新郎のタキシード種類や選び方のコツを紹介!

結婚式では新郎新婦に注目するシーンが多く、新郎にとってタキシード選びは重要です。タキシードを選ぶ際には、新婦とのバランスと自分の魅力を引き出すタキシードを選ぶのがポイントです。
本記事では、新郎におすすめのタキシードの種類や選び方、注意点を解説します。タキシードの選び方を身に付け、自分に合ったタキシードを選択しましょう。
目 次
新郎のタキシード選びが大切な理由

新郎のタキシード選びの中で最も意識したいのが、新婦との衣装のバランスです。せっかくのタキシードも新婦とのイメージがかけ離れてしまうと、不自然な印象を与えてしまうからです。新婦との衣装のバランスを考慮しつつ、色合いや形、自分の体型に合ったものから選択しましょう。
結婚式では、多くの写真や動画を撮影することが一般的です。人生の門出にふさわしいタキシードを選ぶことで、美しい写真や動画を残すことが可能です。自分たちの特別な日を過ごすためにも、事前にどのような衣装があるのか確認しておくことが大切です。
タキシードを着る機会は滅多にないため、定番から今のトレンドを取り入れたタキシードまで、幅広くチェックし、自分らしさを演出しましょう。
タキシードは歴史ある男性のフォーマルな服装

タキシードは、男性の夜のフォーマルスタイルとして長い歴史を誇ります。スーツとは異なり、素材や形など細部に厳格なルールがあるのが特徴です。
特にジャケットの襟は重要なポイントで、鋭角的なデザインが印象的なピークドラペルと、滑らかな曲線が美しいショールカラーの2種類が一般的です。タキシードを選ぶ際は、これらの特徴を理解することで、より洗練されたスタイルを演出できます。
タキシードの種類

タキシードといっても、多くの種類があり、それぞれ形や着用シーンなど異なる特徴があります。主なタキシードの種類は、以下のとおりです。
- モーニングコート
- タキシード
- 燕尾服(テールコート)
- ディレクターズスーツ
- フロックコート
- スリーピーススーツ
モーニングコート(Morning Coat)
モーニングコートは、ジャケットの前裾が丸くカットされ、後ろに長いテール(燕尾)があるエレガントなデザインが特徴です。主に昼間(17時まで)の最も格式高い正礼装として知られ、新郎の父親や媒酌人が着用することが多い装いです。
タキシード(Tuxedo)
タキシードは、ジャケットの襟部分にサテンやシルクなど光沢のある素材を使用したデザインが特徴です。ラペルと呼ばれるシルクの襟の光沢が華やかさを演出し、フォーマルな場にふさわしい上品な印象を与えます。
主に夜(17時以降)の正礼装として、新郎が披露宴やフォーマルなパーティーで着用することが一般的です。タキシードといえばブラックが定番ですが、ネイビーやホワイトといったカラーバリエーションも人気です。また、襟の形によって印象が変わるのもポイントと言えます。
燕尾服(テールコート・Tailcoat)
燕尾服(テールコート)は、前裾が短く後ろが長い「燕尾型」のジャケットが特徴です。燕尾服は、動きに優雅さを与え、フォーマルな場にふさわしい装いとなります。
主に夜の最も格式高い正礼装とされ、晩餐会や由緒ある結婚式で新郎が着用することが一般的です。スタイリングの基本は、白のベストと蝶ネクタイを合わせたクラシックな正統派スタイルです。
燕尾服は、品格と格式を兼ね備えた堂々とした印象を演出します。華やかな夜のシーンにおいて、伝統的かつ洗練された雰囲気を求める方におすすめのフォーマルウェアです。
4. ディレクターズスーツ(Directors Suit)
ディレクターズスーツは、モーニングコートのジャケットを短くしたデザインが特徴で、シングルやダブルのスーツスタイルがあります。昼間の準礼装として位置付けられ、新郎はもちろん、親族やゲストも着用できる汎用性の高いフォーマルウェアです。
フロックコート(Frock Coat)
フロックコートは、ジャケットの裾が膝上まである長めのデザインが特徴です。一般的なスーツよりもフォーマルな印象を与え、格式のある場にふさわしい装いとなります。準礼装として分類され、新郎が格式高い披露宴や挙式で着用することが多く、伝統的なスタイルを好む方に適しています。
スリーピーススーツ(Three-Piece Suit)
スリーピーススーツは、ジャケット、ベスト、パンツの3点セットで構成されたフォーマルウェアです。シンプルながらも洗練された印象を与えるデザインが魅力で、ベストをアクセントにすることでスタイリッシュさと上品さを兼ね備えた装いになります。
タキシードやフォーマルウェア選びの基準

タキシードを選ぶ際には、挙式や披露宴などの時間帯に合わせて選ぶのもポイントです。
昼の場合はモーニングコート、夜はタキシードや燕尾服が正装と言われています。また結婚式のスタイルがフォーマルな場合は、燕尾服やタキシード、カジュアルな結婚式ならスリーピーススーツもおすすめです。
新郎自身がどんなスタイルで魅せたいかを考えながら選ぶと良いでしょう。
タキシードをおしゃれに決める選び方のポイント

タキシードをおしゃれに着こなすためにはいくつかの重要なポイントがあります。以下の3つのポイントを確認して自分に合ったタキシードを選択しましょう。
- 体型に合ったシルエットを選ぶ
- 結婚式のテーマや会場に合わせる
- 新婦のドレスとのバランスを考える
体型に合ったシルエットを選ぶ
タキシードを選ぶ場合は、自分の体型に合ったものを選ぶことが大切です。ウエストや肩幅など自分の体にフィットするものを選びましょう。自分の体型をカバーしたい場合は、小物などを使って自分の魅力が引き立つスタイルを探してみてください。
ジャストサイズのタキシードを着用することで、スマートで洗練されたイメージを与えられます。
結婚式のテーマや会場に合わせる
新郎の衣装を選ぶ場合は、結婚式のテーマや会場に合わせて選ぶことも重要です。チャペルなどで挙式をする場合はタキシードが最適です。ガーデンウエディングやリゾートウエディングなどのカジュアルな結婚式の場合は、カジュアスーツの着用も良いでしょう。
自分たちの結婚式の雰囲気に合った衣装を選べば、統一感のある結婚式を演出できます。
新婦のドレスとのバランスを考える
新郎のタキシードを選ぶ際には、新婦とのドレスの色合いや素材などのバランスを見て選ぶのも大切です。新婦のドレスがある程度決定してからタキシードを選ぶとスムーズに決められます。新婦のドレスが華やかなデザインのものであるなら、新郎はシンプルなタキシードを選ぶことで、新郎新婦の衣装のバランスが取れます。
タキシード選びで失敗しないための注意点

タキシード選びで大切なのは、サイズ感に絶対に妥協しないことです。体にぴったり合ったタキシードを選ぶことで、見た目が引き締まり、よりスタイリッシュな印象を与えます。
靴やアクセサリーとのバランスを考慮し、全体のコーディネートの統一感を意識しましょう。新婦との相談も重要で、式全体のバランスをしっかりと確認することが必要です。さらに、レンタルとオーダーどちらが自分に合うかを比較検討し、予算や好みに合わせて選ぶと、後悔のない選択ができます。
まとめ

タキシードの特徴や種類、選び方のポイントを紹介しました。タキシードは新郎の魅力を引き出すアイテムのため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
タキシードは、自分の体型に合ったものを選ぶのはもちろんですが、新婦の衣装とのバランスや結婚式のテーマなどを考慮して選びましょう。