結婚式の招待状を送る適切な時期は?招待状のマナーと相場を解説

結婚式の日取りが決まり、いよいよゲストに招待状を送る際に「どのタイミングで送れば良いのか分からない」と悩みを抱えていませんか。当記事では、挙式の招待状を送る際に知っておきたい招待状の役割と適切な時期、マナーについて解説しています。
素敵な結婚式を迎えるためにも当記事を参考にしてみてください。
結婚式の招待状の役割

結婚式の招待状は、結婚式の日時の詳細をゲストに伝える役割があります。招待状は、結婚することを正式に伝えた後に、結婚式への参加意思を最終確認するものです。招待状を送る前に、あらかじめ結婚の報告や結婚式に来てもらいたいという意思を伝えておくことが大切です。
結婚式の招待状は、自分たちが結婚式に参列してもらいたいゲストに送り、結婚式の参加人数を把握するための重要なツールです。招待状の返事を確認し、結婚式の席の確保や料理の準備、新郎新婦が最後にゲストを見送る際のプチギフトや引き出物の数など、多くの要素に影響を与えます。
招待状を作成する際には、結婚式の日時や場所、出席の回答期限など、詳細な情報を明記します。返信用のはがきやメールアドレスを同封することで、ゲストが返答しやすいように配慮することも大切です。
結婚式の招待状を送る時期

結婚式の招待状は、挙式の2〜3か月前には送りましょう。早めに招待状を送ることで、ゲストが予定を調整しやすくなり、結婚式の準備もスムーズに進みます。招待状の発送日は、大安などの縁起の良い日に送ると良いとされています。日本の伝統や文化に基づいており、結婚式の成功を祈る意味も込められています。
家族で招待する場合は、複数の招待状を送るのではなく、一通で済ませるのが一般的です。家族の招待状をまとめることにより準備が効率化され、混乱を避けられます。
招待状は郵送するか手渡しするかのどちらでも可能です。職場の人やよく会う友人などには、手渡しで渡すと丁寧な印象を与えられます。直接手渡しすることで感謝の気持ちを伝えられます。特に職場の上司や親しい友人には、手渡しが効果的です。
ハガキの返信の期限の設定
ハガキの返信期限は挙式の1か月前くらいがベストとされています。締切日は、大安など縁起の良い日に選ぶのが一般的です。返信期限を明確にすることで、ゲストも安心して出欠の返事をすることができ、結婚式の準備を円滑に進められます。
結婚式の招待状を送る際には、送る日のタイミング、返信期限などに十分配慮することが大切です。
結婚式の招待状を送る側のマナー

結婚式を行う際に、余興や受付などを依頼する場合は、招待状でいきなり依頼するのではなく、前もって個別に連絡して了承を得ておくことが重要です。招待状で突然依頼をすると、ゲストが驚いてしまうことや、断られてしまうことを避けるためでもあります。
個別に依頼をすることで、ゲストは自分がどのような役割を果たすのかを事前に把握でき、準備を整えられます。
余興や受付を頼んでいる場合は一言メッセージを添える
さらに、余興や受付などを依頼している場合、他のゲストよりも早めに会場に集まってもらうことが多いです。何かの役割をお願いしている場合には、招待状に名刺サイズのメッセージを添付することをおすすめします。メッセージには、依頼した内容と集合場所、時間を明記し「よろしくお願いします」という一言を付け加えることで、丁寧な印象を与えられます。
配慮をすることで、ゲストに対する感謝の気持ちや敬意を伝え、ゲストも気持ち良く協力してくれるでしょう。
最後に、依頼したゲストが役割を果たしやすいように、当日のスケジュールや必要な道具などの準備を行っておくことも大切です。ゲストがスムーズに役割を果たせるようにサポートすることで、結婚式全体の成功につながります。
結婚式の招待状を返信するマナー

結婚式の招待状を受け取ったら、なるべく早く返信することが大切です。ハガキに返信の期限が記載されていますが、出席が決まっている場合は、早めに意思を伝えることがマナーです。結婚式には多くの準備が必要とされるため、招待状の返信は迅速に行うべきです。
招待状を受け取ってから2〜3日以内に返信するのが望ましいです。遅くても1週間以内には返信を済ませるように心掛けましょう。新郎新婦やその家族が招待客の出欠を把握し、結婚式の準備をスムーズに進めるられます。
都合がつかず欠席する場合
一方で、欠席する場合の返信には注意が必要です。すぐに欠席の返信を送ると、あらかじめ欠席することが決まっていたように受け取られる可能性があります。そのため、欠席の返信は1週間ほど時間を置いて送るのが良いでしょう。「なんとか結婚式に出席しようと調整したけれど無理だった」という誠意を示すことが可能です。
また、招待状に記載された期限ギリギリまで予定が分からない場合は、電話やメールなどで連絡しておくことが重要です。どうしても期限ギリギリでも出欠が決められない場合は、欠席として返信するのが適切です。
結婚式は新郎新婦にとって一生に一度の大切なイベントです。そのため、招待されたゲストとしても最大限の配慮を示しましょう。返信の際には、感謝の気持ちやお祝いの言葉を添えることも忘れずに。お祝いの気持ちを表すことで、新郎新婦との関係がさらに深まることでしょう。
結婚式の招待状の相場はいくら?

結婚式の招待状は、一部当たり350〜390円が目安となっています。50人を招待する場合、約19,000円以上を予算として考えるのが一般的です。ただし、結婚式場で招待状を依頼する場合や、結婚式場以外の業者に頼む場合、さらには招待状を手作りする場合では、金額が変わることがあります。どの程度招待状にこだわるかによって金額は変動するため、あくまで目安として考えることが重要です。
結婚式場で招待状を依頼する場合、料金が高額になるケースが多いです。高品質なデザインや印刷サービス、さらには配送手続きまでを含むためです。一方、結婚式場以外の業者に依頼する場合は、比較的リーズナブルな価格で招待状を作成できます。さらに、自分で手作りする場合は、コストを抑えることが可能ですが、時間と手間がかかることも考慮しなければなりません。
招待状は種類によって金額が異なる
結婚の準備には、新居や引越しなど多くのことを決める必要があり、忙しくなることが多いです。そのため、招待状の準備についても、時間や便利さを重視するか、料金を重視するかは個人の価値観により異なります。例えば、時間を節約したいカップルは、結婚式場や業者に依頼する方が良いかもしれません。逆に、コストを抑えたいカップルは、手作りの選択肢を検討する価値があります。
また、手作りの招待状は、二人の個性やこだわりを反映させられます。ただし、手作りの際には制作にかかる時間をしっかりと見積もることが重要です。自分たちにとって無理のない選択をすることが大切です。
自分たちの予算やスケジュール、価値観に合わせて最適な方法を選び、結婚式の準備を進めていきましょう。
まとめ

結婚式の招待状の役割と送る側と返信する側のマナーを紹介しました。結婚式の招待状は、ゲストに結婚式の日時や詳細を伝るのアイテムです。また、招待されたゲストと直接やりとりする機会やお祝いのメッセージを受ける機会でもあります。
今までお世話になった会社の人や友人など招待状を通じて多くの人とやりとりし、いよいよ結婚式が形となっていく時期でもあります。
招待状は結婚式をスムーズに迎えるためにも欠かせないアイテムの一つです。招待状のマナーを守り、新郎新婦もゲストも気持ちよく当日を迎えましょう。