結婚式の友人代表のスピーチ!話す構成や注意点を解説

- 友人代表のスピーチの時間の目安が知りたい
- どのような構成で話せば良いのか分からない
- スピーチをする際に注意することを知っておきたい
友人代表としてスピーチすることになった時、スピーチに不安を抱えていませんか?
友人代表としての結婚式スピーチは、特別な日を祝福する貴重な機会です。スピーチでは友人代表として、これまでの感謝と喜びを伝えつつ、新郎新婦の素晴らしい瞬間を称える心温まる言葉が求められます。
当記事では、スピーチの話す時間の目安や構成、話すときの注意点を分かりやすく解説します。友人へ祝福の気持ちを伝えるために、参考にしてみてください。
友人代表のスピーチの時間や構成

友人代表のスピーチは新郎新婦に向けてお祝いのメッセージを伝える場です。新郎新婦に向けてが一番ですが、新郎新婦の両親やゲストも新郎新婦がどのような人と交流があるのか、人柄に注目される機会でもあります。
友人代表として、新郎新婦のイメージが良くなるように振る舞うことが求められます。きちんと役目を果たすことで、友達としても信頼がさらに深まることでしょう。
友人代表スピーチの時間の目安
スピーチのトータルの時間の目安は約5分間です。
構成別のスピーチの時間の目安は以下のとおりです。
- 新郎新婦や両家の両親に挨拶をする(30秒)
- 自己紹介(30秒)
- 新郎新婦に関するエピソード(2分30秒)
- 新郎新婦にお祝いの言葉(1分30秒)
構成別で考えると、1つの目安はそこまで長く話す必要がないことが分かります。あくまで主役は新郎新婦なので、自己紹介が長くなるのは避けたいところです。
新郎新婦に関するエピソードやお祝いのメッセージに時間をとり、他の話は軽く触れる程度で話すとバランスが良いスピーチになります。
友人代表のスピーチの言葉の構成
友人代表のスピーチは以下の4つの構成から考えてみてください。時間に余裕がある時にあらかじめ話す内容を手紙にしておくことをおすすめします。
友人代表のスピーチの構成は以下のとおりです。
- 挨拶
- 自己紹介
- 新郎新婦に関するエピソード
- 新郎新婦にお祝いの言葉
1つずつ順番に解説します。
挨拶
まずは新郎新婦と両家の両親に「ご結婚おめでとうございます」と伝え、結婚式に招待されたことへのお礼を伝えます。
自己紹介
友人代表として登場したあなたがどのような人物なのかを簡単に自己紹介します。自分の名前と新郎新婦との間柄について話します。
新郎新婦に関するエピソード
ここでは新郎新婦に関する具体的なエピソードを話します。初めて会った時の印象や、新郎新婦の人柄、部活動やクラスで一緒になった時のエピソードなどを話すと良いでしょう。
新郎新婦の人柄やエピソードを話すときは、好印象を与えるエピソードを話します。優しいところが一緒にいて落ち着く、いつも部活は率先して取り組んでいた、困ったときに助けてくれたなど、その人の良い人柄が伝わる内容を話すことが求められます。
お祝いの言葉
お祝いの締めくくりとして、新郎新婦に改めてお祝いの言葉を伝えましょう。今後もよろしくお願いしますなど、結婚後も仲良くしたいことを伝えるのも良いでしょう。
スピーチの際に気をつけたい注意点

