事前に知っておきたい!結婚式の基本のマナーやご祝儀の相場や渡し方を解説

結婚式には重要な基本マナーがあります。招待状の返信や適切な服装、ご祝儀の準備などマナーを守ることは不可欠です。結婚式では新郎新婦の特別な日に参加するため、社会人としての常識と敬意を持って行動することが重要です。結婚式の基本マナーを理解し、適切に対応することで、お互いにとって特別な日になるでしょう。
結婚式の基本的なマナー
結婚式では社会人としてのマナーが問われます。結婚式では招待状・服装・ご祝儀など幅広い範囲において守るべきマナーが存在します。マナーを守り祝福する気持ちを持って結婚式に参列することが、何よりも大切です。
招待状のマナー

招待状を受け取ったら、なるべく早めに返信しましょう。特にハガキで送られてきた場合は、返信にも時間がかかることがあるので、余裕を持って早めに返事をすることが大切です。新郎新婦は出席者の数に合わせて席や料理を決定するため、早めの返信が役立ちます。
欠席の場合でも、ハガキで返信する際はお祝いの言葉とともに謝罪の言葉も忘れずに添えましょう。招待状には返信期限が記載されていますので、必ずその期限を守りましょう。遅れる場合は事前に連絡をしておくことで、新郎新婦も安心します。
また、ハガキでの返信の際には、黒いペンで書くようにしましょう。文字がはっきりと読みやすくなり、丁寧な印象を与えます。
結婚式の招待状に対する返信は、新郎新婦の準備や計画に大きく影響します。礼儀を重んじ、迅速かつ丁寧な対応を心がけましょう。
結婚式の服装のマナー

結婚式に出席する際には服装のマナーを守ることが大切です。特に女性は服装に配慮が求められます。
結婚式でNGな女性の服装
結婚式でNGな女性の服装について注意点をお伝えします。
まず、全身真っ白や真っ黒の服装は結婚式では避けるべきです。特に白色は花嫁のウエディングドレスと被る可能性がありますので、白い服装は控えましょう。もし黒い服を選ぶ場合でも、全身同じ色で揃えるのは避け、羽織ものや小物でアクセントをつけると良いでしょう。
次に、肩出しやノースリーブなど肌の露出が多い服装もNGです。結婚式はフォーマルな場であり、肌の露出が過度な服装は控えましょう。肩出しやノースリーブの場合は、ストールやショールを持参して肌を覆う工夫をしてみてください。
また、スカートが膝上10cm以上のミニスカートや、胸元の露出が多いデザインも避けるべきです。露出が少なく上品な服装が望ましいです。スカートの丈は膝下が適切な選択肢であり、胸元は適度なカバーがあるデザインを選ぶと良いでしょう。
結婚式は神聖な場であり、新郎新婦を祝福する場でもあります。そのため、適切な服装を心がけて、特別な日に相応しい格好をすることが大切です。上品で控えめな装いを心がけましょう。
女性の持ち物(バッグ)

結婚式に出席する女性のバッグについての注意点をご説明します。
女性が結婚式に出席する際には、パーティー用の小さめのバッグを選ぶことが一般的です。バッグのデザインにも注意が必要で、アニマル柄やファーなどは避け、カジュアルな印象を与えるデニムやビニールのものも避けるよう心がけましょう。結婚式はフォーマルな場であり、バッグの選び方も雰囲気に合わせることが重要です。
パーティーバッグは小さいことが多いですが、荷物が入らない場合は、紙袋などは避けるべきです。代わりに、サテン生地などフォーマルな素材のバッグを選ぶと良いでしょう。サテンは上品で華やかな印象を与えるため、結婚式にぴったりのバッグと言えます。
結婚式に参加する際は、服装だけでなく小物やバッグにも気を配ることが大切です。バッグは派手すぎず、かつカジュアルすぎないデザインを選ぶことで、全体のコーディネートが引き締まります。上品さやフォーマルさを意識して、バッグの選び方に工夫を凝らしましょう。
ご祝儀袋の書き方

