結婚式招待状のマナー!ルール!

結婚式の招待状には実は独特のマナーやルールが存在します。
分かりやすいように例文も紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!
結婚式招待状のルール
“文章は頭揃え”または”センター揃え”
普通に文章を書く時は段落の頭をひとつ開けますよね。
しかし、結婚式の招待状は頭揃えまたはセンター揃えにします。
OK例↓
このたび 私たちは結婚することになりました
つきましては 日頃お世話になっている皆さまに
NG例↓
このたび 私たちは結婚することになりました
つきましては 日頃お世話になっている皆さまに
句読点は使わない
文章を”区切る””終止符をうつ”句読点は結婚式では縁起の悪いものとされています。
そのため「、」「。」の句読点は使わないようにしましょう。
句読点を入れたい所には空白を入れるようにします。
OK例↓
このたび 私たちは結婚することになりました
NG例↓
このたび、私たちは結婚することになりました。
忌み言葉は使わない
忌み言葉とは、不吉なことを連想させるため、使用を控えたほうがよいとされている言葉です。
忌み言葉の例
「切る」「流れる」「諦める」「落ちる」「絶つ」「避ける」「終わる」「冷える」「無し」「帰る」「別れる」
など。
他にも漢字にも気をつけなければなりません。
例えば「お忙しいところ」と書く場合でも、
“心を亡くす”と書く「忙」の字は、タブーとされています。
・「忙しい」→「いそがしい」または「ご多用」
などに変換すると良いです。
他にも、「お返事」は「返」の字が「返す」という離婚を連想させるものなので使わない方が良いでしょう。
・「お返事」→「ご連絡」
といったように、ひらがなにしてしまうか、言い回しを変えて書きましょう。
重ね言葉は使わない
重ね言葉は、繰り返しのニュアンスがある言葉のため、離婚を連想させる言葉と言われています。
そのため、
「たびたび」「常々」「重ね重ね」「再び」「繰り返す」「戻す」「相次いで」
などの重ね言葉は使わないようにしましょう。
基本構成
1.頭語と結語
招待状は、あいさつ言葉の「頭語(とうご)」から始まり、締めの言葉の「結語(けつご)」で終わるようにします。
頭語と結語には決まった組み合わせがあります。
一般的には
頭語→拝啓
結語→敬具
となりますが、より丁寧な場合には
頭語→謹啓
結語→謹白
を使用します。
結語の文字の間を一文字空けると、「末広がり」の意味を持つので縁起がいいと言われています。
例)「謹白」→「謹 白」
2.時候のあいさつ
頭語の後は、時候のあいさつ、つまり季節のあいさつ言葉から文章を始めます。
「迎春の候」「盛夏の候」など、季節によって時候のあいさつ言葉はたくさんあります。
結婚式の季節ではなく、招待状を出す時期の言葉を選ぶのがポイントです。
3.本文
ここから本題に入ります。
「挙式・披露宴への招待」です。
4.差出日・差出人
本文が終わり結語で結んだら、招待状の差出日を入れます。
「差出日」といっても具体的な日にちまで書く必要はありません。
「○年○月 吉日」と書けば良いでしょう。
このとき書く月は、“招待状を投函する月”になります。
差出日を書いたら、その下に差出人の名前を書きます。
差出人は、新郎新婦の両親か、新郎新婦本人であることが一般的となっています。
5.挙式と披露宴の日時・結婚式場の案内
次に、
・挙式や披露宴の日時
・結婚式場の名前や住所、電話番号
を書いていきます。
※注意点
一部のゲストのみ挙式に参加してもらい、その他のゲストは披露宴から参加という場合は注意が必要です。
披露宴から参加するゲストへの招待状の場合、挙式のことは本文には書かないのがマナー。
挙式へ招待する人だけに、メッセージカードを同封するようにしましょう。
6.返信期日
返信は結婚式の1ヶ月前までにはもらえるように、「お手数ですが」などと添えて、期日を書いておきましょう。
例文
◯お二人が差出人の場合〈フォーマル〉
皆さまにおかれましては
お健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます
さて このたび私たちは
結婚式を挙げることとなりました
つきましては 日頃お世話になっている皆さまに
私たちの新しい門出を見守っていただきたく
披露宴を催したいと存じます
ご多用中 まことに恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますよう
ご案内申し上げます
謹 白
令和◯年◯月吉日
新郎の名前
新婦の名前
記
日時 令和◯年◯月◯日 ◯時より
会場 ◯◯◯ホテル
会場の住所
TEL◯◯◯-◯◯◯◯
なお お手数ではございますが
ご出欠のご連絡を◯月◯日までに
賜りますよう お願い申し上げます
お二人が差出人の場合〈カジュアル〉
を迎え
皆さまはいかがお過ごしでしょうか
さて このたび私たちは
結婚式を挙げることとなりました
つきましては 日頃お世話になっている皆さまに
感謝の気持ちを込めて
ささやかな小宴を催したいと存じます
ご多用中のところ まことに恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます
なお カジュアルなパーティーですので
平服でお越しください
敬 具
令和◯年◯月吉日
新郎の名前
新婦の名前
記
日時 令和◯年◯月◯日 ◯時より
会場 ◯◯◯ホテル
会場の住所
TEL◯◯◯-◯◯◯◯
なお お手数ではございますが
ご出欠のご連絡を◯月◯日までに
賜りますよう お願い申し上げます
親が差出人の場合
皆さまには ご清祥のこととお慶び申し上げます
さて このたび
◯◯(新郎父or母の名前)長男 ◯◯(新郎の名前)
◯◯(新婦父or母の名前)次女 ◯◯(新婦の名前)の
婚約が整い 結婚式を挙げる運びとなりました
ご多用中とは存じますが ぜひ参列していただき
挙式後ささやかではございますが
披露宴を兼ねて粗餐をご用意いたしましたので
合わせてご出席賜りますよう
お願い申し上げます
謹 白
令和◯年◯月吉日
新郎父or母のフルネーム
新婦父or母のフルネーム
記
日時 令和◯年◯月◯日 ◯時より
会場 ◯◯◯ホテル
会場の住所
TEL◯◯◯-◯◯◯◯
なお お手数ではございますが
ご出欠のご連絡を◯月◯日までに
賜りますよう お願い申し上げます
まとめ
このように結婚式の招待状には独自のルールが存在します。
差出人やどのようなパーティーなのかによっても文面が変わってきます。
マナーに気をつけながら招待状を書きたいですね!