1日5分!口呼吸を改善させる簡単トレーニングを紹介!
たまにお客様の中で、口呼吸で悩まれている人がいらっしゃいます。
気を付けようと思っても無意識に口で呼吸してしまうそうです。
口呼吸をしていると歯並びが悪くなったり歯周病のリスクが上がるなど、健康に悪影響を及ぼしてしまいます。
また顔のバランスにまで影響が出る事があります。。
とはいえ習慣になっているものを治すのは大変…。
そこで今回は口呼吸の危険性と口呼吸を改善させる簡単トレーニングを紹介したいと思います!
口呼吸を続けていると顔の形が変わってしまう…?
皆さんは舌の正しい位置について考えたことはありますか?
実は口呼吸の人はニュートラル時の舌の位置がおかしいのです。
本来舌の正しい位置というのは、舌の先が上の前歯の後ろの粘膜部分にあるのが理想です。
普通の人は意識しなくても自然にその位置に舌の先端があるはずなのです。
ところが口呼吸の人は呼吸の際に舌が邪魔なので、前歯に直接舌の先端を押し当てている人がほとんどです。
そうするとどうなるか。
舌によって前歯が押し出され、歯並びが崩れてしまいます。歯並びが崩れると上下のかみ合わせがおかしくなり、顔のバランスが変わってしまうのです。
口呼吸が習慣になると口内環境が悪化する
口呼吸が習慣になることで口の周りの筋肉が弱り、上唇が閉めにくくなる弊害が起こります。
するとむき出しになってしまった歯肉が唾液の恩恵を受けられなくなり、歯肉炎を引き起こす危険性があるのです。
また口呼吸を続けると常に口の中が乾燥した状態になります。
当然唾液も減っていき、虫歯や口臭の原因にもなってしまいます。
このように呼吸を鼻でするか口でするかの違いで、お口の中の健康が大きく左右されるのです。
口呼吸を改善させる簡単トレーニング
口呼吸は自分で気づいていても中々治りません。
無意識に習慣として口呼吸が染みついているからです。
なので今回紹介するトレーニングを習慣づけることで口呼吸を改善させていきましょう!
①舌の定位置トレーニング
口呼吸には舌が深くかかわっているという事は先ほどお話しした通りです。
「舌トレ」をおこなうと口呼吸が改善されるだけでなく、「口内環境改善」も期待できます。
この「舌の定位置トレーニング」のやり方はとても簡単。
- 気づいたときに舌の位置を意識して正しい位置においてあげる
これだけだけです。
口呼吸の人は前歯に直接舌の先端を押し当てているので、舌の先を上の前歯の後ろに舌の位置をキープします。
これを続けて、意識していなくても自然に舌の先が正しい位置になることを目指しましょう!
②唇のトレーニング
唇のトレーニングをおこなうと口が閉じやすくなるので、口呼吸改善に効果的です。
- 上下の唇を軽く閉じる
- 上唇を覆うように下唇を大きくかぶせ、下唇で上唇を擦るように数回上下に動かす
- 上唇と下唇それぞれを、反発するように力を入れながら元に戻す
これを1日3セット行いましょう!
テレビ・ゲーム・スマホを見ているときなど無意識の時に口が開いて口呼吸になることが多いので、そういった時にこそぜひ唇のトレーニングをやってみてください。
③「あ・い・う・べ」体操
「あ・い・う・べ」体操は福岡市にある「みらいクリニック」の内科医・今井一彰先生が考案されたものです。
この体操は口呼吸の改善に効果的なだけでなく、唾液を増やす効果もあるので、ドライマウスで悩まれている方にもおすすめです!
- 「あ~」と声を出し、口を大きく開く
- 「い~」と声を出し、口を横に大きく引く
- 「う~」と声を出し、口を突き出す
- 「べ~」と声を出し、舌を大きく出す
- これを1セットとして何回も繰り返す
今井先生は1セットを1日30回行うことを目安とされています。
30回行うのが大変な方は、最低でも朝食前と夕食前に1日3セットおこなうようにしてみてください。
それでも充分唾液増加の効果は期待できます。
まとめ
今回紹介したトレーニングはどれも簡単で、5分もあれば終わると思います。
5分で本当に効果があるの?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、大事なのはそれを習慣づけることです。
口呼吸は習慣なので、それを治すために必要なのは新たな習慣です。
1日5分でも毎日の習慣にすれば、口呼吸の改善につながることは間違いありません。
口呼吸でお悩みの方はぜひ諦めずにトレーニングを頑張りましょう!
小樽歯科衛生士専門学校卒業
フリーランスの歯科衛生士として、ホワイトニングサロンオーナーとして独立。
2023.3〜歯科衛生士常駐のセルフホワイトニングサロン開業
・ホワイトニングサロンKiratt札幌店オーナー
・歯科衛生士歴3年目
・ホワイトニングコーディネーター資格あり