友人代表のスピーチには知っておきたいいくつかの注意点があります。マナーを守り、友人の大切な結婚式を精一杯お祝いしましょう。
友人代表スピーチの注意点は以下のとおりです。
- 長すぎるスピーチ
- 話す内容を忘れる
- 砕けすぎる
長すぎるスピーチ
結婚式の友人代表スピーチは、長すぎるのは避けるべきです。なぜなら、式の進行に影響を与え、参列者や新郎新婦に不快感を与える可能性があるからです。結婚式は特別な日であり、全体のスケジュールが決まっています。時間を超過すると、他の予定に支障をきたす可能性があります。
スピーチの長さを事前に計画し、練習することが重要です。あらかじめ話す内容を整理し、どの程度の時間がかかるのかを把握しておくと安心です。参列者の関心を引きつけつつ、主役である新郎新婦を輝かせるスピーチを心掛けましょう。
話す内容を忘れる
スピーチで話す内容を暗記して臨むと、緊張によって全ての内容を忘れてしまうことがあります。そのため、手紙にスピーチの内容を記載しておくことが重要です。手紙を見ながらスピーチをすることで、自信を持ってスムーズに話すことができます。
スピーチを始める際には、手紙を取り出すことに緊張を感じるかもしれません。その際は、短い言葉で「手紙で失礼します」と一言添えることで、より丁寧できちんとした印象を与えることができます。
結婚式当日は万全を期すために、話す内容の手紙は必ず持参しましょう。手紙を持っていれば緊張や意外な出来事に対しても安心してスピーチに集中できます。
砕けすぎる
結婚式のスピーチで砕けすぎるのは避けるべきです。なぜなら、結婚式には新郎新婦の親や上司など、さまざまな立場の参列者がいるからです。砕けすぎた言葉遣いやジョークは、場にそぐわない印象を与える可能性があります。
スピーチでは新郎新婦の良い印象を保つためにも、適切な言葉遣いとマナーを心がけることが大切です。友人同士の軽い会話は場面によって適切ですが、公の場である結婚式では適度なマナーを保つことが望ましいです。
新郎新婦への尊敬と感謝の気持ちを込めつつ、心温まるスピーチを届けることが理想的です。あまり砕けすぎず、場の雰囲気に合ったトーンで話すことで、参列者全体が心地よく楽しめる結婚式になるでしょう。
スピーチで話すときに意識したいこと
スピーチでは、大勢の前で話すため緊張して余裕がない場合も想定されますが、せっかくの機会ですので話す内容を周囲に聞き取りやすく話すことを意識しましょう。
ゆっくり聞き取りやすく話す
緊張すると、無意識に早口になる傾向にあります。そのため、落ち着きながら少しスピードを落とすことを意識しながら話すようにしましょう。
不安が大きい場合は、事前に手紙を何度も読む練習をするのがおすすめです。
手紙を読みながら話すときは、時々新郎新婦を見るようにする
きちんと話そうとすると、どうしても手紙に視線を落として話しがちですが、せっかく新郎新婦に向けたお祝いのメッセージを伝える場所なので、時々新郎新婦の顔を見ながら、話しかける気持ちで読み上げるように心がけましょう。
友人のエピソードの内容に注意!
友人の結婚式のスピーチでは、友人のエピソードに注意する必要があります。どんなに楽しい思い出や悲しい出来事であっても、すべてをスピーチで披露することは適切ではありません。
結婚式のスピーチは、新郎新婦の良いイメージを与えるために配慮が必要です。エピソードを選ぶ際には、エピソードの内容が新郎新婦にとってプラスかどうかを考えることが大切です。
迷った時は、スピーチで話す内容を新郎新婦に事前に伝え、了承を得ることが重要です。新郎新婦が納得し、喜んでくれるエピソードであれば、スピーチをより感動的なものにできます。
最悪の場合、スピーチで話してほしくなかった内容で、友人関係に亀裂を生むことも考えられます。事前に確認を取ることで、不快な状況を避け、友人との関係を損なうリスクを軽減することができます。友人の結婚式では、思いやりと配慮を持って内容を選びましょう。
結婚式で言ってはいけない忌み言葉(一部)
結婚式で言ってはいけない忌み(いみ)言葉があります。忌み言葉は結婚式で避けるようにするべきです。ここでは代表的な忌み言葉をご紹介します。
忌み言葉の中には『別れ』『不幸』『重ね』を連想させる言葉は基本的に避けるべきとされています。
別れを連想させる言葉
- 離れる
- 離婚
- 別れる
- 終わる
- 切れる
- 忘れる
- 消える
- 断つ
など
不幸を連想させる言葉
- 倒れる
- 苦しむ
- 死ぬ
- 痛い
- 崩れる
など
重ねることを連想させる言葉
- ますます
- くれぐれも
- 時々
- いろいろ
- わざわざ
上記で紹介した言葉を言い換えることが大切です。
- お忙しい中→ご多用の中
- くれぐれもよろしく→今後ともよろしく
- 月日の流れは→月日の経過は
- まだまだ未熟者→今はまだ未熟者ですが
以上の言葉は、よく使いそうな言葉の一部です。このように普段何気なく使っている言葉が、結婚式では失礼になる場合があります。大切な新郎新婦のためにも、忌み言葉には注意して、あらかじめ代わりとなる言葉をある程度覚えておくと良いでしょう。
まとめ

結婚式で友人代表のスピーチの機会は滅多にありません。頼まれた時はプレッシャーなどを感じるかもしれませんが、友人の代表として選ばれたことはとても喜ばしいことです。
事前に手紙などを用意し、見ながら話すと考えると少し気が楽になります。そして、結婚式のスピーチで話す内容の構成や例文を参考にしながら、話す内容を考えればそこまで難しいことではありません。
大切なのは、当日緊張しながらも、友人の結婚のお祝いの言葉を述べることです。当日は、結婚を決意した新郎新婦にぜひあなたからの精一杯の気持ちを伝えてみてください。