新婚生活にはいくら必要?新居の選び方のコツを解説

結婚が決まり、新婚生活を迎える場合、新婚生活にはいくら必要なのか気になる人は少なくなりません。当記事では、新婚生活に必要な費用の目安と新居の選び方のコツを解説します。これから新婚生活を送る場合の参考にしてみてください。
新婚生活にいくら必要?

新婚生活の初期費用としては70〜120万円必要と言われています。ただし、あくまで目安としての金額であり、実際の費用は人によって大きく異なります。引越し費用や新居の選択など、さまざまな要因が影響を及ぼすため、具体的な金額は個々の状況に応じて異なるため、自分たちの予算に応じて決めることが大切です。新婚生活に必要な費用としては以下のとおりです。
- 新生活に必要な家電や日用品
- 引越し費用
- 賃貸の場合は初期費用、一戸建ての場合は頭金
それぞれ順番に解説します。
新生活に必要な家電やインテリア
家電約37.9万円(参照元:新婚生活実態調査2020 リクルートブライダル総研調べ)
家具インテリア31.5万円
新婚生活は、今まで別々に暮らしていた2人が生活を始めるため、新しく家電や家具、日用品などを揃えることが必要です。
今まで使っていた家電を新しい生活でも使用すると、家電を購入する費用を抑えられます。また日用品は普段意識せずに生活していますが、一度に日用品を揃えるとまとまった金額が必要となります。
今まで使っていた日用品を新生活に使えば少しは金額を抑えることも可能ですが、ある程度は買い揃える必要があるでしょう。
新生活に家電や日用品など、どこまでこだわるかによってかかる費用は異なりますが、新婚生活には何かとお金がかかるため、予算に合った買い物を心がけましょう。
引越し費用

引越し費用は平均9万5,700円と言われています。
引越し費用も新生活を始める際には欠かせません。これまでの暮らしで当たり前だった自分の持ち物の多さに驚く人も少なくありません。
すべて新居に持っていくのが理想的ですが、ある程度引っ越す際に断捨離するのもおすすめです。
新しい生活を始めるにあたり、これまで断捨離に踏み切れなかった方も良い機会だと考えチャレンジしてみましょう。
ある程度荷物を減らすことで、引越しの負担や新しい生活に本当に必要ないものに囲まれた生活がスタートできます。
また、新居が近い場合は自分たちで荷物を運ぶことで引越し費用を抑えることも可能です。
ただし、車が必要であることと何度も荷物のために往復が必要となるため注意が必要です。
時間や手間を短縮したい場合には、引越し業者の利用を検討しましょう。引越し業者であれば、新居に持っていくものを段ボールなどに詰めるだけで、大きなトラックで簡単に荷物を移動できます。
引越し業者によって料金が異なる場合がありますので、事前に複数の業者の見積もりを依頼して比較検討することがおすすめです。
賃貸の場合は初期費用、一戸建ての場合は頭金
2人の新居は、賃貸か一戸建てを選択する場合が一般的です。
賃貸の場合も一戸建ての場合も、まとまった金額の初期費用が必要となります。
賃貸でも一戸建ては、それぞれメリットとデメリットがいくつか存在します。
どちらも人によって理想とする形は違いますが、予算や自分たちの暮らしに合った形を選ぶことが大切です。
賃貸は一戸建てに比べて初期費用が低い傾向にありますが、毎月の家賃や自分の資産にならない点がデメリットに挙げられます。
一方で、賃貸の場合は他に気に入った物件があれば転居が簡単な点や、戸建てと違い家の手入れの手間の少なさはメリットと言えます。
一戸建ては、初期費用や住宅ローンを組むデメリットはあるものの、自分たちのこだわった家を購入する喜びや家具など自分たちのオリジナルの家で過ごせるのは大きなメリットです。
また、家は資産にもなり、賃貸より広い部屋でゆったりと過ごせる点も魅力です。
どちらにもメリットとデメリットがありますが、自分たちの暮らしや収入など、さまざまな点から考慮しましょう。
まだどちらにするか決めかねている場合には、賃貸で新婚生活をスタートして、2人で生活しながらじっくり賃貸か一戸建てかを検討するのも良い方法です。
新居の選び方
新居選びは新生活にを送る上では欠かせません。まずは賃貸か戸建てにするかを検討する必要があります。どちらもまとまった金額が必要ですが、戸建ての方が金額が高くなるのが一般的です。
賃貸の場合

敷金・礼金 平均はおおむね16万4,800円とされています。
新居に賃貸を選ぶポイントには以下のとおりです。
- 職場に通いやすいかどうか
- 家賃は負担のない金額か
- セキュリティはしっかりしているか
賃貸を検討する場合は、複数の不動産会社を比較することをおすすめします。
不動産会社によっては、希望者がいると伝え、契約を急かす業者もいるため注意が必要です。
賃貸であっても引越しなど住居を変えるのは大変です。そのため複数の物件を比較し、自分たちの暮らしに負担のない物件かどうかしっかり確認しましょう。
戸建ての場合

戸建ての場合の頭金もまとまった金額が必要となります。ただし、住宅の場合は金額が大きいためほとんどがローンを組んで購入することが多いです。
注文住宅の場合頭金の平均額は596.6万円ですが、頭金を多めに支払ってローンの残金を減らすなど、人によって金額は異なります。
戸建てを検討する場合、以下のことが挙げられます。
- 建売住宅を購入するのか注文住宅にするか
- 場所はどこにするのか
- どの会社にするのか
戸建てを検討する際に、まずは建売住宅か注文住宅かを決める必要があります。建売住宅はすでに完成しているため、完成してからイメージが違ったという不安もありません。建売住宅は同じ会社で似たような間取りやデザインで建てられていることが多いです。収納など自分の好きにできない点は建売住宅のデメリットとして挙げられます。
一方で一から設計する必要がないため、注文住宅よりは安めの料金であることは大きなメリットです。
注文住宅は一から設計から開始するため、建売住宅と違い自由度が高いことも魅力でしょう。パントリーや収納、趣味部屋や書斎など自分の好きな希望を伝えて形にしてもらえる点も嬉しい部分です。
設計から始めるため何度も打ち合わせが必要であったり、完成まで日数がかかる部分はデメリットと言えるでしょう。建売住宅よりは料金が高めになる傾向があります。
家にどこまでこだわるかによって選択肢が異なります。自分の予算やこだわりによって自分に合った選択がおすすめです。
結婚後に一番大きな買い物は家の購入が一般的です。後悔のないように複数の会社を比較して検討しましょう。
将来のために貯金がおすすめ

結婚後に仕事を続けると二人分の収入が入るため、貯金しやすくなります。新婚の時は何かと新生活にお金が必要な時期ですが、ある程度生活も落ち着いたら、少しずつ将来のために貯金を始めましょう。
また、貯金だけでなく資産運用なども有効です。将来のためにお金について知識を深めることもおすすめです。お金については自分から学ばないと誰も教えてくれません。最近では多くの情報が簡単に手に入ります。
まとめ
憧れの結婚は、結婚式や新婚旅行、結婚指輪など華やかなものに目がいきがちです。
結婚は長い人生を共にパートナーと暮らしていくものです。日々の生活を楽しく安心して暮らすためには、お金は欠かせません。
結婚にはある程度まとまったお金が必要です。ただし、こだわればこだわるほど金額が大きくなります。
そのため、お金は使うところは使い、不必要な部分は使わないなど、メリハリをつけることが大切です。