【お父様必見】両家代表挨拶を失敗しないコツ!【あがり症・話し下手】

大事なお子様の結婚式。お父様は楽しみな気持ちと、不安な気持ちを抱えているのではないでしょうか?

そう!新郎側のお父様は、披露宴のクライマックスに両家代表挨拶のスピーチがあるからです。

私が参加した披露宴では、こんな方が多かったです。

  • 結婚式当日に緊張のあまり美味しそうな婚礼料理を全く食べられないお父様
  • 当日の朝にこの内容で大丈夫かな?と挨拶文を持って慌てているお父様
  • 時間ばかりを気にして「俺の出番はまだだよな…」と全く披露宴を楽しめないお父様

そんなことになってほしくない、せっかくのお子様の披露宴を楽しんでもらうために、両家代表挨拶を失敗しないためのコツを解説します!

今回の記事を読んで準備することで、ぜひ当日は披露宴を楽しんでくださいね!

①とにかく自信がつくまで練習する

しっかりと挨拶の準備ができていれば、緊張は多少軽減できるはずです。

当日成功するか失敗するかの決め手となるのは、なんだかんだ言っても準備と練習量に他なりません。

準備と練習量に比例して成功する確率というのは上がっていきます。

私の知人がスピーチを頼まれた時の話を例に挙げてみます。

挙式準備がバタバタしていたこともあり、なんと当日の3週間前くらいにいきなりスピーチを頼まれたそうです。

そもそも知人は花嫁側の父なので、スピーチをする機会はないだろうと思っていたのですが、新郎側のお父様が体調を崩されたそうで、急遽スピーチをお願いされたのだとか。

このまま準備せずに当日を迎えるとヤバイ!と思った知人は、スピーチ原稿を肌身離さず持ち歩き、出張先の新幹線の中でも原稿チェック。

家庭では奥様に何回も聞いていただき、アドバイスをもらったり、隣に立ってもらい当日のシミュレーションを徹底的に行ったそうです。

通勤時には電車内で目の前の人をゲストの方に見立ててイメージトレーニングを毎日行うという徹底ぶり。

これだけ練習したおかげで、本番は大成功だったそうです!

原稿の内容は完璧に頭の中に入ったから、当日は原稿を一度も見ないで済みました!やっぱり大事なのは当日までにどれだけ練習するかですよ!とのこと。

知人は元々人前で話すことがあまり得意ではないあがり症なのですが、圧倒的な練習量はあがり症を克服できるという良い例だなと感じました。

②深呼吸して身体をほぐす

緊張すると無意識に呼吸が浅く荒くなりがちです。呼吸が浅くなると脳に酸素がいきわたらず脳の働きも悪くなります。

スピーチの5分前から深呼吸を心がけてください。

息を鼻から深く吸ってゆっくり吐き出すと精神的に落ち着いてきます。瞑想やヨガでも言われていますが、深呼吸をすることで心が整います。

他に効果的なのは首や肩回りを柔らかくすること。

緊張すると首から肩回りが硬くなりがちです。

スピーチの少し前から腕をブラブラとさせたり、首を優しく回したり、肩を上げ下げしたりと、上半身をほぐすことで緊張で硬くなった身体が柔らかくなります。

他にも肩をすくめ、そのまま後ろにストンと肩を落とす動作を数回おこなうのもおすすめ。

深呼吸と上半身のリラックスを意識して、緊張を身体からほぐしてからスピーチに臨んでください!

③自分本意ではなく、相手のことを思いやると自然に緊張が薄れる

あ、自分今緊張しているな。と自覚すると余計に緊張してしまうという経験はないですか?

緊張する→みんながこっちを見ている、怖い→足が震える→頭が真っ白になる→緊張する

このように、緊張を自覚すると負のスパイラルに陥ってしまいます。

ではどうすれば良いのか?それは「相手にベクトルを向けてみる」です。

自分ではなく、相手に伝えよう!自分の思いを届けよう!と思うようにします。

え?どういうこと?と思われた方、今から説明します。

「絶対に間違えられない。みんなが集中して私の話を聞いているんだ」
「上手なスピーチだと思われたい..」「話し下手だと思われるのは嫌だ」

この状態はベクトルが自分に向いています。よくない状態です。

そもそもスピーチは誰のためにするのか?自分がよく思われたいとかではなく、聞いている人に自分の思いを伝えたい!

だから意識するべきは

「相手が聞き取りやすいようにゆっくりと話そう」
「ゲストにはお子様もいる。難しい言葉は使わずにわかりやすい言葉で話そう」
「自分がどう見られるかなんてどうでも良い。そもそも今日の主役は新郎新婦だ。自分は脇役に徹しよう」

このようにベクトルを相手に向けて上げる。

相手のことを想えば想うほど、自分がどう見られたいかなんてどうでも良くなるのです。

両家代表挨拶はご列席いただいた皆様に感謝を伝えるため、ということを今一度意識してみましょう。

④両家代表挨拶のタイミングを把握しておこう

両家代表挨拶の場面は、基本的に披露宴のクライマックスです。

いつ自分がスピーチを行うかを把握しておくことで、心の準備ができますね。

以下に当日の流れを簡単に説明しておきます。

  1. 新郎新婦入場
  2. 司会者から開宴の辞
  3. 新郎のウェルカムスピーチ
  4. 主賓の挨拶
  5. 乾杯
  6. 祝宴、歓談時間
  7. 友人スピーチ
  8. ケーキ入刀
  9. 新郎新婦お色直し
  10. 新郎新婦再入場
  11. 各テーブルの演出
  12. 余興
  13. 新婦の手紙
  14. 両親へ花束贈呈
  15. 両家代表挨拶←ここです
  16. 新郎挨拶
  17. 新郎新婦退場

⑤その他注意しておくこと

トイレに行くタイミングには気をつけてください。

とくに余興の後わりとすぐに新婦の手紙が始まることが多いです。その後はすぐに両家代表挨拶、お父様の出番です。

新婦の手紙が始まる直前で慌ててトイレに行ってくる!と会場を出られるお父様が多いですが、そんな時はもちろん司会者が場を繋いで喋ってくれています。

しかしあまりにお戻りが遅いと、嫌でもトイレ待ちだなとゲストの方に気づかれてしまいます。

バツ悪そうにトイレからお戻りの親御様が列に並ばれることもしばしば…。

当然そんな空気のまま両家代表挨拶のスピーチをしても、あまりうまくいかないことが多いでしょう。

披露宴当日は、トイレのタイミングにはお気をつけくださいね!

まとめ

大勢の前で話す両家代表挨拶のスピーチ、きっと緊張すると思います。

別に悪いことではありません。大事なお子様の結婚式をより良いものにしたいと思うからこそ緊張するのです。

ですがお父様ならきっと大丈夫!今回の記事を参考に、事前準備をしっかりとしておきましょう!

素晴らしい息子さんや娘さんの結婚式、不安をできるだけ解消してぜひ思いっきり楽しんでくださいね!