婚約指輪の相場はどれくらい?指輪の素材の違いと選び方を紹介

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彼女と結婚すると決意し、まずはプロポーズですが、その際に婚約指輪を検討する人も多いのではないでしょうか。

指輪の箱を開きプロポーズされるシーンは女性なら憧れをもつ人も多い傾向にあります。男性としてはそんな女性の気持ちを叶えてあげたいと思うのはごく自然なことのはず。

婚約指輪を検討するときに

  • 婚約指輪の相場が知りたい
  • 指輪の素材の違いが気になる

と疑問を抱えていませんか。

この記事では、婚約指輪の相場や役割、素材の違いを分かりやすく解説します。

婚約指輪選びの参考にしてみてください。

婚約指輪の相場

婚約指輪の相場について気になる人も多いと思います。

婚約指輪の購入金額は20代〜30代の年代は、「20万〜30万円」「30万〜40万円」で購入する人が多いです。

一方で、40代以上と年齢が上がると婚約指輪の金額も上がる場合もあります。

最近は、婚約指輪を購入せずに指輪の代わりに腕時計を購入する人も増えています。

婚約指輪の相場をお伝えしましたが、収入や指輪にかける価値観も人によって異なりますので、あくまで1つの目安として考えてみてください。

婚約指輪について

婚約指輪の役割としては、男性が女性と結婚を意識し決断したことを表すものであり、男性にとって「けじめ」と考える人も多い傾向にあります。

婚約指輪は、生涯愛する人と共に過ごしたいという愛情の気持ちを形にしたものです。

日本では1970年代頃に婚約指輪の風習が広まったとされており、ソリティアリングと呼ばれるダイヤモンドが1粒だけついているデザインが一般的です。

ダイヤモンドは硬い石であることから「純粋な愛」や「絆」を表しており、結婚すると決めた人だけが身につけることができる特別なものと言えます。

ダイヤモンドの品質

ダイヤモンドの品質は、世界的な基準は4Cと定められています。

4Cとは

ダイヤモンドの品質を表す『4C』とは以下のとおりです。

  • carat(カラット)重さ
  • cut(カット)輝き
  • color(カラー)色
  • clarity(クラリティ)透明度

この4つの頭文字の『C』が揃ったものがダイヤモンドの品質の基準となり、品質によってダイヤモンドの値段が決まります。

カラットについて

指輪を選ぶ際などに、カラットという言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、ここでは婚約指輪を選ぶ際に知っておきたいカラットについて解説します。

カラットとはダイヤモンドの重さを表す単位のことです。

1カラットは0.2gで、ダイヤモンドが重くなるほど値段も比例して高くなります。

ここで気になるのは、婚約指輪にはどのくらいのカラットが平均的な大きさですが、0.2カラットから0.3カラットを選ぶ人が多い傾向にあるようです。

あくまで平均的な数字ですので、好みのデザインや予算に応じて選ぶのが良いでしょう。

リングの素材

代表的な素材はプラチナとゴールド

ダイヤモンド以外には指輪のリングの素材によっても値段が異なります。

婚約指輪の定番の素材はプラチナとゴールドで、2つの大きな違いは色味が異なる点です。

プラチナ

プラチナはいろんなシーンに使いやすい素材で、婚約指輪=プラチナのイメージがある人も多い傾向にあります。

指輪の素材の中でもプラチナは定番の素材で、多くの人に愛用されている素材です。

一方で、多様な現代では定番ではない自分たちのこだわりを出したいと考える場合は、プラチナ以外の素材を選ぶ人も増えています。

プラチナの特徴

プラチナの特徴は以下の通りです。

プラチナは加工しやすく、金属アレルギーが起きにくい特徴があります。

また、優しい色合いをもつ素材のため日本人の肌にもなじみやすい点は、プラチナの大きな魅力の1つと言えます。

ただし純度の高いプラチナは、柔らかい素材の特製のため、傷がつきやすいのはデメリットと言えるでしょう。傷も味のうちと考えたり、傷が気になる場合は何年かおきに購入したお店でメンテナンスしてもらうのもおすすめです。

ゴールド

プラチナ以外にもゴールドは指輪の中でも人気の高い素材です。

ゴールドは『イエローゴールド』や『ピンクゴールド』、『ホワイトゴールド』などもあり、ゴールドと言っても好みの色を選べるのも魅力の1つと言えます。

ゴールドの特徴

ゴールドの素材に銅や、銀などの違う素材を入れる分量を変えることで色が変わるのが特徴です。

例えば、75%のゴールドに銀やパラジウムを入れるとホワイトゴールドになります。このように、ゴールドの素材に銅や、銀などの違う素材を入れる分量を変えることで色が変わり特性がある素材です。

