歯科衛生士が教える歯ブラシの正しい選び方・持ち方!

「なんで毎日歯磨きをしているのに虫歯ができるんだろう?」
「歯医者に行ったら、歯が全然綺麗に磨けてないと言われた…。」
「歯磨きをした直後なのに口の中がネバネバする。」
このような方はもしかしたら歯ブラシに問題があるのかもしれません。
なぜなら、歯磨きを効果的にするには歯ブラシの選び方・持ち方が超重要だからです!
自分に合った歯ブラシを選び、正しい持ち方で歯を磨けるようになれば、上記の悩みはきっと解決できるはずです。
そこで今回は歯科衛生士である川畑が、歯ブラシの正しい選び方と持ち方を解説します!
歯ブラシの正しい選び方
歯ブラシの大きさ
注目するポイントは、歯ブラシのヘッド部分(毛束がある方)です。
ヘッドは2cmくらいのもので、毛束は3列のものをオススメします。
ヘッドはなるべく小さいほうが小回りが利いて、奥歯などの届きにくい部分まで掃除しやすいです。
そのため「歯ブラシはなるべくヘッドが小さいものを買え」とよく言われます。
ですが実はヘッドが小さい歯ブラシにもデメリットはあります。ヘッドが小さすぎると、その分長時間ブラッシングをしなければいけません。
なので私個人の意見としては、
口の大きい男性などは普通サイズの歯ブラシを使うのをおすすめします。
普通サイズで歯の隅々まで磨けるよう努力するのが良いと思います。
口の小さい女性やお子様、歯並びの悪い方はヘッドが小さい歯ブラシを使いましょう!
特に歯並びの悪い方は細かいところまで磨けるように小児用の歯ブラシを使うと良いですよ!
歯ブラシの硬さ
歯ブラシの毛先も、基本的には「普通」の硬さをおすすめします。
例えば歯周病などで歯茎が炎症している、歯磨きをすると痛い、などの特別な事情がある場合は「柔らかめ」を使っても良いです。
ですが、柔らかい毛先の歯ブラシは刷掃能力(歯に付いたプラークを掻き出す力)が弱いので、プラークを落としきれない可能性があります。
逆に「硬め」の歯ブラシで必要以上に磨きすぎると、歯や歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。
歯や歯茎を傷つけないためには、ブラッシングにコツがいります。
そのため適度な硬さで扱いやすく、しっかりとプラークを掻き出すことができる「普通」の硬さの歯ブラシを使いましょう!
歯ブラシの変え時はいつ?
1ヶ月を目途に新品の歯ブラシと交換しましょう。
適切なブラッシングの力で歯磨きをしていれば、1ヶ月程度で歯ブラシの毛先が開いてきます。
毛先が広がった歯ブラシは著しく刷掃能力が落ちます。毛先が広がったら必ず新品の歯ブラシと交換しましょう。
もし歯ブラシの毛先が1カ月未満で開いてしまうという方は、ブラッシングの力が強すぎます!
歯磨きの際に力を入れすぎたり、ゴシゴシと磨きすぎるとすぐに歯ブラシがダメになってしまいます。
それだけではなく、力を入れて磨くと毛先がつぶれてただ歯を撫でている状態になります。つまり、プラークを全然落としきれません。
ブラッシングの力が強くなってしまう人のほとんどは、歯ブラシの持ち方に原因があります。
後述する正しい歯ブラシの持ち方をマスターして、適切なブラッシングを身に付けましょう!
歯ブラシの正しい持ち方
手のひらでしっかりと握るので、強い力でゴシゴシと磨いてしまう
必要以上に力がかからず、優しい力で繊細に磨くことが可能
多くの方がパームグリップの持ち方をしていると思いますが、歯ブラシの正しい持ち方はペングリップです。
パームグリップは手のひらでしっかりと握る持ち方のため、どうしても力が入りすぎてしまいます。
その結果、ブラッシングの力が強くなりすぎてしっかりと歯が磨けずに、歯ブラシもすぐダメにしてしまいます。
さらに歯磨き粉を使用しながら強い力で磨くと歯の摩耗や歯肉退縮などを起こす危険性があります。
一方ペングリップは名前のとおり、ペンを持つような握り方です。
実際に持っていただければ分かりますが、力があまり入りません。
さらにペンを持つ時と同じ握りなので細かい動作が可能になり、きめ細かで歯に優しいブラッシングが可能になるのです。
今までパームグリップで持っていた方は、今日からペングリップの持ち方に変えましょう!
適切なブラッシングの力とは
適切なブラッシングの力は、100~200g程度とされています。
300gを超えると歯や歯肉を傷める可能性があるので、皆さんが想定しているよりだいぶ優しくブラッシングしてあげる必要があります。
200gとか300gとか、数字じゃあまりピンと来ないよ!という人は、
家庭用のバネばかりで実際に歯ブラシを押し付けてみると分かりやすいです。
え?こんなに優しい力じゃないといけないの!?とびっくりすると思いますよ。
まとめ
毎日歯磨きをしていても、
自分に合わない歯ブラシで、間違った持ち方で歯を磨いていては効果は半減です。
そればかりか、歯や歯茎を傷めつける危険性もあります。
今回の記事を参考に、自分に合った歯ブラシで正しいブラッシングをおこないましょう!
大阪歯科学院歯科衛生士専門学校卒業
一般歯科、小児、矯正、口腔外科、訪問歯科等を経験し、現在、フリーランスの歯科衛生士として、歯科医院に勤務しながらセルフホワイトニングサロン開業中。
歯科衛生士歴21年目
2022.7〜歯科衛生士常駐のセルフホワイトニングサロン開業
・ホワイトニングコーディネーター・歯科食育士・トリートメントコーディネーター資格あり