出血する

痛みが無くても歯磨きのたびに出血がある場合、むし歯の可能性が高いです。

むし歯の原因は主にプラークや歯石なのですが、これらが溜まることで歯茎が腫れてしまうので、歯磨きのたびに歯茎から出血してしまうのです。

ただしむし歯とは別に歯磨きのやり方が悪かったり、念入りに磨こうと歯ブラシで磨きすぎることで歯茎を傷つけているケースもあります。

なので必ずしもむし歯が出来ているとわけではないですが、出血が続くようでしたら歯科医院へ受診してください。

②1回の歯磨きを5分以上していない

1日1回しか歯磨きをしていないのに、むし歯にならない方もいれば、食後に毎回歯磨きをしていてもむし歯になってしまう方もいますよね。

それは、1回の歯磨きの質が原因かもしれません。

磨いているつもりでも歯磨きの時間が短いと、歯ブラシが当たっていない箇所が出てくるものです。

1回の歯磨きを5分以上していない方は、気づかないうちに初期むし歯になっている可能性があります。

そこで徹底してほしいのは「1日1回、5分以上の歯磨き」です。

もちろん食後に毎回5分以上の歯磨きをすることが理想ですが、難しい場合は就寝前にだけ、1回だけで良いので時間をかけて歯磨きをしてみてください。

就寝中は唾液が少なくなって細菌が増殖するむし歯になりやすいゴールデンタイムです。

就寝前に丁寧に歯を磨くことで、むし歯になるリスクを極端に下げることが出来ます!

③フロスや歯間ブラシなどの歯ブラシ以外の器具を使っていない

じつは歯と歯の間の面積は、歯全体の約半分もあります!

皆さん驚きませんか?

普段見えている部分は全体の半分でしかないんです。

それなのにフロスや歯間ブラシを使っていないということは、どれだけ完璧に歯を磨いても歯の半分しか磨けていないことになるんです。

しかもむし歯や歯周病はこの「歯間」で進行しやすいので、よりフロスや歯間ブラシの重要性が分かってもらえるかと思います。

ただしフロスや歯間ブラシにも注意点はあります。

人によって歯と歯の間のサイズが違うために自分に合ったものを見つけるのが難しいうえ、間違った使い方をすると逆に歯茎を傷つけてしまう可能性があります!

不安な方は歯科医院で相談すれば、自分に合ったものを教えてくれたり使い方をレクチャーしてくれますよ。

④ついつい間食してしまう

ストレスがたまった時や口が寂しいとき、小腹がすいたときなど、ついついお菓子に手がのびてしまう方はいらっしゃいませんか?

もちろん気分転換は大事ですが、歯のことを考えると止めたほうが良いでしょう。

特にむし歯になりやすいのが「だらだら食い」

食事の回数が多いほど口内の虫歯菌にエサを上げていることになり、プラークがたまりやすくなります。

むし歯にならないためには、口の中に食べ物がある状態をできるだけ短くすることが重要です。

さらにポテトチップスやクッキーなどの粘着度の高いデンプン質のものは口内に残りやすいので気をつけましょう!

できることなら間食のたびに歯磨きをすると良いですね!

⑤3ヶ月以上歯科検診に行っていない

歯科医院での定期検診は3ヶ月に1度が良いというのを聞いたことは無いですか?

その根拠は、歯の治療やメンテナンス後に再度プラークや歯石が蓄積し、むし歯や歯周病のリスクが高まるサイクルが平均して3ヶ月だからです。

もちろん定期検診のサイクルにも個人差がありますし、体質的にむし歯ができやすい人は3ヶ月に1度よりも、もっとこまめに健診に行くことをおすすめします!

⑥ジュースや炭酸飲料を週に3回以上飲む

酸性の食べ物や飲み物によって歯が溶けることを”歯の酸蝕”といい、酸蝕によって溶けた歯を「酸蝕歯」と呼びます。

近年は強炭酸の飲み物やエナジードリンクが一般的になりましたが、これらの飲み物。

コーラやオレンジジュースなどのソフトドリンク、お酢系飲料、食べ物ではミカンなどの柑橘系など。

これらは酸蝕歯の原因となりますので、日常的に飲んでいる方は注意しましょう。

⑦マスクをすると口臭が気になる

コロナ禍以降、マスクをつける機会が格段に増えたことによって、「自分の口臭が気になる」という話をよく耳にします。

口臭の原因は様々ですが、その1つにむし歯が考えられます。

お口の病気や糖尿病などの全身の病気によって起こる口臭を「病的口臭」と呼びます。

むし歯による病的口臭の場合、どれだけ口臭ケアをしても臭いは収まりませんので、歯科医院で虫歯治療を受けましょう。

⑧冷たいものを口に入れると歯が”キーン”とする

冷たいものを食べたり飲んだりすると”キーン”とした傷みを感じる方は、知覚過敏の恐れがあります。

知覚過敏とは冷たさだけではなく、熱さも含む温度刺激に寄って痛みが発生することです。

むし歯と勘違いされる人も多いですが、
知覚過敏自体は虫歯とは別物ですし、知覚過敏の傷み自体はむし歯が原因ではないです!

しかし知覚過敏が進行すると、歯磨きがまともにできなくなりむし歯や歯周病が進行してしまうこともあるので、歯科医院へ受診することをおすすめします。

まとめ

みなさんはいくつ当てはまりましたか?

もし複数当てはまった方がいたら、今は特に痛みや悩みが無かったとしても自覚症状がないままむし歯が進行しているかもしれません。

今回のチェックリストに当てはまらなくても、少しでも違和感を感じた場合は一度歯科医院で健診することをおすすめします。

むし歯はなるべく早期発見して、すぐに治療しちゃいましょう!

ブログ監修:山崎 明日海

小樽歯科衛生士専門学校卒業

フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。
2023.3〜歯科衛生士常駐のセルフホワイトニングサロン開業

 

・ホワイトニングサロンKiratt札幌店オーナー
・歯科衛生士歴3年目
・ホワイトニングコーディネーター資格あり