ゴールドに違う素材を混ぜ合わせることで色が変わるので、色にこだわりたい人はいろんなゴールドの色から選ぶのも良いでしょう。

K18(18金)と呼ばれるものはプラチナより強度が高く、耐久性もあります。黄色っぽい色のため、肌馴染みも良い色として愛用されています。

また、プラチナに比べて強度が高く、傷がつきにくい特徴があり、他の金属に触れても変色しにくい素材です。

プラチナは定番で人気ですが、人と違った個性を出したい人や、ゴールドが好きな人も多く人気となっています。

プラチナやゴールド以外の素材

プラチナとゴールドの素材を選ぶ人が多い傾向にあります。

一方で、定番とは違うこだわりを出したい人は、プラチナやゴールド以外の素材を選んでみてください。他の人とは違う指輪を装着したい人におすすめです。

ジルコニウム

ジルコニウムは、個性を出したい人におすすめの素材です。

ジルコニウムは熱を加えることで独特な色合いが出ます。人とは違う特徴の指輪を身につけたいと考える人にはぴったりなリングの素材と言えます。

また、ジルコニウムは金属アレルギーを起こしにくく、軽くて傷にも強い特徴があります。

チタン

チタンは航空機やミサイルなどに使われる素材で、加工が難しいとされています。

アレルギー反応を起こしにくい素材で、医療器具などにも多く使用されており、金属アレルギーに不安な人向けにチタンを使ったピアスも販売されています。

変形しにくく、軽いのも特徴で重さはプラチナの1/4しかありません。

丈夫で軽く、安心して装着できるため、金属アレルギーの人にはおすすめの素材と言えます。

タンタル

黒みがありダークな印象をもつ素材です。重量があり持った感じはずっしりし、重さはプラチナと金の間と言われています。

外科用の医療器具や人体の埋め込みにも使われており、アレルギー反応はほとんど起こらないとされています。

ただし、アレルギー反応に絶対はありませんので、確認のうえ選ぶようにしてみてください。

タンタルは、黒色でダークな印象が好みの人にはおすすめの素材と言えます。

金属の中でも反射率が低くく、丈夫で変形しにくいのも特徴です。タンタルはとても稀少な素材のため、結婚指輪としてもおすすめです。

指輪の選び方

指輪を選ぶときは以下の点を考慮して選ぶのが良いでしょう。

婚約指輪はプロポーズのときに一緒に贈ることが多いため、男性1人で選ぶ場合が多い傾向にあります。

  • ブランド
  • 変質にしにくい素材であるか
  • 強度はあるか
  • 金属アレルギーが出にくいものか
  • サイズを選択
  • デザインを選択

他にはデザインや色味、金額などを考慮して、彼女のイメージに合った指輪を選ぶのがおすすめです。

また特別な指輪ということで、指輪を手作りする選択肢もあります。

どの指輪を選ぶとしても、彼女が喜んでくれる姿を思い浮かべて指輪を購入するのは、とても素敵なことであり、なかなか経験できることではありません。

自分のけじめや誠意を伝えるアイテムとして良い指輪を選びたいですね。

婚約指輪を購入するデメリット

婚約指輪を購入するデメリットは以下の通りです。

  • まとまったお金がかかる。
  • サプライズの場合、彼女の好みが難しい

プロポーズなどでサプライズで事前に用意する場合、相手の好みが分からないことがデメリットと言えます。

まったく好みではない指輪を購入しないためにも、普段から彼女の好みを知っておくことも大切です。

婚約指輪のデメリットを挙げましたが、お金がかかること以外は、あまりデメリットがないことが分かりました。

婚約指輪は結婚する決意の表れでもあり、ダイヤモンドに憧れる女性も多いので、彼女が喜ぶ姿を浮かべて選ぶのはとても素敵なことです。

婚約指輪を購入するメリット

婚約指輪は約6割の人が購入した結果があります。

出典:ゼクシイ結婚トレンド調査 2023

婚約指輪を購入するメリットは以下のとおりです。

  • 結婚したら、ダイヤを贈る機会はあまりない
  • 女性が喜ぶ
  • ダイヤモンドは女性の憧れだから

最近では多様化で婚約指輪にこだわらない人もいると思いますが、女性にとってダイヤモンドや結婚は憧れのものであることには変わりありません。

大切な人との結婚だからこそ、形に残るものを手元に置いて誰かの結婚式やどこかにお出かけのときに、思い出の婚約指輪を身につける場合もあります。

婚約指輪と結婚指輪を重ね付けすることも可能です。重ね付けをするとより豪華になるので、重ね付けを考えている場合は、購入の際にお店で相談するのもおすすめです。

婚約指輪で人気のブランド

婚約指輪で人気のブランドは以下の通りです。

  • 4℃(ヨンドシー)
  • ティファニー
  • BVLGARI(ブルガリ)
  • カルティエ
  • STAR JEWELRY(スタージュエリー)
  • 俄(にわか)
  • 銀座ダイヤモンドシライシ
  • アイプリモ

上記のブランドはあくまで一部です。ブランドよりも贈りたい気持ちと、彼女が好きなデザインなどを考慮して選ぶことも重要です。

まとめ

婚約指輪の相場や素材、選び方を紹介しました。

婚約指輪は結婚を決意し、彼女自身に結婚を意識してもらい、周囲にも結婚を示すものと言えます。

結婚指輪を購入するから、婚約指輪を省略する考えの人もいますが、大切な人からもらう指輪の喜びは何にも変えがたいものです。

婚約指輪は結婚への第一歩です。

末永く幸せな日々の積み重ねが一番大切だと言えます。指輪と共に幸せを積み重ねてください。