結婚披露宴のお食事中に気をつけるべきマナーを解説！

披露宴で提供されるお食事を食べる際のマナーは大丈夫でしょうか？

そこまで気にしなくて良いでしょと思いの方もいるかもしれません。

ですが、一生に一度の結婚式に参列した人みんなが心地よい時間をすごすためにマナーがあります。

自分だけでなくみんなが心地よい時間を過ごせるよう、最低限のマナーを学んでおきましょう。

披露宴での洋食マナー

洋食の場合、カトラリー（ナイフ・フォークなど）は外側から使っていきます。

たとえ間違って内側から使ってしまったり、床に落としてしまっても慌てないようにしましょう。

ちゃんとスタッフの方が新しいのを持ってきてくれます。

食事中はナイフとフォークはお皿の上に八の字に置きます。フォークは伏せて、ナイフの刃は自分の方に向けて置くようにしましょう。

食事が終わりました、もう食べません。と伝えたい場合は、フォークは伏せずに上向きに、ナイフの刃は自分の方に向けて4時20分の方向に置いてください。

ちなみに4時20分に置くのは日本式で、フランス式は3時15分、イギリス式なら6時半に置きます。

披露宴での和食マナー

食べ始め

同じテーブルの中で一番立場が上の方から箸を取るようにします。

箸は袋に入っている場合、取り出してから結んだ袋を箸置きがわりに使っても大丈夫です。

また、テーブル奥の折に入った鯛の姿焼きやお赤飯は、食べずに持ち帰ることが多いです。

食事中

お箸と器を同時に持ち上げるのは「諸おこし」といって無作法です。

右利きの人の場合、左側にある器は箸を持ってから左手で、右側にある器は右手で器を持ち上げてから左手に持ち替えて右手で箸を取ります。

食事後

食べ終わったら、箸袋があれば袋の中に戻しましょう。

最後に作ってくださった方に感謝の気持ちを込めて、ご馳走様でしたと挨拶をします。

日本が食事中器を持つのは、大切なものを下に置かないという気持ちからだそうです。

器を大事に使い、見た目の美しさにも意識を配って、食事を美味しくいただきましょう。

お箸のマナー違反に気をつけよう

刺し箸

突き刺し損ねると食べ物が器から飛び出してしまいます。

また煮えているか確かめる行為が失礼にあたります。

寄せ箸

箸を使って器を引き寄せるのはマナー違反です。

移し箸

食べ物を箸から箸で受け渡すことは、葬儀の骨拾いを想像させるためNGです。

立て箸

ご飯にお膳を立てることは、葬儀の枕飯を連想させます。

その他披露宴の食事中に気をつけるべきマナー

スピーチ中はお話しに耳を傾けよう

披露宴でスピーチをする方は、新郎新婦がこれまで特にお世話になった方、大切な方々です。

主賓のスピーチや乾杯の挨拶の時は目線を向けてお話を聞くようにしましょう。

乾杯後は和やかな雰囲気になり、友人スピーチなどはお食事をしながら聞くようにと視界からアナウンスが入る場合もあります。

その時も周囲と笑いながらおしゃべりをしたりはせずに話に耳を傾けます。

もちろん新郎新婦が手紙を読んだり謝辞を述べたりする時も同じです。

そしてありがちですが、披露宴中は中座しないように気をつけてください。

どうしても席を外さなければいけない時は、スピーチ中は避けて歓談中にしましょう。

親御さんが挨拶に来た時は新郎新婦の素敵なところを伝えよう

披露宴の食事中、親御さんが各テーブルに挨拶に来ます。

その際はぜひ新郎新婦の素敵なところを伝えてあげてください。

新郎新婦が大人になり、一緒に住んでいない家庭が多いです。

親子であっても最近の様子や友人たちに見せる顔はわからないものです。

そういったお話を聞けることは、親御さんにとってとても嬉しいことでしょう。

また子どもが素敵な友人に囲まれていることを知ったら、きっと安心されるはずです。

食事中の姿勢にも気を配ろう

姿勢が美しい人は、それだけで上品に見えます。

逆にどれだけ食事のマナーを守って、ナイフやフォークを上手に使えても、猫背で食事をしている人は美しくないものです。

また後ろからは足元まで見えます。

かっこいいスーツや美しいドレスを着て、ヘアセットもバッチリ決めていても、足元がだらしないと台無しです。

「後ろ姿も見られている」という意識で常に背筋を伸ばすようにしましょう。

まとめ

ここまでお食事中のマナーについて解説してきました。

今回の内容をおさえておけば、大きく失敗することはありません。

それでもどうすれば良いんだろう？となるようなシチュエーションが起きてしまったとします。

その場合は「どうしたら、一堂に会した人が楽しい時間を過ごせるだろう」という視点を忘れなければ大丈夫です！

マナーを守って、楽しい時間を過ごしましょう！