ブライズメイドとは?基礎知識とメリット・デメリットを徹底解説

結婚式で取り入れる『ブライズメイド』と呼ばれる言葉をご存知でしょうか。結婚式で新婦の介添人やサポート役を務めるのがブライズメイドです。映画やドラマでも登場する文化として知られています。

本記事では、ブライズメイドの基礎知識と取り入れる方法、メリットとデメリットを解説します。人とは違った結婚式を検討している方は参考にしてみてください。

ブライズメイドとは?

ブライズメイド(Bridesmaids)とは、新婦のサポートをする未婚の女性たちを指します。結婚式当日、新婦のそばでさまざまな準備や手助けを行い、式全体がスムーズに進行するよう支援する存在です。

主に新婦の親しい友人や姉妹がブライズメイドを務め、彼女たちは同じカラーのドレスを着て、新婦を引き立てる役割も担っています。

ブライズメイドは複数人(2~5人)で務めることが多く、新婦と同じ『白色』以外のドレス以外をお揃いや似たようなデザインを着ることが一般的です。結婚式の間はほとんど新婦のそばにいるため、新婦の次に目立つ存在になることでしょう。

ブライズメイドは欧米で見かける習慣

ブライズメイドの文化は欧米、特にヨーロッパとアメリカで広く普及しています。その起源は古く、ヨーロッパの伝統に根ざしており、実は宗教的な背景もあります。ブライズメイドの役割はただ新婦を助けるだけではなく、昔の信仰では花嫁を守るための役割を果たしていました。

ブライズメイドの起源については、悪魔や邪悪な霊から新婦を守るために存在したと言われています。昔、結婚式は大きな祝福の場であると同時に、悪霊が花嫁の幸せを妬む場面でもあると考えられていました。そこで、未婚の女性たちが花嫁と同じような服を着て、悪霊を混乱させ、花嫁を守るという役割を果たしたのです。この古い伝統が現代でも形式を変えながら受け継がれ、ブライズメイドという形で現れているのです。

現在のブライズメイドはこのような宗教的な役割を持たず、新婦を精神的・物理的にサポートするための存在として、結婚式を彩る重要な役割を果たしています。

一方、新郎をサポートする場合は、グルームマンと呼ばれ、新郎の介添を行います。ブライズメイドを用意する場合、グルームマンも人数を合わせることが一般的です。

また、ブライズメイドだけで、グルームマンがいなくても問題はないため、新郎新婦がどのような結婚式にしたいかによって自由に選べます。

ブライズメイドを取り入れる方法

ブライズメイドを取り入れる手順は以下のとおりです。

  1. ブライズメイドを頼む人を検討する
  2. ブライズメイドのドレスや小物を決める
  3. ブライズメイドの役割を決める

日本でブライズメイドを取り入れる場合、まず重要なのは誰に役割を依頼するかという点です。一般的には、未婚の親しい女性の友人や姉妹に依頼します。新婦にとって特別な存在である人たちを選び、その絆を深める機会となります。

次に考えるべきは、ブライズメイドのドレスや小物です。新婦のドレスと調和する色やデザインのドレスを用意し、式全体のテーマに合ったものを選ぶことがポイントです。ドレスは新婦と同じ白色のドレス以外であれば、明確な決まりはありません。

ドレスの色だけ統一し、ブライズメイドのそれぞれの個性に合ったドレスを選ぶのも良い方法です。ドレスはそれぞれ好きなものを選んでもらい、小物は新婦が選ぶなど、柔軟な対応が大切です。ブライズメイドのドレスは、レンタルや購入なども可能で、ネットにはブライズメイド用のドレスも用意されています。

また、ブライズメイドたちがどのような役割を果たすのか、事前に十分に打ち合わせをしておくことも重要です。式当日の流れやサポートの範囲について、あらかじめ明確にしておくことで、スムーズな進行が期待できます。

