自宅でのホームホワイトニングに危険性はある?副作用やデメリットを解説!
ホームホワイトニングとは自分で行う歯のホワイトニングのことです。
歯科医院やサロンで行うホワイトニングと比べて料金が低く、自宅で手軽にできるため人気があります。
しかしホームホワイトニングは良いことばかりではありません。
歯科医や歯科衛生士のプロが行うホワイトニングとは違い、ホームホワイトニングには様々な危険性やデメリットがあります。
ホームホワイトニングを検討中の方は、ぜひ今回の記事を読んでみてください!
ホームホワイトニングのデメリット
歯科医院やサロンと比べてホワイトニング効果を感じにくい
歯科医院やサロンでのホワイトニングは、歯科医や歯科衛生士によって行われます。
歯の着色の原因や、その治療方法について詳しく診療を受け、その後効果的なホワイトニング方法を提供してもらえます。
料金は高いものの、その効果は自宅でのホワイトニングとは比べ物にならないほど高いです!
さらに歯科医院やサロンでは治療後の定期的なメンテナンスや、口臭の悩みを解消するクリーニングなども行ってもらえます。
一方、自宅でのホームホワイトニングは、市販品やオフィスホワイトニングキットなどを使用して行います。
これらの商品に含まれる薬剤は、歯科医院やホワイトニングサロンで使用されるものよりも低濃度であるため、効果が感じにくいのです。
素人のためムラができてしまう可能性がある
通常のホワイトニングの場合、歯科医師や歯科衛生士が患者さんの歯の状態に合わせた方法でホワイトニングを行います。
白くしたい箇所によって塗布量を調整したり、薬剤の濃度を調整するなどの高度な技術が要求されます。
一方、自宅でのホームホワイトニングは自己流で行うため、どうしてもムラが発生してしまうことがあります。
なるべくムラができないようにするには、市販のホワイトニングキットの使用方法や塗布量、塗布タイミングなどをきちんと理解して行うことが大切です。
歯科医師や歯科衛生士に検診をしてもらえない
歯科医院やサロンでは、歯のクリーニングや歯石の除去、虫歯や歯周病の治療など、歯の健康を保つための予防や治療を行っています。
なぜなら虫歯や歯周病がある状態では効果的なホワイトニングが行えないからです。
またインプラントや矯正歯科治療を受けている方は、その人に合わせた適切なホワイトニング方法を提案してくれます。
こういったプロによる検診がホームホワイトニングではできません。
歯科医院でしか扱えない薬剤がある
歯科医院などで扱うホワイトニングの薬剤には「過酸化水素」や「過酸化尿素」などが含まれています。
これらは非常に強力な漂白効果があり、白く綺麗な歯を作ることができます。
強力な効果を持つ反面、医薬品に分類されているので、歯科医師や歯科衛生士しか扱うことができません。
市販のホワイトニングキットで「過酸化水素」や「過酸化尿素」が含まれているものはなく、もし含まれていた場合は違法になります。
ホームホワイトニングによる副作用
知覚過敏の症状が出ることがある
ホワイトニングジェルの濃度や使い方によっては、知覚過敏の症状が出ることがあります。
知覚過敏とは歯の表面のエナメル質が削れたり象牙質が露出して引き起こされるもので、歯を冷たくしたり熱くしたりすると痛みを感じます。
ホームホワイトニングを行う際には、使用する薬剤の選び方や塗布方法を正しく行い、知覚過敏を防ぐ対策を取ることが大切です。
もし知覚過敏の症状が出てしまった場合には、すぐに歯科医院へ相談しましょう。
歯茎の炎症を引き起こすことがある
自宅でのホワイトニングは正しい方法で行わないと歯茎の炎症を引き起こすことがあります。
歯茎の炎症はホワイトニング剤が歯茎に触れることで起こることが多く、痛みや腫れを伴います。
ホワイトニング剤が歯茎に触れてしまった場合はホワイトニングを中止してすぐに水でよく洗い流しましょう。
もし歯茎の炎症が起きた場合は冷やすことで痛みや腫れを和らげることができます。
しかし、症状が改善しない場合や悪化する場合は、速やかに歯科医院に相談してください!
妊娠・授乳中の方は赤ちゃんの体に悪影響を及ぼす可能性がある
妊娠・授乳中の方がホワイトニングを行うことは避けた方が良いです。
ホワイトニングに使われる薬剤が胎児や赤ちゃんに影響を与える可能性があるためです。
実際に歯科医院やサロンでは妊娠・授乳中の方がホワイトニングを行わないように注意を呼びかけているところもあります。
さらに妊娠中や授乳中の女性は、ホワイトニングだけでなく口内環境にも気を付ける必要があります。
なぜなら妊婦さんは普通の人より虫歯や歯周病になりやすく、生まれてくる赤ちゃんにも影響があるからです!
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
【妊婦さん必見!】妊娠中に歯科検診を受けたほうが良い5の理由
まとめ
やはりホームホワイトニングの場合、歯科医院やサロンと比べて多数のデメリットがあります。
それでも「治療費用が抑えられる」「手軽に始められる」などのメリットがあるのも事実です。
リスクを最小限に抑えるためには、歯科医師や歯科衛生士の方へ相談が欠かせません。
自分でホワイトニングをおこなう前に、使用する薬剤の種類や濃度、使用方法についてぜひ一度相談してみてください。
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大阪歯科学院歯科衛生士専門学校卒業
一般歯科、小児、矯正、口腔外科、訪問歯科等を経験し、現在、フリーランスの歯科衛生士として、歯科医院に勤務しながらセルフホワイトニングサロン開業中。
歯科衛生士歴21年目
2022.7〜歯科衛生士常駐のセルフホワイトニングサロン開業
・ホワイトニングコーディネーター・歯科食育士・トリートメントコーディネーター資格あり