ナプキンの表面で汚れを拭くのはマナー違反!?披露宴でやりがちなNG行動を紹介します

ナプキンの表面で汚れを拭くのはマナー違反!?披露宴でやりがちなNG行動を紹介します

結婚式は、新郎新婦にとって一生に一度の大切なイベントです。ゲストとして招待される私たちも、心を込めてお祝いの気持ちを伝えることが大切です。

そんな特別な場では、テーブルマナーや振る舞いにも気を配る必要があります。

特に披露宴ではフォーマルな雰囲気の中での食事が求められます。そのため、「ナプキンってどう使うのが正解?」「乾杯のタイミングってどうするの?」など、少し悩んでしまうポイントもあるかもしれません。

さらに、知らず知らずのうちにマナー違反となる行動をしてしまうと、せっかくのお祝いの場で周囲に不快な印象を与えることになりかねません。

今回の記事では、結婚披露宴で恥をかかないために避けるべきNG行動について詳しくお伝えします。

人生の大切な節目を祝う場で、あなたの振る舞いが新郎新婦やゲストに好印象を与えるものとなるよう、ぜひこの記事を参考にしてください!

ナプキンのマナー違反

意外とやりがちなのがナプキンのNGマナーです。

以下の内容に気をつけましょう。

着席して「すぐに」ナプキンを広げるのはNG

席に案内されると、まず目に入るのがナプキン。ですが、着席後すぐにナプキンを膝に広げるのは避けましょう。

NG理由

  1. あまりに早く手にとってしまうと料理を催促しているように見える
  2. せっかちな印象を与えてしまう
  3. ナプキンは主催者などの目上の方が先に広げることがマナー

正しいタイミング

  1. 結婚披露宴では乾杯が終わった後に広げる
  2. 目上の人や主賓がナプキンを使い始めてから広げると、よりエレガントな印象に

ナプキンの「表側」で汚れを拭く

指や口元を拭く際に、ナプキンの表側を使うのはNGです。

NG理由

  1. 使用後の汚れが人目についてしまう
  2. 周囲から不快に思われる可能性がある

正しい使い方

  1. ナプキンの裏側を使うのがポイント。
  2. 2枚重ねの上の部分をめくり返して使うと、汚れが見えずスマートです。

食事終了後にナプキンを「きれいにたたむ」

食事が終わった後、ナプキンを丁寧にたたむのはNGです。

これはやってしまっている人が多そうですね。

NG理由

  1. 「料理に満足しなかった」というメッセージを伝える行為と解釈される。

正しい置き方

  1. とはいえ、くしゃくしゃの状態で置くのも良くありません。
  2. 使用後のナプキンは、わざと角をずらすようにたたんでテーブルの上に置きましょう。
  3. きれいすぎず、乱雑すぎない状態が理想です。

乾杯に関するNGマナー

披露宴の中でも、式のスタートを飾る重要なシーンです。

しかし、無意識に行っている振る舞いが乾杯のNG行動と見なされることもあります。

乾杯の合図がある前に飲み物を口にする

披露宴では、司会者や主賓が乾杯の音頭を取るのが一般的です。

乾杯の挨拶が終わる前に飲み物に口をつけてしまうのはマナー違反です。

たとえ飲まなかったとしても、乾杯の挨拶まではグラスに手を触れないようにしましょう。

音を立ててグラスを鳴らす

乾杯の際にグラスをカチンと合わせて良いのは、ビアジョッキなどの厚手のグラスでカジュアルな席だけです。

フォーマルな席で使われるグラスは繊細なものも多く、乱暴にぶつけると割れてしまうこともあります。

フォーマルな席ではグラスを軽く持ち上げ、相手に向けて斜めに傾けるだけにしましょう。

グラスに左手を添える

器に左手を添えるのは和の作法です。洋式の食事でグラスを持つ場合、手は添えません。

ただし、着物などで手元が心配な場合は軽く指先を添えるなど、臨機応変に変えるのは良いと思います!

その他日本人がやりがちなNGテーブルマナー

音を立てて食事をする

口を閉じずにくちゃくちゃと音を立てて食べるのはもちろんマナー違反です。

また「すする」音もNG。

スープを飲む時、パスタを食べる時も音が出ないように気をつけましょう。

顔や手を触ってしまう

日本ではおしぼりが出ますが、欧米では出ません。

和食では箸を使いますが、西洋料理ではパンを手でちぎって食べます。

そのような文化の違いから、テーブルマナーにおいて、顔や手を触ることは不潔感を感じさせるのでNGです。

食器を持ち上げてしまう

日本食では食器を持ち上げるのが普通ですが、洋食では食器を持ち上げません。

スープもスプーンを使います。

持ち手のついたスープカップやコーヒーカップ、ティーカップ以外、基本的には食器を持ち上げないようにしましょう。

1人だけ早く、もしくは遅く食べてしまう

洋食はテーブルごとに同じタイミングでお皿が下げられて次の料理が出てきます。

1人だけ食事のペースが遅いと、テーブル全体のお料理のタイミングが遅れます。

1人だけ早いと、周りの方が焦ってしまいます。

同席する人と食事のペースを合わせることは「一堂に会した人が心地よいと感じる」ための大切なポイントです。

ナイフやフォークを高く持ち上げてしまう

和食でもお箸で相手を指したり、お箸を振り回したりするのがマナー違反であるように、洋食でもナイフやフォークを振り回すのはもちろんNGです。

とくにナイフは刃物ですから、より慎重に扱わなくてはいけません。

具体的にはお皿より10センチ以上持ち上げてしまうとマナー違反になります。

自分がおしゃべりをする時は、ナイフやフォークをお皿の上に置いて話を始めるようにしましょう。

まとめ

結婚式でのテーブルマナーは、新郎新婦や他のゲストへの思いやりを表現するものです。

正しい作法を守り、NG行動を避ければ、気品ある振る舞いで素敵な結婚式を楽しむことができます。

結婚式は新郎新婦だけでなく、ゲストのマナーが雰囲気をつくる大切な場です。

ぜひこの記事を参考に、結婚式で自信を持って行動しましょう!