ブライズメイドのメリット

ブライズメイドのメリットは以下のとおりです。

  1. 近くに親しい人がいるため、リラックスできる
  2. 近くにドレスを着用した人がそばにいるため、豪華になる

ブライズメイドを取り入れることには、多くのメリットがあります。まず一つめは、新婦が結婚式当日に親しい人たちに支えられる精神的な安心感です。結婚式は新婦にとって緊張とストレスが伴うイベントですが、親しい友人や姉妹の存在でリラックスして過ごせます。

2つめは、結婚式のビジュアル的な華やかさが増す点です。ブライズメイドが統一感のあるドレスを着用することで、式全体にまとまりが生まれ、写真映えする華やかなシーンが作り出される点もメリットです。

さらに、ブライズメイドは式の進行をサポートする役割も持つため、新婦や新郎にとっても大きな助けとなります。細かな配慮が必要な場面で積極的に動いてくれる存在は、新婦にとって頼りになる存在となるでしょう。

ブライズメイドのデメリット

ブライズメイドのデメリットは以下のとおりです。

  1. ブライズメイドは結婚式の間はつねに忙しい
  2. ブライズメイドのドレスなどに費用がかかる
  3. 誰にブライズメイドを依頼するかが難しい

一方で、ブライズメイドを取り入れることにはデメリットも存在します。まず第一に、ブライズメイドに依頼する相手に負担がかかる点です。結婚式の準備から当日のサポートまで、彼女たちには多くの役割が求められるため、時間や労力を要することは大きなデメリットに挙げられます。特に日本ではブライズメイド文化があまり根付いていないため、依頼された側がこの役割に対する理解や負担を感じることも多いです。

また、ブライズメイドのドレスや小物の費用がかかる点もデメリットの一つです。特に新婦側で費用を負担する場合、予算に影響を及ぼすことが考えられます。ブライズメイドの人数が多いほど、その負担は増えるため、計画的に予算を組むことが大切です。

ブライズメイドを取り入れる際の注意点

ブライズメイドを取り入れる際には、いくつかのポイントに注意が必要です。まずは、依頼する人たちに無理のない範囲で役割をお願いすることが大切です。新婦が理想とする結婚式を実現するために、友人たちに過度な負担をかけないよう配慮し、サポートの内容についても十分に話し合いましょう。

次に、ブライズメイドの人数やドレスのデザイン選びに注意しましょう。新婦が主役であることを考慮し、ブライズメイドの衣装が新婦のドレスを引き立てるようなバランスを意識することが重要です。また、人数が多すぎると費用や進行の管理が大変になるため、適切な人数を選ぶこともポイントです。

ブライズメイドに関するよくある質問

ブライズメイドに関するよくある質問をまとめました。

ブライズメイドの費用は?

ブライズメイドの費用については、一般的にドレスや小物の費用がかかります。欧米では、ブライズメイド自身がドレスやアクセサリーを負担することが多いですが、日本では新婦側が一部または全額を負担するケースもあります。

さらに、結婚式当日のリハーサルや移動費用、ヘアメイク代などもかかる場合があるため、事前に費用の分担について十分な話し合いが必要です。

ブライズメイドを依頼するときは?

ブライズメイドを依頼する際、特に海外では「ブライズメイドボックス」と呼ばれるギフトを贈ることが一般的です。これは、ブライズメイドに依頼する際のギフトを指しており、内容には特に決まりはありません。

香水やアクセサリー、スイーツなどがよく選ばれ、ブライズメイドの役割を快く引き受けてもらうための一助となります。ブライズメイドを依頼する際には、何かギフトを準備することをおすすめします。

まとめ

ブライズメイドは、新婦をサポートし、結婚式を一層華やかにする存在です。欧米やヨーロッパでは伝統的なものであり、日本ではあまり知られていません。

そのため、ブライズメイドを検討する際には、あまり日本ではなじみのない文化であることや、衣装やヘアメイクなどに料金が発生することを考慮して決めましょう。仲の良い姉妹や友人たちに囲まれた華やかな結婚式は忘れられない特別なひとときとなるでしょう。