まず、ご祝儀袋の表書きには、寿の文字よりも小さな文字で、筆ペンやサインペンを使って自分の名前を記入してください。同じ立場の人々が集まる場合は、横に並べて名前を記入することもあります。
次に、ご祝儀袋の中にはお金を入れる「中包み」と呼ばれる封筒があります。中包みの表には、新郎新婦に渡す金額を漢数字で記載し、裏面には自分の名前と住所を記入してください。金額の記載は、結婚式後に新郎新婦がご祝儀の金額を把握するために重要ですので、必ず金額を記入しましょう。
金額を書く際には、漢数字で表記することが一般的です。例えば、10,000円は「金 壱萬円」と書きます。『金』と書いた漢字と漢数字の金額は少しスペースを空けます。分かりやすく正確に記入することで、受け取る側もスムーズに管理できます。
結婚式のご祝儀は、新郎新婦の新しい生活や祝福の気持ちを込めて贈るものです。丁寧にご祝儀袋を準備し、記入する際は心を込めて行いましょう。
ご祝儀袋に書く数字は以下のような漢数字などを使って記載します。
- 1→壱
- 2→弐
- 3→参
- 5→伍
- 10→拾
封筒に書く際には、縦書きで記載するようにしましょう。
ご祝儀袋の入れ方
結婚式のご祝儀の入れ方は、細かな気配りが大切です。まず、中袋にお札を入れる際には、お札の向きに注意しましょう。お札は肖像画を上にして、封筒の表側にお札の表側が来るように入れます。
次に、中袋を包む上包みは折り返しの下側が上になるように折りたたみます。この際、包みの形が整っていることを確認しましょう。包みをきちんと折りたたんで、美しい仕上がりにすることが大切です。
結婚式のご祝儀は、お二人の新たな始まりを祝福する大切な贈り物です。心を込めて包みを整え、お札を入れる際も気配りを忘れずに行いましょう。お札の向きや包みの折り方に注意することで、さらにお祝いの気持ちが伝わります。
ご祝儀袋は、金額や相手によって選ぶことが大切です。ご祝儀袋の外袋に目安となる金額が記載されていますので、その金額に応じた袋を選ぶのがおすすめです。
また、結婚式では銀行などで新札を用意するのが一般的です。新しい門出を祝うために、新しいお札を用意するのが良いとされているため、事前に新札を用意することをおすすめします。
結婚式ご祝儀相場

結婚式のご祝儀の金額については、一般的な相場がありますが、あくまで目安であり、地域や関係性によって異なることを覚えておきましょう。
一般的な金額として、友人や同僚の場合は3万円程度、兄弟や姉妹の場合は5万円程度が多い傾向です。ただし、あくまで平均的な金額であり、経済状況や個々の関係性によって変わることもあります。親しい友人や親族の結婚式では、より高めの金額を贈ることも一般的ですが、自身の経済状況を考慮して無理のない範囲でのご祝儀が重要です。
また、ご祝儀の金額は割り切れる金額を避けることが一般的です。奇数の金額は縁起が良いとされています。
結婚式のご祝儀は、新郎新婦の新たな人生への応援や祝福の気持ちを込めて贈る大切なものです。金額や形式はあくまで目安であり、最終的には自身の心からの気持ちを大切にした上で、無理のない範囲で準備することが大切です。
結婚式でのご祝儀渡し方

結婚式でご祝儀を渡す際には、『ふくさ』を使用することが一般的です。ふくさとは、お金が入った封筒を運ぶための風呂敷のような包みを指します。結婚式やお悔やみの席などで使われることが多く、社会人であれば持っておくのがおすすめです。
ご祝儀を持参する際には、ふくさに包んで持っていくことがマナーです。ふくさはケースタイプと包むタイプの2種類に分けられます。ケースタイプは専用のケースにご祝儀を入れて持ち運ぶタイプであり、包むタイプは風呂敷のような布で包んで持ち運ぶタイプです。どちらを選ぶかは個人の好みによりますが、どちらも綺麗に持ち運べます。
ふくさを使うことで、ご祝儀を渡す際に気品を演出できます。会場に着いた際には、ふくさからご祝儀を丁寧に取り出し、渡す時には謙虚な態度でお祝いの言葉を添えることが大切です。
ふくさがない時は?
結婚式でご祝儀を持参する際にふくさがない場合、代替手段としてハンカチやスカーフを使用します。代用品を使用する際には、いくつかのポイントに注意することが大切です。
まず、ハンカチやスカーフを使う場合は、カジュアルなものではなく、フォーマルなデザインや素材のものを選びましょう。結婚式はフォーマルな場ですので、品のあるアイテムを選ぶことが重要です。
また、色についても配慮が必要です。明るめの暖色系や白い色は、祝福の雰囲気を演出する色合いですので、お祝いの席に相応しい色を選ぶよう心がけましょう。原則として、派手すぎず、控えめで上品な色合いが好まれます。
風呂敷やスカーフを使う際には、包み方も重要です。きちんとした包み方でご祝儀を持参することで、礼儀正しさや品の良さを示せます。
結婚式ではお二人の特別な日にお祝いの気持ちを伝えるためにも、細やかな配慮が求められます。ふくさがない場合でも、適切な代替品を選んで、お祝いの気持ちを伝えましょう。
まとめ
結婚式の招待状や服装、ご祝儀など結婚式の基本のマナーについて解説しました。
結婚式は、新郎新婦の人生の門出を祝福する日のため、基本的なマナーを守り、二人のお祝いの気持ちを表すことが大切です。結婚式にまつわるマナーは社会人として知っておくべきです。適切な対応で心のこもったお祝いをしましょう。