結婚式に遅刻・途中退席してしまう!そんな時の正しい対応方法

結婚式は新郎新婦の人生で最も特別な日といえる大切なイベントです。

そのため、遅刻や途中退席は基本的には絶対に避けるべき行為ですが、やむを得ない事情でそうした状況が発生することもあるでしょう。

そんな万が一の時に慌てないように、結婚式で遅刻や早退してしまう場合の正しい対応方法を解説します。

結婚式に遅刻してしまう場合

絶対にあってはならないことですが、もし結婚式に遅刻してしまう場合。

慌てる気持ちはわかりますが、冷静に対応することが重要です。

以下の手順を参考にしてください。

遅刻がわかったら式場に連絡する。新郎新婦への直接連絡はNG!

何らかの事情で遅れてしまう場合は、必ず式場に連絡し。遅れることと到着予定時間を伝えましょう。

もしあなたが受付やスピーチなどの役目を引き受けている場合は、その担当者へ連絡することも忘れずに。

また、新郎新婦へ直接連絡するのは絶対に避けてください。

当日、新郎新婦は自分たちのことで精一杯で、あなたのことに個別対応する余裕はありません。

挙式だけでなく披露宴にも間に合わない場合は、友達や同僚にも連絡を入れておくと、同じテーブルの方も心配しなくてすみます。

連絡時のポイント

  1. 到着予定時刻を具体的に伝える
  2. 交通状況ややむを得ない事情など、遅刻の理由を簡潔に説明する
  3. 無理に急がず、安全を優先すること

途中入場するタイミングはスタッフの指示にしたがう

披露宴中に到着した場合は、スタッフが適切な入場タイミングを案内してくれますので、必ずその指示に従いましょう。

会場のできるだけ端のほうを歩いて、なるべく目立たないように自分の席に座りましょう。

着席したら同じテーブルのゲストにはひと言遅刻したことのお詫びを入れておくと良いでしょう。

注意点ですが、勝手に会場に入るのは絶対にやめてください。

会場に入ったタイミングが主賓挨拶やケーキ入刀などとかぶってしまうと、演出が台無しになる恐れがあります。

もし到着したのが挙式の最中なら、式が一時的に区切られるタイミングまで待つことが一般的です。

ご祝儀は新郎新婦のご両親に渡す

結婚式に遅刻してしまった場合は受付がクローズされているため、ご祝儀の手渡しや芳名帳への記帳はできません。

そのため披露宴終了後に新郎新婦のご両親に遅刻のお詫びを添えて渡すのが良いと思います。

不安な場合は会場スタッフに相談し、適切なタイミングを確認するのもおすすめです。

当日渡せなかった場合は、現金書留で送りましょう。

遅刻とお祝いを渡すのが遅れたことへのお詫びを添えて、ちょっとしたお祝いの品も一緒に送るとより丁寧です。

後日改めてお詫びをする

新郎新婦に後日改めてお詫びを伝えましょう。

遅刻は新郎新婦や他の参列者にも迷惑をかける行為です。

そのため、口頭で伝えるだけでなく、お詫びの品を持っていくのも忘れずに。

新郎新婦の人生で最も特別な日に遅れてしまったのですから、誠実な振る舞いでしっかりとお詫びしてくださいね。

途中退席する場合

やむを得ない事情で結婚式を途中退席する場合も、マナーを守り適切に対応することが重要です。

途中退席がわかっている場合は事前に伝えておく

途中退席する可能性がある場合は、招待を受けた時点で新郎新婦に事情を伝えておきましょう。

この際、可能であればどのタイミングで退席する予定なのかも説明しておくことが大切です。

例えば、披露宴の中座タイミングや、スピーチが終わった後など、退席しやすい時間帯を新郎新婦と相談しておくと、当日スムーズに進行できます。

退席のタイミングはスタッフの指示を待つ

途中退席する場合も、勝手に席を立つことは避け、スタッフに一声かけて指示を仰ぎましょう。

特に披露宴では進行中に退席すると、他の参列者の注意を引いてしまうことがあります。

料理のサーブが終わったタイミングや歓談中など、迷惑にならないタイミングにスタッフが指示してくれるまで待ちましょう。

退席時の注意点

  1. 新郎新婦に直接挨拶できる場合は、お礼とお詫びの言葉を伝える。
  2. ご祝儀やプレゼントがまだの場合は、スタッフや受付に預ける。
  3. 静かに退出し、周囲に迷惑をかけない。

挙式の途中退席は絶対ダメ!

挙式は、新郎新婦が人生の新たな一歩を踏み出す神聖で厳粛な儀式です。

一般的に約30分程度行われる短い時間の儀式ですが、途中退席することは式の進行を妨げるだけでなく、厳かな雰囲気を壊してしまいます。

特に教会式や神前式では、退席の動きや音が儀式そのものを台無しにしてしまいます。

また、挙式は披露宴以上に「最初から最後まで列席すること」が求められる場であり、途中退席を前提に参加することは重大なマナー違反と言えるでしょう。

挙式の最初の一部しか参加できない、または途中退席せざるを得ない場合は、残念ですが出席は諦めて最初から欠席しましょう。

まとめ

結婚式での遅刻や途中退席は絶対に避けるべきですが、やむを得ない事情がある場合は最大限マナーを守って対応しましょう。

遅刻する場合
早めに式場に連絡を入れ、スタッフの指示に従って静かに入場する。後日改めてお詫びをすることも忘れずに。

途中退席する場合
事前に新郎新婦へ伝え、退席のタイミングや進行に配慮する。退席時も静かに行動し、式の雰囲気を損なわないようにする。

結婚式は新郎新婦にとって一生に一度の特別な日です。

あなたの振る舞いで台無しにならないように、気をつけてくださいね!